CABIN 2011

『第3回 日本海遠征』
〜 ケビン集合2011 〜
突行日 2011年 9月 18日




■ ケビンキャンプ・初日 〜第3回KOC〜








泣きの3本目、思わぬ交通渋滞、ダラダラとした買い出し。



毎年毎年のことながら、遅すぎる日没のチェックイン



しかしそんな迷惑な5人組を、いつも笑顔で迎えてくれる聖地のスタッフ達。



長いケビンの夜は、こうした彼らの優しさを持って成り立っている。












PM7:00 らくだ氏、聖地の扉を開ける 今回も親切丁寧なスタッフがお出迎え













さぁ、今年はどんなドラマが待ち受けているのか…。












2011年ケビンキャンプのオープニングです♪

















さて、今年のケビンの内装は、グリーンかな? ピンクかな?

















ん〜、やっぱり今年もピンクのケビン(笑)!

(不思議と6年連続)

















このキャンプ場にはピンクとグリーンのケビンが2種類あるのですが、



自分達に指定されるのは何故かいつもピンク色。



これも何かの縁なんですかね。
















続々と入棟するケビナー達 そして早速、荷物の搬入作業に…。
















雨の中、車とケビンを何往復もしながら荷物を運ぶのはなかなかツライが…




















前年度KOC優勝のらくだ君は、雑用を完全免除されてリラックスムード。




















いつか味わいたい、あの優越感。


















そして、一通りの雑務を終えた後、Mrケビン・らくだ氏による・・・


















開会宣言!






















拍手に包まれるケビン棟内。



いよいよ始まるケビンキャンプ。



刻一刻とそのスタートが迫る、第3回KING OF CABIN。


















今夜の流れは…




@ 炊事場で軽く飲みながら晩御飯

A ヌルハチ君が登場するのを待って、第3回KING OF CABIN開催

B くたばるまで飲む(明日は大時化で潜れそうにないため)




…というスケジュールで進行します。



















ってなわけで、まずは炊事場へと移動し、




とりあえず…




















「乾杯〜♪」 (1回目)







ゆっくり酒を飲みながら、晩飯の準備に取り掛かることに。















ちなみに、今夜は寒いので、メインは鍋に決まり。




















「お前ら、寒くても暑くても、いっつも鍋じゃん?」



って思った方。






















あなたはなかなかのケビンフリークですよ。













早速料理を強要させられる新人ケビナー チャンプのバーナーを壊すサイモンさん



オレは自分の獲ったイシダイを捌くことに クチグロ鍋の完成です。










いやー、やっぱ美味いね。




外で食べるから余計に美味く感じる。













さらに鍋で余ったイシダイの半身を使って…




オレはイシダイの梅ドレタタキを披露。 チャンプも塩タタキみたいなお洒落な一品を。









これ、KOCの前哨戦みたいなものね。




時間の掛らない美味い一品料理としては、十分合格に値する出来栄え。


















普通に、合格ライン。










ただ、オレ達が目指す頂点は、もっともっと上の世界にある。













飲みながら、食べながら、KOCの話題になるたびに皆が口を揃えて言うんだよね。
















「自分の料理、去年より今年の方が絶対美味いよ!」



「優勝しか見えてませんから!!」



「オレの料理食べたら、腰抜かすよ?」











…だってさ。














去年も相当レベル高かったけど、一体今年のKOCはどうなっちまうんだろうね!?
















そんなこんなで鍋を食べながらダラダラ飲んでると…
















満を持して、ヌルハチ君が登場!














これでようやく今年の参加者6人が全員揃ったということで…















「あらためまして、乾杯〜♪」(2回目)

















聖地のアイドル・ヌルハチの登場により、一段と盛り上がりを見せる炊事場。

















「今年もケビンノートは僕にお任せ下さい!」

















会話も弾み、涼しいはずの炊事場に、徐々に熱気が入り始める。


















しかし、みんなのビールのペースは、それほど上がらない。
















何故なら、ここから先の1時間は、絶対に酒に飲まれてはいけないから。



そしてここから先の1時間に、一年間の思いの丈をぶち込むために。

















鍋も底を突き始め、少しずつ落ち着きがなくなるケビナー達。

















そしてついに口を開く者が…。


























「そろそろKOCやりませんか!?」

















「お?」



















「やっちゃいますか!!」



















「おっしゃ!」




















「やるぞぉ!!」























皆のテンション、今までで一番高かったね。



































−第3回 KING OF CABIN 開催−































まずは各自、入念に調理場のセッティングから…。





水場の確保、テーブルの縄張り争い、調理器具の最終調整。





急に炊事場が慌ただしくなり、笑いから一転、少しだけシリアスなムードへ…。
















毎年毎年、ただの余興なのにね。





何でこんなに熱くなれるんだろ(笑)。



















程なくして、準備は整った…。


















さぁ、始まるよ!!

















