CABIN 2011

『第3回 日本海遠征』
〜 ケビン集合2011 〜
突行日 2011年 9月 18日




■ 1日目 −海・突行−


コンビニで朝食を済ませるサイモンさん

 雨上がりの早朝、広島市内某所にてサイモンさんと合流し、一路日本海へと車を走らせる。

 サイモンさんと僕は電車で5分少々のご近所さんにも関わらず、合同突行は去年の第5回ケビン集合以来およそ一年ぶり。最近では合同突行回数よりも、飲みに行く回数の方が多くなってしまったため、こうして一緒に海に向かう事には妙な新鮮味を感じてしまう。

 
道中の会話はやはりKOCが主題となった。お互い料理の核心にまでは迫らないものの、外堀を少しずつ探り合い、意外な調味料や必殺アイテムに驚き、そして瞬発的にテンションが上がる。今年で3回目を迎えるKOCだが、この道中のやり取り(駆け引き)も、ぼちぼち毎年恒例のようになりつつある。

 ポイント到着は8時前。しばらくして、ジュゴンさん&らくだ君と合流。サイモンさん同様、ジュゴンさん&らくだ君も、一緒に潜るのは去年のケビン集合以来であるため、こうして良き仲間を集めてくれるこのイベントに、あらためて魅力を感じずにはいられない。

PS.8時集合の約束だったのに、ジュゴンさんとらくだ君がう○こを理由に10分以上も遅刻して来た事は、ここでは言わないことにしよう。


 さて、気になる肝心の海況は…「んぅ〜(汗)。。。」…というかなり微妙な感じ。波長の長い大きなウネリが定期的に押し寄せ、瀬のある場所では海面が大きく巻き返している。沖磯や岸壁には激しい潮飛沫が上がり、白濁した周囲の視界はゼロに等しい。沖に出れば潜れない事は無さそうだが、裏を返せば沖に出ないと潜れない海。しばらく海面と睨めっこしながら4人で話し合った結果、『っていうか、沖に出れば良いじゃん?』的な軽いノリで、1本目の突行を行うことになった。


 ちなみに今回のKOCエントリー魚種は、個人的には何の魚でも良かった。

 それどころか、(後に理由は述べるが)タカノハダイのようなB級魚でのエントリーが理想的な料理でもあったため、突果に対しては例年程のこだわりやプレッシャーは全く感じていない。むしろ、これまで魚突きを始めて一度も手を出したことのない大外道・タカノハダイを突くという行為に対して自分の中でどうにも納得がいかず、【己の魚突きに対するプライド】と【KOCでの成績】のどちらを優先させるかという葛藤に対しては、最後まで答えが出せないまま、当日の海の中で結論を出そうという考えに終わっていた。


『まずは普通に魚突きをして、食材をキープしよう。タカッパを突くかどうかはそれから決めることだ。』


 気分的には、こんな感じだったかな。



■ 1本目 ポイント・OH


 
午前9時00分。風裏の湾内から、意を決して突行を開始する。

 エントリー地点の海中には浮遊物が多く、ヤス先が見えないほどの酷い透明度だったが、沖へ沖へと泳ぎ出るに連れて少しずつ視界は開けていった。それと同時に捕獲対象魚が都合良く顔を出してくることを期待したが、荒れた海況のために根魚は岩陰でお休み中なのだろうか。スズメダイやコッパグレ、タナゴや小アジの小さな群れがウネリに任せて大きく揺られている程度で、魚影の方はお世辞にも濃いとはいえない。

 それらを横目に見ながら空潜りを繰り返し、徐々に体を慣らしながら少し沖合いに位置する実績のある沈み根へと辿り着いた。水深15m程度の海底から急に立ち上がる、トップが水深3mほどの起伏の激しい沈み根の集落。潮当たりもまずまず良く、魚影の濃さと魚種の豊富さは折り紙付きのポイントである。


