CABIN 2013

『第2回 日本海遠征』
〜 ケビン集合2013 〜
突行日 2013年 9月 16日




 ■ おわりに


どちらかと言えば大人しく、過去と比較すれば地味にすら思えた前年度(第7回)のケビン集合。そして第8回目となる今回も、不思議と同じような空気が流れていた。自分達は目の前に現れるイベントを、ただひたすら全力で楽しんだ。それでも聖地の夜が狂気に満ちていたわけでもなく、狂喜に沸き続けたわけでもない。もちろんそれは悪い意味ではなく、盛り上がりに欠けていたのかと言われると、決してそうではない。画像から読み知ることは出来ないかもしれないが、非常に落ち着いた、穏やかなケビン集合だった。そこに流れていたのは大人の時間。とても居心地の良いケビン集合だった。これ以上も無ければ、これ以下も無い。それはだけははっきりと断言できる。


しかしやはり、過去最高と呼ぶにはあまりにも大きなものが欠けていた。




ここにMr.サイモンが居れば・・・。

この二日間という時間の中で、心からそう思った事が何度あったことだろう。

「ケビンは“行ってナンボ”だ」

後日、電話越しでそう話すサイモンさんの声が、いやに寂しく聞こえた。




課題としても8年目を終え、今まで見えなかったものも見えて来た。ケビン集合の開催時期、KOCの開催時間、プレゼン時間の延長、ミスの無い投票制度、奈落制度と7人目のケビナー、10周年メモリアルに向けて・・・。運営上、すでに軌道に乗っているかのように思えるケビン集合とKOCであるが、議論すべきことはまだ多く残っているようだ。




しかし、改善の余地があるという事は、それだけこのケビン集合の魅力に伸び代があるということ。














それが何であろうと、オレ達は目の前にある“今という時間”を全力で楽しむのみ。














そうして全力でぶつかった全てのイベントが最高の思い出となり、














その思い出の一つ一つが道となる。














ケビナー諸君、迷わず行けよ。














行けば解るさ。




















































































































2013 ケビン流行語大賞   『IKEA、待ったなし!』  ぬるはち


以下、ノミネート作品

「お前、KOCランク6位だぞ!」 「ブレちん」 「三こすり半沢、10倍射精だ!」
「デルタ恥帯」 「増えすぎ謙信」 「愛国無罪」




2013 ケビンレコード大賞   『人生は、ラララ』  長渕 剛


以下、ノミネート作品

「潮騒のメモリー」 天野 春子
「人生は、プ・プ・プ」  ほりえもん
「KOC−アンセム−」 ケビナー








第5回 KINGNOF CABIN 王者・らくだ氏  独占インタビュー

まずはらくださん、第2回大会以来、2回目の優勝おめでとうございます。
ありがとう。

小さな節目である第5回KOCを制しましたが、1回目の優勝と今回の優勝、気持ち(喜び)の上で違いはありますでしょうか?
それは明らかに今回だね。(今回は)投票で決着が着くまで正直優勝出来る確信が持てなかったからね。

これで最多勝ケビナーサイモン氏に並びましたね。
そういう事になるね。彼とはプライベートでもよく遊ぶんだけど、何かに着けて優勝回数を比較してくるんだ。やっと同じ舞台に立てたかな(笑いながら)。

ズバリ、今回の優勝の決め手は何だったと思われますか?
「料理は五感の芸術」。味だけでなく全ての感覚で他のケビナーの満足を得られた。これに尽きると思うよ。

全国のらくだファンが知りたがっています。是非お答えください。いつもあっと驚く味を出して審査員の心と票を鷲掴みにするらくださんですが、今回はタカノハダイを使いました。そしてココナッツミルクと、グリーンカレーペースト。このアイデアの出所はどのあたりでしょうか?
そうだなー(腕を組みながらしばらく考える)。
去年、友人のダネルシオからMoqueca(ムケッカ ブラジル南部の伝統料理)を教えてもらって魚とココナッツミルクの不思議な相性に驚いたんだ。
これを自分なりに手を加えつつ、高ポイントが見込める「B級魚」と上手く組み合わせれば。。。というのが糸口だったかな。
「三角の春巻」にするというのはインド料理の「サモサ」からヒントを得てるんだよ。面白いだろ?

今回のKOCもかなりの混戦が予想されましたが、一番手強かったのは誰でしょう?
【ジュゴン】と【ヌルハチ】かな。2人の料理を食べている時は正直生きた心地がしなかったよ(笑)

それではそのお二人が連覇へ向けて最大のライバルになると考えて宜しいですか?
どうだろうね。自力は勿論だけど、この1年の過ごし方による部分が大きいと思うよ。
年々全体のレベルが上がって来ているのを感じるからね。全員にチャンスがあるといってもいいんじゃないかな。

さて、今回は最多勝男・サイモン氏不出場の中でのコンテストとなりました。それでも完全優勝と言えるのでしょうか?これをどう捉えますか?
(ため息をつきながら)君たちメディアはいつも下らない質問をするんだね。
今後、欠席者が出る度に同じ質問をするのかい?【サイモン】の欠席は事故だ。残念だし同情もしているよ。
じゃあ逆に聞くけど、フルメンバーが参加していない第3回大会までの勝利は価値の無いものなのかい?違うだろ?「誰かが参加していたら」「あの魚が突けていたら」「もっと魚突きに行けてたら」そんな言葉は無意味なんだよ。あの日あの場所で最高の料理を出した者が「完全なる」勝者だと思っているよ。

次回大会のレシピなどは、もうお考えでしょうか?
ノー。常に3年分の優秀なレシピを持っているんだが、今回の他のメンバーのレベルを見て全てを一から練り直す決心をしたよ。まったく迷惑な話だよな(笑)

連覇を果たすことの難しさは、らくださんが一番よく分かっていると思います。レジェンドの壁はさらに高いでしょう。最後に、第6回大会へ向けての意気込みをお願い致します。
次も今回と同じく「挑戦者」の気持ちで望みたいね。連覇やレジェンドについてはあまり考えないようにするよ。
最後になったんだけど今回の優勝に関して、試作魚のタカノハダイを提供してくれた讃岐のNCには本当に感謝している。この場を借りてお礼を言わせてもらうよ。