すでに気分は盛り上がってますが・・・、




さらに気合入れて行きましょう!




そして元気出して行きましょう!!






















まずはヌルハチ氏による・・・



























国家独唱!






















それでは引き続きまして、第3回KOC・出場ケビナー&エントリーフィッシュの炊事場入場です。



(調理場に向かって右側のケビナーから紹介していきます)
































『世紀の大逆転に秘策はあるのか?悪童の末脚に期待!』


1枠 1番 ヌルハチ
調理魚 スーパーで購入した イサキ(山口県産)
分野 悪意の簡単レシピ
実績 前年度 3位
KOC KOC‐ランク 4位
予想 昨年、簡単レシピで初出場ながらも3位を獲得したヌルハチ氏。今年も簡単レシピを公言しているが、簡単と手抜きは紙一重であり、審査員の胃袋と共に心を掴むことが出来るかどうかが注目される。ちなみに今回は特例で魚の持ち込みを許されたが、マイナス5点からの減点スタートとなるのが大きなネック。この差を埋めるための秘策に、是非とも期待したい。






『永遠の本命馬に、レジェンドへの道は開かれるのか!?』


1枠 2番 らくだ
調理魚 幻の魚 キジハタ
分野 ワールドワイドな創作料理
実績 第2回KOC 1位  第1回KOC 2位 
KOC KOC‐ランク 1位
予想 Mr.perfectと呼ばれるらくだ氏が、3回目のKOCで初めてキジハタを手掛けることになった。ちなみに過去2回のKOCでは、いずれも味に濃さのあるイシダイが優勝魚となっている。さぁ、キジハタでは優勝が出来ないというジンクスを覆すことができるのか!?そしてミスターパーフェクトは連覇を果たし、絶対王者に近付けるのか!?






『博打に出た冒険家。果たしてその行方は!?』


2枠 3番 み〜ちん
調理魚 泣く子も黙る残念魚 タカノハダイ
分野 冒険料理
実績 第2回KOC ブービー  第1回KOC 最下位
KOC KOC‐ランク 5位
予想 ケビンキャンプに初めて登場したB級魚・タカノハダイ。スピアマンとしてのプライドよりもKOCでの成績を優先させた意気込みが、どれだけ料理に現れるか。そしてこの魚特有の悪臭を、どれだけ掻き消すor調和させることが出来るのか?初めて対峙する大外道・タカノハダイを相手に、一料理人としての腕の見せ所でもある。






『天と地を知る男。今年は雪辱の大一番!』


2枠 4番 サイモン
調理魚 幻の魚 キジハタ
分野 家庭料理
実績 第2回KOC 最下位 第1回KOC 優勝
KOC KOC‐ランク 3位
予想 第1回KOC王者のサイモン氏が調理するのは、奇しくも第2回KOC王者・らくだ氏と同じく幻の魚・キジハタ。初代王者VS 2代目王者のキジハタ対決という図式も今回大会の見ものになりそうだ。「絶対キジハタでエントリー!」を早くから宣言していた分、自宅での調理実習も相当数を重ねて来たに違いない。最下位に終わった昨年の悔しさを晴らせるか?泣きの3本目で獲れた「奇跡のキジハタ」に今、その全てを託す!






『和職人が魅せる郷土料理。頂を見ることは出来るのか!?』


3枠 5番 ジュゴン
調理魚 磯際のチョイワル親父 ヒゲダイ
分野 和食
実績 第2回KOC 準優勝
KOC KOC‐ランク 2位
予想 今年のKOCはキジハタで臨むと言っていたが、ここに来て初突果(もちろん初料理)となるヒゲダイでのエントリーを決意する。昨年度、KOC当日に思い付いた料理で準優勝を飾れるほどの融通性と料理センスは併せ持っているが、今回のこの急な変更は吉と出るのか凶と出るのか…。日本海を知り尽くした男が、未知なる領域で答えを出す!
























