CABIN 2014

『第5回 日本海遠征』
〜 ケビン集合2014 〜
突行日 2014年 11月 16日




 ■ おわりに

盛況裏に終えたというよりも、皆で乗り越えたという言葉が相応しかった、第9回ケビン集合。この季節に、このコンディション、そして4人という少ない集合人数ではあったが、想定外に訪れるバッドニュースにも臨機応変に対応し、過去のケビン集合に勝るとも劣らない充実した楽しい2日間を過ごすことが出来た。多少強がりになるかもしれないが、少し緩み始めた地盤を固めるには、これくらい苦境の中で開催した方が結果的に良かったのかもしれない。




「もうね、こんな状況でこれだけ遊べるんだから、恐いもんなんて無いでしょ。」


これは今年参加したケビナーの総意である。




個人的な話で言えば、KOCの本戦に参加できなかったケビン集合。魚を突くどころか、一度もゴムを引かなかったケビン集合。そんなケビン集合が、こんなにも楽しめるのかと。ただ単純に、そんなことに驚かされた。ボクは一体、これまで何を見てきたんだろうか。常に理想とする楽しさばかりを追い求めてきた結果、いつしか身近にあった核心の部分がボヤけてしまっていたようだ。




10年という大きな節目を前に、何か一つ大切なモノを見つけたような気分である。




大切なモノ・・・。




ケビン集合10周年記念。その大切なモノを、一人でも多くのアフォなスピアマンと分かち合えたら、どれだけ幸せだろうか。「10年を振り返って〜」なんていうしおらしい企画をするつもりはないが、とにかくこの10年、いや、もうこの際1年でもいい。ケビン集合を応援してくれた方々、陰ながら好きでいてくれた方々と、聖地の夜を共に満喫したい。ぶっちゃけて、はっちゃけて、聖地の夜にありがとうを爆発させたい。




Anniversary‐10yearsは、ファン感謝祭。




現在決まっていることは、第10回ケビン集合で宿泊するのはケビンではなく、ケビンを見下ろせる眺めの良いコテージをレンタルするということ。そこでは例年通りにKOC(第7回)をするかもしれないし、少し変わったKOC(KING OF COTTAGE)になるかもしれない。番外編として過去のKOC料理のアレンジorリベンジコンテストなんてのも面白いかもね。そしてKOCをするのであれば、ゲストに来ていただいた方に審査員になっていただけたら・・・、という程度の漠然としたプランしか、今は描けていない。




何れにせよ、この感謝祭を強行すれば我々にとっては準備段階から何かとストレスのかかる10周年になってしまうと思われるが、それにより得られる楽しさや充実感は過去に類を見ない素晴らしいイベントになるのではないかとも感じている。聖地に新しい風を吹かせることで、翌年以降のケビン集合がまた素晴らしいイベントにも成長するだろう。・・・とまぁ、色々と御託を並べてはいるが、結局のところ『楽しみたい。』それが全てである。




ファン感謝祭と名を打っておきながら、先ず何よりも自分達が思いっきり楽しんでやろうというイカした企画。ここまで言っておきながら企画だけでポシャるかもしれないし、小規模ながらも最高の宴が開けるかもしれない。それがどうなるかは来年の夏までのお楽しみ、ということで。もし興味のある方が居られましたら、最寄のケビナーまで御一報頂ければ幸いです。


駄文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは皆々様、お達者で。




2015年は、聖地で会えると良いですね。




















































































































2014 ケビン流行語大賞   該当者無し


以下、ノミネート作品

「いつ言うの?前でしょ?」 「オレならその海苔、湿気させるね」





2014 ケビンレコード大賞   『大空と大地の中で』  松山 千春


以下、ノミネート作品

「北の国から」 さだ まさし
「アリよさらば」  矢沢 永吉








第6回 KINGNOF CABIN 王者・らくだ氏  独占インタビュー

UNDER THE GREENをご観覧の皆様、お待たせしました。ただいまより、史上初・KOC連覇という快挙を成し遂げました、第6回KOC王者・らくだ選手のヒーローインタビューです。