 息を整えて、潜行を開始…。


 最初の潜行から、イシダイ&イシガキダイの比較的大きな群れを確認することができた。その数およそ、30匹前後。35cm前後のアベレージに、最大サイズが50cmクラス。あまり擦れている様子は無く、岩陰に身を寄せてゴリ寄せすれば、代わる代わるにイシダイ達が射程圏内へと飛び込んでくる。イシダイの他にも無数のメバルに大型のメジナやコブダイ、ベイトもウジャウジャと群れており、目の前には期待通りの光景が広がっていた。


「ははぁ〜ん。今日はそういう事ね。」

「海況は悪いながらも、実績のある根の魚影や捕獲難易度はいつも通り。」


…と、少なくとも去年のKOCのように食材調達に困るような海ではないと判断し、普段通りの感覚(捕獲基準)で魚突きを行うことに。


「イシダイ50cm以上…。キジハタ40cm以上…。今日なら楽勝でしょ。」


 大きなウネリに耐えながらしばらく根の際で寄せてみると、群れの奥を泳ぐ最大サイズの個体も何度か射程に入ってきたが、その個体を改めて目測で計ってみるも50cmあるかどうか微妙なところ。とは言え今日はKOCが控えているため、“迷ったらキープ”が原則だったが、まだエントリーから15分程度しか経っていないという現状と、最悪タカッパでも良いんだからという心情が手銛の発射を躊躇させてしまい…、結局3回目の潜行時には全てのイシダイが姿を消してしまった。


「ん〜、やはりあのイシダイはキープすべきだったか?」


 と考えるも、すでに後の祭りである。同じ根の岩下には40cm弱のキジハタが佇んでいたが、先程のイシダイ達をスルーした上でこのキジハタに手を出す気にはなれず、こちらも散々迷った挙句にスルーを選択し、次の根へと向かうことにした。


「ん〜、やはりあのキジハタはキープすべきだったか?」


 わずかな時間に二度も同じ事を後悔しながら、次なる沈み根へ…。

 こちらの根も同じような形状をしているが、さらに沖合いに位置しているために潮当たりも良く、壁面に開いた大きな亀裂や折り重なった岩下等の存在も魅力的な根である。ボトムの水深は20mを軽く超えるため、持ち前のワープフィンでの攻略は少々厄介なポイントだが、段階に分かれて深くなっているため、ボトムまで何度もガチンコ潜りをする必要は無い。

 先程の好印象からすれば、この根もイシダイぐるぐる、キジハタちょろちょろ、青物ぶんぶん、ヒラスズキひょろひょろ・・・をイメージするに容易いため、『あまり欲張らず、ここらで1匹レギュレーションサイズをキープして気分的に楽になっておきますか♪』と、1発目の潜行から結果を出すべく、ヤスゴムをMAX引きで潜行を開始する。

 ジャックナイフから十数秒後、透明度は悪いながらも根の比較的良い棚に着底し、周囲を伺い・・・、唖然とした。


「さ、魚が居無ぇ…。」


 見渡す限り、閑散とした海模様。申し訳無さそうに泳ぐ30cmくらいのサンバソウが数匹目に付くが、逆に言えばそのサンバソウが目立つくらい魚影が薄かった。さらにはベイトの群れも皆無であり、何かを期待させてくれる気配すら感じられない。何度か潜行と浮上を繰り返し、ゴリ寄せしたり、岩陰を覗いたりしてみたが、全くダメ。完全に肩透かしを喰らった状態である。

 ここに来て何だか少し嫌な予感がしてきたが、『ま、まぁ今日は最悪でもタカッパが1匹獲れれば良いんだから…。』と、自分を慰めながら、次なる根へとフィンを蹴った。


 結果から言えば、嫌な予感だけが見事に的中。

 ここからエキジットまでの約1時間、まともな魚には1度も出会えず。イシダイは30cmクラスまで。ハタのシルエットはサイズ不問で皆無。透明度こそ悪いながらも7〜8mをキープしていたが、魚影の方は完全にしらけ気味でヤスゴムを引く事すらない。最後に行き着いた根で50cm〜60cm程度のヒラスズキの群れがお目見えしたが、海面にて息を整えている間に漁船に横付けされそうになり、ジエンド。高波に隠れながら漁師の目から逃れ、再びその根に戻り返るという執念のリターンダイブを試みたが、薄情なヒラスズキはすでに何処かへ消え去っていた。