今年もステージは整いました。















思い思いの魚達と、夢の共演。















泣いても笑っても1時間/365日。





























日本海・秋のグランプリ。


第3回 KING OF CABIN …。




























タイムキーパー・ホリエモン氏の合図により・・・、



























「スタートです!!」















号令と同時に、一斉に取り掛かる5人のケビナー達











さぁ、ヒゲダイ攻略なるか!? 雪辱に燃えるサイモン氏 タカッパの臭みを消すために日本酒を…



ヌルハチ君も最初だけは頑張ってます 和職人ジュゴン、今年のジャンルは? オレの料理のベースは2本のQOO!




今年もお洒落な飛び道具を…。 サイモンさん、口数少ないっす! 誰だ!?蒸し料理を作ってるのは!?










「10分経過〜♪」



いつも思うが、最初の10分はマジで早い(焦)!









細かい作業も抜かりなく! ア…、アボガドがケビンに??? 一体今年はどうなっちまうんだ!?



すでにヌルハチ君は最終調整に…。 ニンニクの香りが炊事場を包み込む。 この男は何をやってるのか!?










「30分経過〜♪」



折り返し地点。今回のペース配分は良い感じだ。

何となくシュミレーション通りに進んでることを実感できる。











専用格納庫にて急速冷蔵。 この特製ソースだけでも美味そう…。 ラクダ君、意味不明の決めポーズ!



ジュゴンさんもそろそろ最終調整に! サイモンさん、間に合うんですかぁ? すでに時間を持て余すヌルハチ氏










「残り10分です!!」










・・・。










よし、今年も何とか間に合いそうだ!











続々と仕上がる一品料理。














らくだ君、盛り付けて終了です! ジュゴンさんも無事に完成です! サイモンさんのラストスパート!!

















そして・・・

















「終了〜!!!」
















今年も無事に全員参加。



そして、全員時間内に完成。



幹事目線からすれば、まずはイベントの成功に一安心♪











・・・したいところだが、自分の料理を含め、皆の料理が気になって気になって仕方がない。













今年も凄いことになってるね。。。























それではこれより、料理を完成させた順に紹介していきます。
























エントリーN0.1  ヌルハチ
『悪意の茶碗蒸し』

役職or称号 ケビン集合総書記長
カテゴリー 誰でもできる簡単レシピ
エントリー魚 イサキ
前回大会 3位
KOC‐LANK 4位

【レシピ】

1 卵を四つ割って溶かし、ザルで濾す。

2 濾した卵液と水を1:3で混ぜ、卵液弱の量を目安に白だしとしょうゆを少々入れて味付けする。

3 魚の切身を器に入れ、その上から混ぜた卵液を入れる。

4 レミパンにカップ2杯の水を沸騰させ、器を投入。強火で3分。

5 表面が白っぽくなったら、蒸気穴を開け、弱火にする。さらに8分。

6 竹串でつついてみて、透明な液が出れば完成。濁った液が出ればさらに弱火で加熱。つつく。繰り返し。

7 三つ葉を上に乗せると見栄えがよい。


【概評】
昨年同様、誰でも出来る簡単料理をテーマに挑んだヌルハチ氏。今年は材料調達(突行)の不参加により、マイナス5ポイントからの減点スタートになったが、開始から30分程度で全行程を仕上げるこの料理に、その大きなハンデを覆すポテンシャルがあるのだろうか?レシピを読んでもこれはただの茶碗蒸しであり、そこにKOCに対する拘りや意気込みは微塵も感じ取れない。昨年同様、KOCを冒涜していると言っても過言ではない、プロらしからぬ一品料理。魅力?秘策?…いや、そこに見え隠れするのは悪意のみである。



