CABIN　2013

『第２回 日本海遠征』
〜　ケビン集合２０１３　〜
突行日　２０１３年 ９月 １６日


　■ ２日目 −朝−








ツクツクボーシ。。。





ツクツクボーーシ。。。





ツクツクボーーーシ。。。





ツクツクボーーーーシ。。。











「ん〜。。。」

窓から白い光が入り、その向こうからはツクツクボウシの鳴き声が聞こえる。


･･･今、何時だ？もう朝が来たのか？


ん？


７...？


も、もう８時前か！？


ケビン棟内でここまで熟睡できたのは記憶に無い。しかも隣に悪童・ヌルハチが寝ているにも関わらず、一度も目を覚ますこと無く朝を迎える事が出来たのは、もはや奇跡と言っても過言ではないだろう。

「ぬるはち君、おはよう！」

彼に対し、久しぶりに気持ち良く朝の挨拶が出来たケビン集合二日目の朝。

台風一過の空は青く晴れ渡り、聖地には心地よい日差しが燦々と降り注いでいた。
−ＡＭ ８：００ ケビンで朝食を−












腹が減っては戦も出来ないため、朝食は必ず食べるのがケビン集合。炊事当番はもちろん、前夜のＫＯＣでワーストオブケビンに選ばれたホリちゃんが一人で担当。その他のケビナーは自由時間を満喫し、朝食が出来るのを待ちます。ウェットスーツ等の私物を洗う者もいれば、フラフープで遊ぶ者も･･･。


他のケビナーが外で遊んでいる中、


ケビン棟内で一人黙々と朝食を作らなきゃいけないなんて・・・。


ワーストにはなりたくないねぇ〜。。。
ケビン集合の朝食は出雲蕎麦が定番です。前夜の鍋の味を整え、出雲蕎麦を煮込みます。基本的には煮込み過ぎてしまうことが多く、いつも伸び伸びになった蕎麦を食べる羽目になりますが、それもケビンの朝食ならでは･･･ということで。お好みに合わせてキムチを入れたり、卵を入れたり。基本的には余った食材を全て使い切ることを目的としますので、何でもアリの闇鍋状態です。












食事を終えると身支度を済ませ、早めのチェックアウトを。


そして、男達はロマンを求めていざ海へ！


･･･といきたいところですが、、、






海が大時化で潜れない事が判った途端に廃人と化し、無気力状態に･･･。

















−ＡＭ ９：４５　後片付け−
いつまでもダラダラと過ごしても仕方ないので、重い腰を上げて後片付けです。もちろん新チャンプはリラックスタイムをそのまま継続。面倒な雑用は私達下々のケビナーの仕事になります。昨年は雑用免除で一切働かなかった元・絶対王者ヌルハチさんも、嫌々ながら洗い物に精を出します。


演技でも何でもなく、本気で嫌そうな顔をしているヌルハチさんがとても印象的でした。


しかし、そんなヌルハチさんの活躍もありまして、


雑然としていたケビン棟内も綺麗に片付き・・・


閉会宣言と施錠式を経て、麗しき聖地・ケビンとお別れになります。
GOOD - BYE　聖地





















そして・・・

バイ・バイ・サンキューガール！












−最後の余興−
ここからはステージをとある砂浜に移し、最後の余興 『スイカ割り大会』 でございます。

長いレポートですが、もうしばらくお付き合いください。






まずは正装に身を包んで集合写真！
【写真概要】
向かって右から第５回ＫＯＣのポイント順に整列し、セルフタイマーで記念撮影の時を待つ。
共にブービーで終わったイエローマスクとグリーンマスクが仲良く肩を組んでいると、５位のピンクマスクが「オレも一緒に･･･」と身体を寄せてきた。そこでグリーンマスクが一言、『キミはワーストだから、少し離れてくれないか？』と言った瞬間の写真がコレ。我々ケビナーは一見仲が良さそうにも見えるが、時として非常に上下関係が厳しい組織でもある。







