CABIN 2012

『第5回 日本海遠征』
〜 ケビン集合2012 〜
突行日 2012年 9月 22日




■ はじめに



島根の山間に佇む、聖地ケビン

聖地ケビン・・・。


まさにそこは世界中のケビナー達が熱き希望と夢を胸に目指す憧れの地であり、幾多の困難を乗り越えて築き上げたレシピの真価が試される試練の地でもある。そしてその試練の闘いに勝ち残ったケビナーにとって、世界的な名声と共に成功者としての絶対的な権力が保証される約束の地である。


≪中略≫


食欲の秋。スポーツの秋。読書の秋。


秋にまつわるものは色々とあるが、我々ケビナーにとって秋といえばケビン。ケビンといえば秋。そう、秋はケビン集合の季節である。


この我々にとって一年の集大成と言っても過言ではない自己満足な恒例行事も、試行錯誤を繰り返し、存続の危機を乗り越えながらも着実に歴史と伝統を積み重ね、今年でなんと7回目を迎えることになった。単純に7回目と言っても、7年連続の7回目である。一年に一度のイベントではあるが、他府県に散らばる社会人がこのような遊びのために7年連続欠かさず集うということは、それだけでこのケビン集合にそれ相応の魅力があるということがご理解いただけるのではないだろうか。


そんな7回目を迎えるケビン集合。


第6回 ケビン集合 第3回 KING OF CABIN


今年は6名のケビナー全員が揃って参加できることになり、ケビン集合においてその存在意義が確立されつつある余興・KING OF CABIN(後述、以下:KOC)の展開も、かつてないハイレベルな戦いになることが容易に予測される。


最高のコンディション! 突果にも期待がかかる!


さらにはここ数年悩まされ続けていた天候と海況も、予報によれば過去に例を見ない素晴らしいコンディションに恵まれるとのこと。(参考:過去6回のうち5回は雨。昨年、一昨年は時化)このコンディションにおいては例年のようにKOCのエントリーフィッシュの調達に困る事はまず無いだろうし、またこれだけのスピアマンが居れば目を見張るような大物が上がってもおかしくない。





島根の片田舎に用意された、過去最高のステージ。







そしてこれから始まる、ケビナーの、ケビナーによる、ケビナーのための二日間。







今年は一体どんなドラマが待ち受けているのか。







誰が叫び、誰が泣くのか。







聖地に棲むのは、神か魔物か・・・。







そして最後に笑う者は・・・!?






















聖地の頂へ続く熱き闘いの扉が、今開こうとしている!



















以下、第7回ケビン集合の参加メンバーです。


■2012年度 第7回ケビン集合 出場ケビナー


  らくだ   7年連続7回目の出場  高知大OB   自他共に認めるMrケビン

  み〜ちん  4年連続6回目の出場  広島県    ケビン集合創始者

  ぬるはち  3年連続6回目の出場  高知大OB   ケビン集合総書記長※1

  サイモン  5年連続5回目の出場  広島県    初代キングオブケビン

  ジュゴン  4年連続4回目の出場  島根県    KOC審査委員長

  ホリエモン 2年連続2回目の出場  島根県    ビギナーケビナー 

※ケビン集合はあくまでも個人参加型のイベントではあるが、地域別対抗という特色も面白そうだという発案により、非公式ではあるが要所要所に地域色を押し出していくことになった。(参考:過去のKOC・・・広島2勝、高知1勝、島根0勝)

泣く子も黙る、デスノート (ぬるはち著)

また今回のケビン集合においても、ヌルハチ総書記長監修の下、ケビンノートと呼ばれるノートに二日間の出来事やケビナー達の心の叫びを書き綴った。しかし内容的には書記長・ヌルハチ氏の視点から見た独断と偏見もかなり多く含まれており、その容赦ない文言は、見た者を精神的に追い詰めることから、いつしか『デスノート』と呼ばれて恐れられるようになった。(っていうか、ノートの表紙には一応ケビンノートと書いてあるが、オレ達は普通にデスノートと呼んでいる。)

もちろん今回のレポート(主にケビンキャンプ編)も、例年同様にこのデスノートを参考にしながら、詳しく報告させて頂きます。

※ケビン集合のケビンとは『CABIN』(宿泊用の小屋)のことで、正式にはキャビンというのでしょうか。そこに年に一度仲良しこよしの硬派なスピアマン達が集合し、突果を肴に酒を飲みながら親睦を深めようという、ごく普通のアウトドアキャンプです。また、このケビンキャンプに集いしスピアマン達を、我々はケビナー(CABINNER)と呼んでいます。