エントリーN0.2  らくだ
『desert of the sea』
〜海の抹茶アイス〜


役職or称号 Mr.ケビン
カテゴリー ワールドワイドな創作料理
エントリー魚 キジハタ
前回大会 優勝
KOC‐LANK 1位

【レシピ】

1.アカミズを3枚におろし、柵取りして皮を引きます。

2.身は食感が残る程度(5mm)程度のみじん切りにし、海塩+白胡椒+オレガノで濃い目に味付けした後、冷やしておきます。

3.アボガドは皮と種を取り除き、網杓子や金ザルの上に乗せて木べらで裏漉しします。

裏漉ししたものは中の空気が潰されないようできるだけ力を加えずにボウルに取り、こちらも冷やしておきます。

4.火をかけていないフライパンにバルサミコ酢を200cc位投入し、強火で煮詰めていきます。

量が半分以下になり、鼻をつんざく様な酢の匂いが和らいでトロミがついたような気がしたら、たまり醤油(適当!)を入れて火を止めます。

5.荒熱がとれたら大量のTUBEワサビを溶かし入れ、ソースの完成です。

6.23を混ぜ合わせ、アイスの様な形状にしたらオシャレなカップに入れましょう。

7.4のソースをかけ、嫁さんの実家からくすねてきたスダチをトッピングすれば完成です!!!


【概評】
昨年度を圧勝(単勝支持率90%)で飾った王者・らくだ氏の料理は、「森のバター」と呼ばれるアボガドと「幻の魚」と称されるキジハタをコラボレーションさせたお洒落なデザート。魚臭さが許されないこのカテゴリーを選んだにも関わらず、出場者の中で唯一調理魚を加熱せずに作り上げたことには純粋に驚きを隠せない。食べる者の五感に問い掛けるらくだ氏の料理に、良い意味で遊び心が加わった逸品。この緑の宝石は、レジェンドオブケビンに近付く布石となるのだろうか!?



エントリーN0.3  ジュゴン
『美味しさ踊る ヒゲダンス』

役職or称号 KOC審査委員長
カテゴリー 日本料理
エントリー魚 ヒゲダイ
前回大会 2位
KOC‐LANK 2位

【レシピ】

■材料■ 

 ヒゲダイ    片身
 ナス小     1本
 エリンギ    数本
 プチトマト   6個くらい
 ニンニク    2かけら
 大葉      4枚
 味ポン     少々
 オリーブオイル 少々
 塩コショウ   少々

■下準備■

@:ヒゲダイは三枚におろして中骨と皮を取り除きブツ切りし、塩コショウをまぶして下味をつける。

A:ナス、エリンギを賽の目に切り、プチトマトは半分に切る。

B:ニンニクは薄くスライス、大葉は千切りしておく。

■作り方■

@:下準備@をアルミホイルで包み、水を適量はったフライパンンに並べて蓋をして15分程度蒸す。

A:別のフライパンでニンニクスライスをオリーブオイルでキツネ色になるまで炒める。※焦がさないように!!
 炒めたニンニクは小皿に取り出しておく。

B:Aのオリーブオイルでナス、エリンギを炒める。火が通ったころあいで、プチトマトも入れて軽く炒める。

C:@で蒸した魚を皿に盛り付けておく。

D:Cでアルミホイルに残った旨味エキスと味ポンをBに入れてひと煮立ちしたら火を止めてソースの出来上がり。

E:ソースを魚にブッカケて、Aで用意したニンニクチップと大葉を散らして完成です♪


【概評】
炊事場を包み込んだガーリックの香り。魚の旨味を1滴も逃がさず、凝縮させた煮汁。ふんだんに散りばめられた、季節の野菜。マエストロ・ジュゴンが奏でた料理は、主張の強いこれらの楽器を一つに纏めた3重奏。随所に光る、和洋の駆け引き。素材の味を引き出す、たしかなセンス。ヒゲダイという未知なるステージの上に、降り注いだ力強いハーモニー。初出場ながらも前年度を準優勝で終えたジュゴン協奏曲第2章は、聖地の夜にどんな音色を響かせるのか?



エントリーN0.4  サイモン
『奇跡の釜飯〜ピリ皮を添えて〜

役職or称号 KOC初代チャンプ
カテゴリー 家族愛
エントリー魚 キジハタ
前回大会 最下位
KOC‐LANK 3位

【レシピ】

※まず最初に、この料理には奇跡的に捕獲できたアコウが必要です。


米を研ぎます→ざるに10分さらします→だしと米と奇跡のアコウの切り身を釜にセットします

だしはアコウで取れればそりゃ最高、、、でも時間がね〜、だから、最高に旨いだしを用意しました!

『だし道楽』http://dashidouraku.com/

昨年、ヌル氏の酷評に泣いた私、今年はヌル票を取りにいきました!このだし、ヌル氏ゆかりの江田島産です!