 いやー、もう何やってもダメダメだったね。


 10時45分。満たされた失望感と2本目以降への体力温存のため、リミットの2時間を待たずに早めのエキジットを選択する。


 しばらく波打ち際でノンビリしていると、他の3人が続々と海から上がって来た。

 突果の方は、らくだ君がイシダイとキジハタを各1匹ずつ。ジュゴンさんはキジハタを2匹。この二人のスキルからすれば決して満足な突果(サイズ)ではないが、さすがにこのコンディションの中でKOCの食材を無事に確保し、プレッシャーから解放された二人の表情は明るかった。逆に「絶対キジハタ宣言」をしていたサイモンさんは、最後に手ぶらでエキジット。しかも突果が無い上に波酔いまでしてしまったらしく、2本目以降の突行もままならない様子である。KOCの呪縛から解かれた二人と、そうでない二人。未だ午前の1本目を消化した時点ではあるが、テンション的に明暗分かれたことは言うまでも無い。


食材を調達できた二人と・・・ 先行きが不安な二人




■ 2本目 ポイント・B2


偶然出会ったホリエモン君

 エントリーポイント付近の路上で、地元スピアマンのホリエモン君と偶然顔を合わせた。ホリエモン君ともかなり久しぶりの再会である。しばらく立ち話をした後に、明日の夜勤まで予定が空いているとのことなので、夜を含めてこれからの行動を共にすることになった。いつもと同じ顔ぶれのケビン集合に、今夜は新しい風が吹く。ん〜。素晴らしいね。

 さて、こちらのポイントは1本目に比べれば若干内湾に位置するが、完全に風裏ではないため海はそこそこ荒れており、あまり潮通しが良くないために透明度も今一つ。コンディション的には1本目を下回るが、ポイント自体の実績は決して悪くない


「何が何でもここで結果出しましょうね!」


 12時30分。サイモンさんとお互いに鼓舞し合い、荒れた海へのエントリーを開始した。


 エントリー直後の透明度は2m弱。100m程度泳ぎ出たところでようやく視界は開けてきたが、それでも透明度は5m前後。海中のウネリも大きく、魚との駆け引きにおいても身体を静止させるのはかなり厳しい状況。

 もちろんこんな海なので、魚影の方もパッとしなかった。実績のある磯周りや目ぼしい沈み根へ潜ってみても、捕獲対象魚の姿は全く確認できず、そこはまるで真冬の海のような殺伐とした雰囲気を醸し出している。


 開始から何の成果もなく1時間以上が経過。


 ここまでに見れた魚は40cmまでのイシダイと、メバルと、タナゴ。ハタ科の魚にいたってはサイズ不問でも確認すら出来ていない。タカノハダイはちょくちょく見かけるが、まだこの時点では手を出す気にはなれず。…というよりも、この状況でタカノハダイを突いて上がり「お前、何も突けないからってタカッパかよ。」と思われるのは非常に癪だったため、先ずは何が何でも普通の白身魚が欲しかった。


…とは言え、そんな簡単に良い魚が期待できそうな海でもない…。


「久しぶりに日本海まで来たのに、タカッパ獲ってエキジット!?」

「それで自分は納得できるのか!?」


 ここに来て、1本目をボウズで終えた代償が大きく圧し掛かってきたのを実感する。1本目のエキジット後にらくだ君の言っていた「み〜ちんさん、KOCを甘く見てますね。何よりまずはキープですよ。キープ。」という言葉の意味が、痛いほど身に沁みる。


「透明度悪いけど、今日は船も来ないし、もう少し沖へ出てみるか…。」


 あまり乗り気ではなかったが、他に選択肢も無かったため、さらに沖合いへと泳ぎ出てみることに。目的とするエリアの水深は15m程度だが、いくつか点在する沈み根の背は低く、海底環境はフラットに近い。従って海面から根の位置が全く分からないため、無駄な空潜りを何度も必要とした。沖に出れば潮の流れはそこそこ感じられたものの、それが逆に仇となり、せっかく見つけた小さな沈み根も、一旦浮上すれば高い確率で見失ってしまう。

