CABIN 2013

『第2回 日本海遠征』
〜 ケビン集合2013 〜
突行日 2013年 9月 15日




 ■ はじめに


来週から7月。

正真正銘の「夏」に入る。


青く遠い空。白く眩しい風景。心地の良い風。

しかし浮ついた気持ちの自分の足に纏わりつく何かがいる。


そいつは


夏が終わり、少し肌寒い夜の風が吹き始めるまで僕の体の至る所を這い回る。

1年に1度しかない「あの夜、あの瞬間」までそいつはじっと身を潜めてはいるが、息づかいをすぐ近くに、確実に感じている。


晩夏の一夜の夢


夢は


吉夢 か 悪夢 か


spearfishing and cooking championship こと

K.O.C. ( king of cabin )


あの季節がやってくるのだ。

- Mr.ケビンことらくだ氏のブログ(6月28日更新分・磯魚の苦悩)より一部抜粋 -



今年で8回目を数えるケビン集合。



そんなケビン集合がエキサイティングな集まりになったのは、4年前。

そしてケビン集合に妙なストレスとプレッシャーを感じ始めたのも、4年前。

その分岐点に何があるのかといえば、やはりKING OF CABIN(以下・KOC)の存在に違いない。



しかし、ケビン集合創始者である私はここに宣言する。



我々はKOCのためにケビン集合を開催しているのではない。

我々はKOCがなくてもケビン集合を続けるだろう。



・・・。



しかしそう言い切ってはみたものの、、、それを踏まえてもこのKOCの大き過ぎる圧力・・・。

そういった信念をいつの間にか忘れさせてしまうほど、このイベントは我々にとって非常に大きなものへと成長してしまった。開催当初の謳い文句である『1時間以内で出来る、お手軽なアウトドア料理』というフランクなコンセプトは一体何処へやら?年々熱を帯びて行く現状と、それをまた翌年上回らなければという計り知れないプレッシャー・・・。



しかし今更どう嘆こうとも、もはやこの一連の流れを止める事はできないだろう。



何故ならその負の連鎖の向こう側には、ここでしか味わえない遊びの中での緊張感と達成感、そして大いなる自己満足を手にする喜びがあることを、我々は知っているからである。


第7回 ケビン集合 第4回 KING OF CABIN


さて、そんな諸刃の剣を抱えて挑む、第8回ケビン集合。今年はKOC最多勝男であり、ケビン集合においては流行語大賞やレコード大賞など幾多に及ぶ輝かしい功績を残してきたサイモン氏を諸事情で欠くという、非常に残念な集合となる。


しかも『今年は久しぶりに天候に恵まれ、両日共に最高のコンディションで魚突きが・・・♪』と思っていた矢先に太平洋上に大型の台風が発生し、進路次第ではかなり劣悪な状況におかれる様子。それでも過去7開催中6度(うち3回大時化)も雨に打たれた我々にとっては、台風の一つや二つが発生したくらいでは開催の是非を議論するにも到らず。






結局誰一人中止や延期という言葉を口にすることなく、当日の朝を迎えることとなった。








さぁ、もう四の五の言ってはいられない。








すでに戦いの火蓋は切られている。








今年は聖地で何が起こるのか!?








いや、今年は聖地で何を起こすのか!?









時代は自分達の手で、切り開く!!









「2013年・第8回ケビン集合、待ったなし!!!」







以下、第8回ケビン集合の参加メンバーです。


■2013年度 第8回ケビン集合 出場ケビナー


  らくだ   8年連続8回目の出場  高知大OB   自他共に認めるMrケビン

  み〜ちん  5年連続7回目の出場  広島県    ケビン集合創始者

  ぬるはち  4年連続7回目の出場  高知大OB   ケビン集合総書記長

  ジュゴン  5年連続5回目の出場  島根県    KOC審査委員長

  ホリエモン 3年連続3回目の出場  島根県    ビギナーケビナー 

※ケビン集合はあくまでも個人参加型のイベントではあるが、地域別対抗という特色も面白そうだという発案により、非公式ではあるが要所要所に地域色を押し出していくことになった。(参考:過去のKOC・・・広島2勝、高知2勝、島根0勝)

また今回のケビン集合においても、ヌルハチ総書記長監修の下、ケビンノートと呼ばれるノートに二日間の出来事やケビナー達の心の叫びを書き綴った。しかし内容的には書記長・ヌルハチ氏の視点から見た独断と偏見もかなり多く含まれており、その容赦ない文言は、見た者を精神的に追い詰めることから、いつしか『デスノート』と呼ばれて恐れられるようになった。(今年からは「下衆ノート」という呼び名も加わる。)

もちろん今回のレポート(主にケビンキャンプ編)も、例年同様にこのデスノートを参考にしながら、詳しく報告させて頂きます。

※ケビン集合のケビンとは『CABIN』(宿泊用の小屋)のことで、正式にはキャビンというのでしょうか。そこに年に一度仲良しこよしの硬派なスピアマン達が集合し、突果を肴に酒を飲みながら親睦を深めようという、ごく普通のアウトドアキャンプです。また、このケビンキャンプに集いしスピアマン達を、我々はケビナー(CABINNER)と呼んでいます。



尚、ケビン集合で開催されるKING OF CABIN の詳細と公式ルールについてはこちらを、

第7回ケビン集合の要項については、以下をご覧下さい。




『第7回 ケビン集合 スケジュール』

【1日目】

1.聖地ケビンを守るスタッフへの挨拶(Mr.ケビン・らくだ氏)

2.ケビン・開錠(王者・ヌルハチ氏)

3.棟内への物資の供給(前年度王者・ヌルハチ氏を除く全員)

4.談合・今後の流れについての確認

5.開会宣言(Mr.ケビン らくだ氏)

6.炊事場へ移動

7.晩飯(鍋・今回、海の幸は無し)

8.第5回KING OF CABIN開催 制限時間1時間

9.ケビン棟へ移動

10.     プレゼンテーション後、審査会

11.     投票・開票・表彰式

12.     5代目チャンピオンによる、説教

13.     大会総評(KOC審査委員長・ジュゴン氏)

14.     歓談

15.     寝床選び

16.     就寝

 

【2日目】

17.     起床・点呼・朝食(聖地蕎麦・卵キムチ・担当WOCで最後の晩餐)

18.     部屋片付け

19.     砂浜へ移動

20.     お遊戯

21.     閉会式