あとは30分+αの燃料に火を点けてっと。+αは当日の天気や気温を考慮して、良い感じのおこげになるように。。。


釜飯が炊ける間に、、、

奇跡のアコウの皮を湯引きします→小さく切った皮を胡麻油とポン酢と刻みネギと島唐辛子であえて出来上がり!

ここで50分経過ぐらい、あとはすりゴマと刻んだ大葉を炊き上がった奇跡の釜飯にトッピングして出来上がり!

奇跡のおこげを楽しむも良し、ピリ皮と一緒に食べるも良し、

KOCでご飯物、食いたいよね?ケビナー諸君?


【概評】
60分制限という時間の関係上、どうしても敬遠してしまう“ご飯もの”を、幾多に及ぶ調理実習を重ねた末に、“米研ぎ”の段階から見事に完成に漕ぎ付けたサイモン氏。トッピングに使用される皮は、厚過ぎず、薄過ぎず。釜飯に使用される白身は、さりげなく主張する上品な旨味。これらの条件により、彼が執拗なまでにキジハタにこだわり続けていた理由が理解できるだろう。家族愛で勝ち獲った第1回大会。家族を失望させた第2回大会。釜の中に秘められし家族の想い。KOCの酸いも甘いも知り尽くしたこの男、今回は間違い無く“獲り”に来ている!!



エントリーN0.5  み〜ちん
『鷹羽鯛のヨーグルトケーキ』

役職or称号 ケビン集合創始者
カテゴリー 冒険
エントリー魚 タカノハダイ
前回大会 4位
KOC‐LANK 5位

【レシピ】

 ・60分の時間制限を考慮する場合は、必ず以下の手順で行って下さい。
 ・タカノハダイは独特の臭味を伴うため、捕獲直後に腹出しをすることを推奨いたします。

@ 皮を引いたタカノハダイの白身を一口サイズ(刺し身の半分程度)に切り、日本酒に漬け込む。

A タカノハダイの皮をグレープジュースでコトコト煮込む。

B 梨(広島産幸水)を薄くスライスし、@と同じ大きさにカットする。

C 20分後、Aの皮を鍋から取り出し、冷たいグレープジュースで締める。

D @の切り身を日本酒から取り出し、オレンジジュースでコトコト煮込む。

E さらに20分後、Dの切り身を鍋から取り出し、冷たいオレンジジュースで締める。

F ブルガリアヨーグルトに、レモンを丸ごと一つ絞り、オリーブオイルを少量、イチゴジャムを適量入れて、ヨーグルトソースを作る。

G 冷たいグレープジュースで締めたタカノハダイの皮を米粒サイズにカットする。

H すべての具材をクーラーボックス(ご家庭の場合は冷蔵庫)に戻し、食べる直前まで冷やす。

I オレンジジュースの白身を梨スライスでサンドし、Fのヨーグルトソースをたっぷりと掛ける。最後に米粒大にカットされた“ぶどうゼリー調”の皮を散りばめ、完成です。


【概評】
ケーキのスポンジ部分を魚肉に置き換え、それをオレンジジュースで煮込んでオレンジジュースで締めるという奇々怪々な冒険料理。薄切りの梨が食感と水分を適度に与え、ポテンシャルの低いタカノハダイの白身を優しくサポート。振り掛けられた甘酸っぱいヨーグルトソースに食感の違う皮を散りばめることで、一口サイズのスイーツの中にも幅を持たせたこの一品。決して見栄えは良くないが、それより気になるのはタカノハダイ特有の臭味の有無。料理の冒険家・み〜ちんが手掛けたオサカナスイーツは、ケビン棟内に一体どんな旋風を巻き起こすのか!?

















今年も個性的なのが出揃ったね。




そしてやはり、昨年よりレベル上がってるね!




個人的には試食が出来なかったため、タカッパの臭みがどれだけ消せたかが大きな不安要素。




周りはパッと見、かなり手強い。




スイーツという未知なるジャンルで話題と興味を独占したかったが、




前年度王者のらくだ君が、同じ土俵のデザート勝負に出てきたのには相当焦った。




ジャンルの被りは、そのままインパクトの低下を意味する。




流れはあまり、よろしくない。




ん〜、ちょっとずつ不安になってきたぞ(汗)!!




「とにかく、タカノハダイの臭みが消えてますように…。」




それだけを祈りながら、来るべき時を待っていた。
















第3回KING OF CABINの栄冠は、誰の手に!?


















