CABIN 2012

『第5回 日本海遠征』
〜 ケビン集合2012 〜
突行日 2012年 9月 22日




■ おわりに



今年のケビン集合も、盛況裏に幕を下ろした。



青い海、緑の自然。そしてイカした仲間達。



全てに囲まれて、そして全てを出し尽くして。



相も変わらず、あっという間の素晴らしい二日間だった。



すでに過去のケビン集合と比較すること自体がナンセンスな域にまで到達してしまっているが、今回のケビン集合においてはこれまでのようにただ楽しむだけでなく、(ケビン集合における魚突きの存在意義や、KOCの矛盾点・将来展望など)今後の方向性を担う意味でも重要なディスカッションが行えたということは、開催前には誰も予測していなかった事実である。






傍から見れば“本当にどうでも良いような些細なこと”が発端となり、議論は予想外に白熱したものとなった。しかしこれはケビン集合がただ楽しいだけの集まりではなく、各自が(それなりの)プライドと胸の内に熱い思いを秘めてこの日を迎えている証拠でもあろう。それゆえに、聖地・ケビンから笑い声が消えた40分は、非常に大きな意味を持つ。議論の多くは平行線を辿り翌年以降の持ち越しとなったが、ケビン集合実行委員としてこれほど嬉しいことは無かった。






突行内容としては久しぶりに海況の良い海に恵まれたにも関わらず、魚突きの面白さを再認識する事ができなかったのは非常に残念だったが、やはりそこはケビン集合。あの独特の雰囲気に包まれた鬼気迫る突行はなかなか味わえる体験でもなく、エキジット後の団欒もやはり普段の突行とは一線を画していた。そしてそれらの時間を共有するにあたり、自分の周りにはこんなにも素晴らしい仲間達がいるんだという事を改めて実感でき、心から幸せな気分に浸ることができた。










『最狂のケビン。最強のケビン。』









『そして最高のケビンへ。』






心から癒された二日間。心から癒しを求めた二日間。しかし自分達が楽しめば楽しむほど、そして良いイベントにしようと思えば思うほど、いつしかハードルは高くなり、ケビン集合そのものに求めるものが大きくなってしまう。






オレ達は聖地における快楽に少しずつ麻痺してしまっているため、もう少々のことでは充実感が得られなくなってしまってはいないだろうか?





















でも、見てみろよ。






















この笑顔・・・。



























このテンション・・・。

























いつになっても、これだけは絶対に忘れちゃいけない。

























オレ達は最高にハッピーなんだよ。



















ケビン集合に、これ以上もこれ以下も無いんだよ。
























「幸せな二日間を、どうもありがとう。」






























































































2012 ケビン流行語大賞   『あっちにタヌキが居ました!』  小僧

以下、ノミネート作品

「最悪な一日になった」 「オレでしょ(いくでしょ)」 「おれの話を聞け」
「ケビンに雪を降らせますよ」 「出来たら起こしてよ、ママ」




2012 ケビンレコード大賞   『レイニーブルー』  徳永英明


以下、ノミネート作品

「サヨナラ」 オフコース
「ブービーブービーブービーの音頭」  み〜ちん
「泣いてチンピラ」  長渕剛
「KOC−アンセム−」 ケビナー








第4回 KINGNOF CABIN 新王者・ヌルハチ氏  独占インタビュー

まずはヌルハチさん、KOC初優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます。今回のKOC,僕が優勝すると思っていた人は居なかったと思います。参加してから2年ですが、完全に手抜きというか不真面目キャラが定着してましたよね。だから、逆に燃えてましたね。優勝してやるって。」

御自身にとって3回目のKOCを圧勝で飾った今のお気持ちをお聞かせ下さい。
「今回試食した感じ、どれも美味しかったし、完成度はめちゃくちゃ高かった。でも、自分のが一つ頭抜けてる感じはした。だから、開票前から自分がぶっちぎりで優勝すると思ってた。 最後のみーちんさんのを食べ終わったときから優勝を感じていたので、最後にらくださんとジュゴンさんが落ちたときは、そんなに感動はありませんでしたね。優勝わかってたので。」

この優勝を一番に誰に伝えたいですか?
「まず、当時初めて真冬に突いた40cmのチヌでこの料理を作ってくれて、感動させてくれた母親に。 それから、レシピを前日まで一緒に練り上げてくれた姉に。」

18票という数についてはどうお考えでしょうか?
「思ったより少なかったな、というのが正直な感想。たぶん、一票も入らないから可愛そうだなと誰かに思った何人かが、優勝するだろうと思って僕を最下位にしたんでしょうね。」

ズバリ、優勝の決め手は何だったと思われますか?
「ストーリーと、真摯にKOCに向き合った僕の姿勢。この二点でしょうね。
料理自体は言って、ただの漬茶漬け。でも、どんぶりの中には一つの物語があったし、あのおにぎりの中には僕の思い出と情熱が入っていた。」

今回のKOCはかなりの混戦が予想されましたが、一番手強かったのは誰でしょう?
「やはり第一にらくださん。次にチャンプのサイモンさん。誰もが思いつかない料理を出してくる点で、みーちんさんも怖かった。 ホリエモンさんは、第一回目から優勝に絡んでくることは絶対にないと思っていた。KOCは初参加で優勝できるような大会じゃない。だから、今回ある意味一番驚いたのは、ホリエモンさんの料理のクオリティの高さだった。優勝こそできなかったが、ほかの料理と並べてもなんら遜色ない出来だった。 次回上位もあるでしょう。」

それでは次回大会は全員がライバルになると考えて宜しいですか?
「そういうことですね。皆、優勝できるポテンシャルはありますよ。見せ方、当日の魚、ベルの品揃え・・そういうところで勝負が決まるレベルにまで、皆の料理の質は高まってきていると思います。」

前回王者のサイモン氏がまさかのWOCになりましたが、これをどう捉えますか?
「前にも言いましたが、みんなのレベルが相当なとこまで上がってきているということでしょうね。 今回のサイモンさんも、油断してた訳ではないし、料理も悪くなかった。ただ、ちょっと辛かっただけなんです。ただそれだけで皆がサイモンさんの順位を下げた。それくらい実力伯仲していたという事だと思います。」

次回大会のレシピなどは、もうお考えでしょうか?
「今回候補から外れて作らなかった料理なら、何品かあります。でもそれじゃ優勝狙えないどころか、最下位だってある。0から考え直しますよ。」

最後に、連覇へ向けての意気込みをお願い致します。
「雑用免除のために、次回も優勝を狙っていきます。もう働きたくない!!! あじをしめた」