 我慢の魚突き。試練の魚突き。心身ともにタフさが要求される魚突きではあったが、沖合いに出る事で確実に魚影が上向いているのは感じ取れた。イシダイの群れもサイズと規模は小さいながらもポツポツと見かけるようになり、自然とゴムに手を掛ける回数も増えていった。


 開始から1時間30分が経過。


 とある沈み根の際で10匹程度のイシダイの群れ(30cm〜50cm弱)と遭遇する。早速寄せを試みたが、寄って来るのは最前線のサンバソウのみ。息止めの限界と共に一旦浮上すると、イシダイの群れはおろか、沈み根ごと見失ってしまった。


マジかよ…。」


 着底したのは全く別の沈み根のトップ付近。水深は10m弱。あまり雰囲気の良さそうな根ではなかったため、すぐにその場を離れようとしたその時、ふと後方に目をやると、先程と同じ規模のイシダイの群れが確認できた。数にして10匹程度の小さな群れだが、アベレージサイズは一回り大きく、その中のボス格は間違いなくこの日最大サイズのイシダイだった。


「こいつをモノにするしかない…!」


 浅い水深、潜行直後、すでにヤスゴムはMAX引きというこれ以上無い好条件。大きなウネリに身体を取られないように岩陰に身を潜め、警戒心を煽らないようにゴリ寄せもせずにじっと身構える。どれだけの長期戦になろうとも、この一息で絶対に終わらせる覚悟でいたが、ボス格のイシダイは10秒程度の待ち時間であっさりと射程圏内へ。そして横を向くタイミングに合わせてヤスを撃ち込んだ。


 ドスッ!


 …と視覚から伝わる心地よい感触。



 ヤスは胸鰭の付け根辺りから反対側の鰓蓋を貫通。幸運にも撃たれたイシダイはほぼキルショットの状態でほとんど反応が無かったが、海面での取り込み作業はいつも以上に慎重になり、動かなくなったイシダイを丁寧にストリンガーへ通し終えて、ようやく胸を撫で下ろした。


 イシダイ ♀55.0cm


 本来ならばここからストレスフリーの魚突きタイム開始♪…と言いたいところだが、「時化&濁り」という魅力の無い海に長時間浸かるのも馬鹿らしくなり、KOC特有の何とも言えない開放感を漂わせながら2本目の突行を終了することにした。

 波打ち際にはサイモンさんとホリエモン君がすでにエキジット済み。ホリエモン君は時化と濁りの海域を前に、早くから潜る気力を失ったという感じ。サイモンさんは波酔いがかなり酷い様子で、「エキジット」というよりも「打ち上げられた」という言葉が相応しいくらい弱り切っていた。しかもキジハタはおろか、この2本目でも何の突果も上がっておらず、「今回のKOC、棄権でいいです…。」という超弱気なコメントまで口にしている。

 しばらくして、ジュゴンさんとらくだ君もエキジット。らくだ君はここでもまずまずのサイズのイシダイを追加。ジュゴンさんはでっぷりと太った大型のヒゲダイをチョイス。しかも聞けばこのヒゲダイ、まだまだ同じ磯際で群れを成しているとのこと。ヒゲダイはコロダイ以上にプレッシャーを掛けても逃げない魚として有名であり、パワーはあるものの捕獲難易度は限りなく低い“見つけたモン勝ち”の魚である。さらには食味としてもヒゲダイはイサキ科の魚であり、淡白で旨味のある白身は食用としても十分過ぎるほどの価値がある。


「こうなりゃサイモンさん、波酔いを押してでもその磯際に直行し、ヒゲダイ突いてKOCにエントリーしちゃいましょうよ!」


 他のケビナー達は軽いノリでサイモンさんの“泣きの3本目”を促したが、当の本人の腰はなかなか上がらない。


 ま、そりゃそうである。



・予定していたキジハタが獲れなかったし、今後も獲れそうに無い。

・朝から波酔い続きで心身ともに疲労困憊。

・ヒゲダイの居る磯際=激しくうねるサラシの下。

・しかもその磯際までは微妙に遠泳。



 結局ここで潜った5人は、虐待サイズを除けば誰一人としてキジハタを見ていないのである。しかも、海に入れば再び波酔いが始まるのは時間の問題。すでに潜闘意欲を失ったサイモンさんに、目の前に広がる荒れた海が魅力的に写るはずも無く…。