それではこれよりステージをケビン棟内へと移し、プレゼンテーション&審議の時間に移ります。

















ここからは食べる楽しみと、食べられる恐怖…。
























…その前に、













とりあえず、お疲れさ〜ん♪(ってことで、3回目の乾杯


















解放感。達成感。充実感。疲労感。悲壮感。




ケビナー達はこの時、何を感じ、何を考えていたのか。





















そして始まった、プレゼンテーション&試食会。











今年のKOCから試食前に、3分間のプレゼンテーションの時間が設けられた。




これは審査員の心に自分の想いを訴えかけるのが目的であるが、




この3分の間であれば、盛り付けはもちろん、加熱などの最終調整も認められる。



















まずはトップバッター、ヌルハチ君の茶碗蒸しから・・・















これ、写真は撮れてないけど、ホントに美味かった。



美味くて、写真を撮る前に食べちゃった♪…って感じ。



“茶碗蒸し”としてなら、文句ない出来栄えだった。



相変わらず誰もこの審議の場では「美味い」とは言わないが、



「まさかケビンの中で茶碗蒸しが食べれるなんて…」ってみんな口を揃えて言ってたよね。



そういう意味では意外性のある一品だが・・・、だが・・・、や、やはりこれは普通の茶碗蒸し。



茶碗の中にあったのは、夢や希望ではなく、中学ん時の家庭科の調理実習と同じ味。



「悪童ヌルハチ、ワーストオブケビン最前線」



オレは心の中でそう思った…。




【デスノート・全文抜粋】

“書記食べず。”      
悪意の茶わん蒸し―ヌルハチ
ジュゴン/キャンプでこれを出す。これをケビン食えるとは
他、皆、きまずい空気をなぐさめるコメント





続いてらくだ君のプレゼンテーション ケビナー達の心の叫びを書き留める書記長




らくちゃんのデザート…。



美味かったなぁ〜。



アイデア的にも申し分無い。



ってかさ、アボガドなんて都会のオナゴが口にする縁の無い単語だと思ってたけど…。



ホント、やりよるよね。



チャンピオンが見せた、遊び心。



五感に問い掛ける、魅惑の一品。



いろんな意味で、溜息が出た。




【デスノート・全文抜粋】

うらごしして、ねりきりの工夫 アボガドで出す
和食は5感で食べるもの。調味料をおすきな量で。
ヌル:食べるのが楽しい。でも、アボガドの味が!おいしい!けど;
み〜ちん:“ちゃんぷらしいっちゃ、らしい料理だねぇ”・・・。
ジュゴン:ホネでクレームつける。減点。





続いてジュゴンさんのプレゼンに… クレーマーラクダ氏がイチャモンを付ける




この香り、そしてこの味付け。



ニンニク好きなオレの心を鷲掴みにし、濃い目の味付けは絶妙な酒の肴となった。



とにかく、手の加え方は半端無い。



その料理のパンチ力は、まさにヘビー級。



その一発一発の重たいパンチが、喧嘩する事無く審査員の胃袋を掻きまわす。



箸が…、止まらない…。




【デスノート・全文抜粋】

和食でもダメ、洋食でもダメ。季節を食べるもの、夏のトマトと、秋のナスを合成。
(らくださんの大人げないジャマが入るが、ジュゴンさん相手にせず。大人。)
食べる前はかなりポイント高いが、、、はたして。ヒゲダイは料理のウデをとわれるが・・・。
かなりパンチが強い。
“和はどこから感じれば?byらくだ” ジュゴンさん、なんかよくわからんこと言ってごまかす。
“みーちんさん”一見大味のようで、また食べたくなる(とりとめのない17才の恋心)
ウマイ、、、ウマイが、、、ジュゴンさんらしい   “りんきおうへんさbyジュゴン”
みーちんさん “りょうりをきめないとダメ” 個人の考えを押し付ける





サイモン氏。奇跡のアコウで奇跡の釜めし そして奇跡の“おこげ”を披露。




蓋を開け、「ほわっ」と広がる癒しの香り。



杓文字を返し、誇らしげに見せる絶妙なおこげ。



口の中に広がる奇跡の味は、ここがケビンという劣悪な環境である事を忘れさせるほど。



「ただいま。」



「おかえり。」



「ほぉ。美味しい釜飯作ったね、お母さん。」



そんな気持ちにさせられる。



これぞ和の神髄か?