尚、ケビン集合で開催されるKING OF CABIN(第4回KOC)、第7回ケビン集合の要項については、以下をご覧下さい。




『第4回 KING OF CABIN 公式ルール』

 
※赤色文字は、2012年度新設ルール

KING OF CABIN とは・・・】

  ケビナーの中のケビナーであり、聖地ケビンにおいては絶対的な存在である。

  KOCに選ばれし者は、選ばれた時点からその座を降りるまでの間、ケビン集合における面倒な雑用(洗い物、穴掘り、部屋片付け、荷物運び)をすべて免除される。また狭いケビン棟内において、寝床も好きな場所を選べる。

  KOCは毎年開催されるが、3年連続で選ばれると殿堂入りし、LEGEND OF CABINとなる。聖地ケビンにおいては永遠に崇拝される存在となる。

  この栄えある栄誉を手にした者を、当サイトでは末永く称えることとする。



KOC審査基準】

  夜の宴を彩る1品料理対決とする。

  狭いケビン棟内のスペースを考慮し、料理は最小限の量とする。

  制限時間は全行程で1時間とし、鱗を落とすところからスタートとする。

  タカノハダイ、ニザダイに関してのみ、捕獲直後(現場で)の腹出しを許可する。

  時間内であれば2品出しても構わないが、それにより評価が加味されることはない。


  エントリーは当日の自分の突果(or釣果)及び海での拾得物のみとする。

  調味料や味付けに使われる具材は常識で考えられる範囲とする。

  その範囲を超えた場合は評価が下がることとする。(審査員の判断次第である)

  持ち込む調味料などの配合・下拵えは、原則現地で行うこととする。

  突果以外の魚の持ち込みは原則禁止となっているが、急な勤務の都合等により審査員がやむを得ないと判断した場合に限り、特例で許可されることもある。しかしその場合、審査員人数×−1ポイントの減点スタートとなる。


  順位はケビン集合参加者全員の投票により決められる。

  魚の味をどう活かすかがポイントである

  高級魚を普通に出すよりも、B級魚を用いた意外性のある味の方がプラス査定となる。

  ただ単純に美味い魚料理ではなく、「おぉ!この魚、こういう食べ方もあったのか!」という意外性と独創性を強く求める。

  時間は厳守されるため、60分00秒の時点でのエントリーとなる。

  試食直前に設定された3分間のプレゼンテーションの時間内であれば、盛り付け、加熱等の最終調整を行ってもよい。


KOCポイント】

  プレゼンテーション&試食後、審査は全ケビナーの投票により決定する。

  1位・・・5ポイント 2位・・・3ポイント 3位・・・2ポイント 4位・・・1ポイント 5位・・・0ポイント とし、自分への投票は禁ずる。

  獲得ポイント数の最も多い者がKING OF CABINとなり、最も少ない者はWORST OF CABINとなる。

  ポイント上位者から順に、その日の寝床を選ぶことが出来る。

  最下位になった者(ワーストオブケビン)は、翌日朝の食事当番となる。




『第7回 ケビン集合 スケジュール』

【1日目】

1.聖地ケビンを守るスタッフへの挨拶(Mr.ケビン・らくだ氏)

2.ケビン・開錠(王者・サイモン氏)

3.棟内への物資の供給(前年度王者・サイモン氏を除く全員)

4.談合・今後の流れについての確認

5.開会宣言(Mr.ケビン らくだ氏)

6.炊事場へ移動(石鯛解体ショー ぬるはち氏)

7.晩飯(日本海産のクチグロ鍋)

8.第4回KING OF CABIN開催 制限時間1時間

9.ケビン棟へ移動

10.     プレゼンテーション後、審査会

11.     投票・開票・表彰式

12.     4代目チャンピオンによる、説教

13.     大会総評(KOC審査委員長・ジュゴン氏)

14.     歓談

15.     寝床選び

16.     就寝

 

【2日目】

17.     起床・点呼・朝食(聖地蕎麦・赤まむしドリンクで最後の晩餐)

18.     部屋片付け

19.     閉会式