 しかしそれと同時に年に一度のKOCを棄権するという決断はそう容易い事でもなく…。


「あ、あと30分待って下さい…。…。そしたら行きますんで…。」


 という答えが出るまでには、相当な時間を要した。


良型イシダイを追加したらくだ君。 ジュゴンさんはメタボヒゲダイをゲット。




泣きの3本目 同一ポイント


 サイモンさんの奮起に触発され、オレはタカノハダイを捕獲すべく、本日最後の海に入った。

 実は今回のKOC料理、事前にスズキ等の淡白な白身で何度か試食をしてみたが、「普通に美味い」というレベルからどうやっても抜け出せなかった。インパクト的に最下位は無さそうだが、優勝は有り得ないであろう仕上がり。所謂、パンチ力不足。そこでタカノハダイの臭さ(不味さ)に、白羽の矢を立てたわけである。この臭い魚を用いて「普通に美味い」料理が出来ると、審査基準からすればそれは必然的にプラスポイントとなるはずである。ましてや、この臭味が逆に何らかの影響で良い方向へ働いたりすれば…どうなる?


 もはや博打的な考えでもあるが、KOCは優勝してこそ価値のあるものである。


 タカノハダイ。

 御命、頂戴します。


 エントリーして間も無くタカノハダイの姿は確認できたが、大き過ぎる固体を獲っても困るし、タカッパの背後の岩肌でヤス先を傷付けても嫌だし、・・・なんて思っていたらなかなか手を出すチャンスが無く、人生初のタカノハダイ捕獲まで30分近くも要してしまった。最後の最後まで胸の内に踏ん切りが付かなかったというのが大きな要因ではあるが、そうは言いながらも魚体のド真ん中に豪快にぶち込んだ渾身の傷跡は、エキジット後に皆の物議を醸す事となった。


 一方、オレより遅れてエントリーし、“サラシ”という名の戦場へ向かったサイモンさんは、オレより先にエキジットしていた。


 あまりにも早過ぎる帰還…。これが意味するのは、捨て身のゲリラ突行の不発以外に考えられない。残念ながらヒゲダイの捕獲はおろか、目的の磯際まで行き着くことが出来ずにUターンしちゃったんだな。。。サイモンさん、お疲れさま。でも…、月並みではありますが…、形式的な質問だけはさせて下さい。


奇跡のキジハタ!

「どうでした?ヒゲダイ、居ました?」



「あ、いやー、こんなん居ましたよ。」



 他には目もくれずに磯際へと直行し、潜ったらヒゲダイではなく偶然居合わせたキジハタを問答無用で捕獲し、一目散でエキジットしたらしい。


 「キジハタ!?」


 誰も予想し得なかった、まさかまさかの展開。


 この3本目に水揚げされた2匹の魚は、『奇跡のキジハタと喜劇のタカッパ』と題して、後にケビン棟内で熱く語られることとなる。



 15時30分。納銛。



 こんな感じで、1日目の魚突きは終了となった。


初タカノハダイ、捕獲完了! 2本目の総突果


さぁ、聖地に行くぞぉ〜!!!

 これより先は聖地ケビンへと場所を移し、第3回KING OF CABINを始め、ケビン棟内におけるキャンプの模様をお伝えしていきたいと思います。

 活字を打ちまくって目も頭も疲れてきましたので、ここから先はは例年通り、画像中心でレポりたいと思います。

 マウスのスクロールボタンを駆使しながら、心行くまでケビンの夜をご堪能下さい。

 そしてケビナーの皆さんは、ビールを片手にあの聖なる夜の出来事をフラッシュバックさせて下さい。


※ 途中、意味不明な内輪ネタが飛び交うことは、予め御容赦下さい。