【デスノート・全文抜粋】

これは新しいアピールでの切り口
名前は、、、“奇跡のカマメシ” アコウの物語は参加者のみでのヒワ
  〜おこのみでピリカラをそえて〜
ラクダさんあいかわらずの様子
み〜ちん “は〜こだわる〜〜”・・・みんなかんじわるい。しかしヌルは評価。
私の所見ではかなりの高ポイント。ジュゴンさんに対してのチンミーのクレームではないが、この1日にかける本気さがちがう。ランク1段上げるくらいの気迫。
さて、、味は、、、。米の味がさいこう。上にかける調味料もニクイ
さらにうまい。これは久しぶりにしょうげきを受ける、手ヌキの茶わんむしを出した自分がはずかしくなる。
らくださん“これ、アコウでないとダメなの?”“評価にこまるわ”
みーちんさん“辛くない?”
ジュゴンさん“アカミズのダシ、使ってほしかったですね”−うまけりゃいいのか? A. うまけりゃいい
現時点で、ケビンで最高のりょうり。byヌル。





美味そうに頬張る審査委員長
















いや〜、凄い。



ここまでマジで、みんな美味かった。

















まぁ、一年間かけて作った料理が不味いなんてのは有り得ないんだけどね。




















そして3年連続の大トリとなる、オレの出番!












具材はクーラーボックスに入れて冷やしてあるため、



3分間のプレゼンテーションの間に料理を仕上げる必要がある。



















さぁ、最後の正念場。

















思ったよりも全然短い3分間・・・
























プレゼンテーション?



質疑応答?



ちょっと黙っててくれないか!?























急げ急げ急げ〜!!!



























ふぅ…。
















ビジュアルは酷いながらも、何とか完成♪




















そしていざ実食というタイミングで…。





突然降り出した豪雨に、ざわめく審査員達。






























聖地が、揺れている。





























この自然現象が意味するものは、果たして…。





























「さぁ、みんな。遠慮無く食べてくれ。」


























「さぁ、遠慮なく ・・・。」


























「・・・。」




















タカノハダイというネームバリューに圧倒されてか、なかなか箸が進まない審査員達。




何度も言うが、この料理の評価基準はタカノハダイの臭味の行方に大きく左右される。




まずはこのタカッパ特有の臭いの有無を知るため、先陣を切ってオレが料理を頬張った。
























モグモグ・・・。




































モグモグモグモグ・・・。





























ん!?
































ん!?























「クサ過ぎるぜ!!」















料理を食べて、背筋に電気が流れたのは初めての経験。




臭いが全く取れておらず・・・




むしろ、ヨーグルトの酸味がその臭いに拍車を掛けているようにも…。
















で、でも、もしかしたらオレが敏感になってるだけかも!?




と、思ってチラッと隣を見てみたんだけど・・・。
















口に料理を頬張った悪童が・・・





10秒後には・・・・




















泣きそうな顔してるし…!!













もはや、笑うしかない。




博打に出て、全財産を失った気分だ。




思い残す事も無い・・・。












【デスノート・全文抜粋】

ヨーグルト、タッパー、器、、、何がはじまる?
ブルガリアヨーグルトとオリーブオイル、、、下には梨をひく。
―みーちんの実食とともに、激しい雨が降り出す・・・。“嵐の前のタカッパbyサイモン”
”タカノハダイのヨーグルトケーキ”―――――はたして。  “ジャンル。迷惑”
ヌル「これ、食べないといけないんですか?」 (サイモンさんのゴハンがウマイ)
サイモンさん「金使ってるなぁ、、、」 どの口が。
実食。 皆はタカノハの味がかなり気になる様子
ヌルは、ざんしんで、決してマズクはない。でも、デザートに魚肉が合うのか?とうたがう、、、。
食べるが結論出ない。しかし、他の皆がイイ魚で“置き”にいってる中、
タカノハ選んだだけでランクが1コUPされる。













未だかつて、これほど憂鬱な投票があって良いものだろうか。



















オレは心から願ったよ。





















ヌルハチ君の順位がオレよりも下であることを…。





















味としてはヌルハチ君の茶碗蒸しの方が断然美味かった。




それは素直に認める。




あとは、ヌルの減点(−5ポイント)と、審査員それぞれの採点基準次第。




ワーストは・・・、そして朝飯当番は・・・、屈辱過ぎる!!