記念撮影が終わると、会場のセッティングに取り掛かります。　









「今日は天気は良いけど、風がやたら強くて舞台の設営が･･･」


･･･って、

「おらおら、ボサっと突っ立ってないで働かんかい！ワースト オブ ケビン！！！」

















･･･とまぁ、そんなこんなで、３年ぶりとなるスイカ割り大会の準備が整いました！
スイカを叩く順番はもちろん、前夜のKOCの成績順。

トップバッターは新王者・らくだ様。


グルグル回って〜♪











１０回転でスットップ＆ゴー！












ふらふらと歩きながら･･･！？















海の中へ！！！












なかなか難しいもんだね。

続きまして、剣道有段者のジュゴン審査委員長は･･･


ふらふらと歩きながら･･･































unbelievable！



















しかし、木の棒が柔らかかったため、スイカを破壊するには至らず。
























といわけで、スイカに“とどめの一撃”を喰らわせに向かったヌルハチ選手は･･･













ケビンガール、エリーちゃんにニアミス（汗）！























続いてみ〜ちん選手はフルパワーで・・・


























地面を叩いて木の棒をクラッシュ！

























最後に向かったホリちゃんは･･･

良いトコを見せようと頑張って･･･
























見事、クリーンヒットに成功☆





















それでもスイカは大破せず。


まぁ、１００均で買ったホウキの柄で叩くんだからね。


綺麗真っ二つに割れないのは仕方ねーか。
ガンダムで言うところの、ギャンだね。


















しかし、これでようやくスイカが食べれると、ケビナー達は大興奮♪



もうホントに暑くてさ。喉がカラカラに渇いてしまって･･･。

季節はずれにも関わらず、瑞々しい真っ赤な果肉が・・・

ウェルカム トゥ ザ ジャンゴォーーー！！！

いやこれ、まーーーーーじで美味かったよ♪























そしてスイカを食べ終わるや否や、自然と始まったスイカの皮投げ、海面飛ばし。

（あの、海面で何回跳ねさせるか？ってヤツね。）

こちらもジュゴンさんが驚異的な回数を記録して優勝！

（回数は忘れました。）

これが結構盛り上ってね、ムキになって大人気なくやっちゃうんだよ。






















でもさ・・・

投げても投げても次から次へと波に打ち寄せられて、結局足元に帰って来るんだよね。。。



楽しいのは楽しいけど、終わりが無いとやっぱしんどい。


















・・・ってなわけで・・・



今度は帰ってこないくらい遠くにぶっ飛ばしてやろうと、スイカの皮野球がプレイボール！

しかし、割れたホウキの柄を握ってフルスイングした結果・・・

最初のスイングでいきなり左手の指と掌を数ヶ所負傷（涙）。

とくに人差し指と中指はバックリと裂けて、血がポタポタと・・・。




















･･･にも関わらず、そのまま野球を続けたんだから、ホント馬鹿だよね〜。






















まーでも、血で赤く染まったホウキの柄を見て思ったよ。























傷口は痛いし、ばい菌もたくさん入るのにさ。





















どうしてそこまでしなきゃいけないんだろうなって･･･。























答えはもちろん、自分でも解ってる。
























いつまでも、この雰囲気の中で遊び続けたかった。
























ただ、それだけ。


でも、始まりがあれば、終わりもある。　出会いがあれば、別れもある。



だからこそ、共に過ごした時間はかけがえの無い思い出になるのかな。

































みんなと別れ、広島へと向かう車内。



ヌルハチ君が目を真っ赤にして、オレにこう言ったんだ･･･

「み〜ちんさん、眠たいから運転よろしくお願いしまーす。」



























「お、おう、まかせとけ。」























２０１３年９月１６日 午後６時３０分


悪童・ヌルハチとともに、二日間のケビン集合の全日程を終えました。