おめでとうございます。今の率直なお気持ちを、お聞かせください。
ありがとう。また今年も君に会えて嬉しいよ(昨年のインタビューも同じ記者が担当しました)。
勿論、来年も来てくれるんだよね?(一同笑)

これで最多勝(単独)となる3度目の優勝。そして今回は史上初の連覇です。やはり勝利の味は格別でしょうか?
格別だね。去年のそれよりも。今年はアクシデントで一度は不参加を決めていた事も大きいかな。

さて、今回は海況不良に激薄な魚影、ジュゴン選手の体調不良等も重なり、KOCでは異例の直接対決という形になりました。これにより突如変更が告げられた得点方式や、さらには日付を越えてからの決勝戦。こういった流れはおそらく想定外だったと思いますが、やり難さはなかったでしょうか?
日程が延期になった時点で今までとは全く別物のKOCになると予測していたけど…まさかここまで色々な事が重なるとは思わなかったよ。
ただ皆が同じ条件だからね。
「思い描いていた事を忠実に遂行する」。これに注力した。シンプルだけど難しいね。

決勝の相手、ホリエモン選手はいかがでしたか?
今回の彼の料理だが、味に関していえば歴代のKOC料理でもトップクラスの味だったね。素材を殺さず繊細かつ大胆。彼のカボチャの様な風貌からは想像できないよね。(ホリエモン氏のグラタンにもカボチャが入っていた事に掛けているようです)
ケビン集合全体を通しても事前に海況や魚影の情報を沢山集めてくれたり、氷を買ってきてくれたり、今回は大活躍だったよ。屁が臭い以外はね。

本戦に出場できなかった前座の二人に対しては、「未熟者」「聖地の恥」等、世間からの厳しい声も聞かれます。らくださんとしても、やはり同じお気持ちでしょうか?
ノー。彼らはよく戦った。それは同じ時間を共有すれば分かることだ。ただ成るようにしか成らないのもKOCの厳しい所だ。

さて、次は料理についてお聞かせください。今回は和の極みともいえる「鮨」で連覇に挑みました。「鮨」を選んだ経緯とこだわりについて、お願いできますか?
「“魚”が“旨い”」と書いて「鮨」だ。この日本人のソウルフードはいつ如何なる時も僕達の舌を喜ばせ、胃腸を踊らせてくれるよね。審査してくれる人達の魂に訴える料理はこれしか無いと思ったんだ。あと僕自身、寿司屋で厳しい修行(ただのバイト)を積んだ経験があったのも決め手かな。

魚は一種。握りと軍艦だけの勝負になりました。もちろん、十分過ぎる仕事量だったは思いますが、気持ちの上で不安はなかったのでしょうか?
不安はどんな料理を提供する時にも付いて回るよ。ただ制限時間内で作るにはこれくらいがギリギリだったように思える。

現場では「ホウボウを出せ」との声もあったそうですが?やはり海で地元民に「これは金にならない雑魚だ」と酷評されたのが影響したのでしょうか?
ホウボウは見た目のインパクトから面白さは十分なんだけど、味に計算できない所があったからね。
かなり迷ったけど止めておいたよ。
地元ピーポーの辛口評価にはマイッタね。次回からは獲っても隠して持ち帰る事にするよ(笑)

さぁ、ついにレジェンドの扉の前まで来ましたね。この勢いですと、向かうところ敵無しのようにも思えます。
自分が今年の2人(ジュゴン氏とみ〜ちん氏)のようにならないとは限らない。とにかく慢心せず、挑戦者の気持ちを忘れないで臨むよ。来年はサイモンやヌルハチなどの優勝経験者も帰ってくるだろうからね。

ファンは3連覇を待っていますよ。応援してくれるKOCファンに向けて、最後に一言お願いします!
いつも皆の応援が力になってるよ、本当にありがとう。メンバーを代表して御礼を言わせてもらうよ。
実を言うと来年のメニューは既に決まってるんだ。皆を「あっ!」と言わせる自身がある。楽しみにしててね!サンクス!

以上、第6回KOC王者・らくだ選手のヒーローインタビューでした!