そして始まる、審議の時間。











審査は例年通りの投票制。



1位・・・5ポイント
2位・・・3ポイント
3位・・・2ポイント
4位・・・1ポイント



自分への投票は無し…ということで。














ケビンの2階・ロフトに作られた特設投票ステージ



この白い器の中に、ピーナツをポイントの数だけ入れていきます。



投票時は真っ暗で、自分のポイントはもちろん、他人のポイントすら確認できません。












まずは審査委員長ジュゴンさんが・・・














続いて前回大会優勝者のラクダ君・・・ 前回大会最下位のサイモンさんも投票を終える。
















ちなみに今回大会の優勝者には、らくだメタル株式会社より・・・
















これ、ちょっと凄くない?























ってか、マジで凄くない!?























凄ぇ〜!欲しい〜!!





かなりイカした優勝記念の盾が贈られることに…!!



















細部にまでちゃんと拘ってるところが、らくちゃんらしいよね。



















ま、残念ながら今年のオレには100%縁が無さそうだけど…。






















そして今年もブービー賞にはUNDERTHEGREENより、


赤まむしドリンクをプレゼント♪























時計の針がちょうど12時を指した頃、



6人のケビナーが投票を終え、ついに運命の開票の時を迎える・・・。
























個人的にはちょっぴり複雑な気分ではありますが・・・、



今年も運動会の球入れのように、元気よくピーナツを食べながら数えていきましょう♪














それでは正々堂々いきますよ!!!




























「ひとぉ〜〜〜つ!」





























ヌルハチ君・・・。


頼むからオレより先に脱落してくれ・・・。


























「ふたぁ〜〜〜〜つ!!」




































ヌルハチさんよ・・・、お前、マイナス5点スタートだろ!?



そろそろ力尽きても良い頃だぞ!?



























「みぃ〜〜〜〜〜っつ!!!」
































ヌ、ヌルハチ・・・!



貴様、何処までオレに食い下がるんだ!!??





























「よぉ〜〜〜〜〜〜〜〜っつ!!!!」





































ヌルハチィィィィィィ!!!!





























ヌルハチ選手、5ポイント目で撃沈。
















みんなが余裕な顔して笑ってたので、オレも一緒になって笑ってたけど・・・。
















精一杯強がっていたけど・・・。

















そこからベスト3への道程は、オレにとっては勝ち目のない出来レースのようなもので・・・
















第1回大会、7ポイント。




第2回大会、7ポイント。


















そして今回も鬼門となった8ポイントを目前にして・・・

























3年連続の7ポイントでブービー賞が確定!!
















鎬を削った最下位争いから一転・・・




そこから先は、本当に熾烈な上位争いが繰り広げられた。


















昨年度、初登場でいきなり準優勝したジュゴン氏。




言わずと知れた、昨年度のチャンピオンらくだ氏。




初年度王者でありながら、昨年度最下位のサイモン氏。















誰が勝ってもおかしくない。そして、誰が抜けても違和感が残る。







そんなバトルは10ポインの壁を優に超え・・・





















15ポイント目のコールでついに・・・!





































ディフェンディングチャンピオン・らくだ君が脱落!












あのミスターパーフェクトが、まさか連対を外すなんて・・・。




こんな展開を一体誰がが予測できたか!?























何だ!?何だ!?




何だかすげー盛り上がってきたぞ!

























未だかつてないスリルと興奮に包まれるケビン棟内。




そんなハイレベルな戦いはなんと19ポイント目まで続き・・・











わずか1票差という僅差で、この戦いは終止符を打った。





























それでは発表します・・・。


































第3回 KING OF CABIN の栄冠に輝いたのは・・・






































サイモン!







ついに王者に返り咲いたサイモンさん。



奇跡のキジハタから奇跡の釜飯を作り、奇跡のおこげを生み出したドラマチックな展開。



しかし、優勝できたのは、奇跡ではない。



奇跡で優勝できるほど、そんな生易しいものではない。



それは誰よりも、サイモンさん本人が解っているはずである。



だからこその、あの満面の笑顔、あの歓喜の雄叫び。

















Congratulations!


























一方、またしても優勝者の陰に隠れてしまいましたが・・・














ジュゴンさんは18ポイントで惜しくも準優勝!





しかし、2年連続準優勝は、文句無しに立派な成績ですよ!!




















そして、新チャンピオンとなったサイモンさんより、有り難い説教が始まった・・・。














耳を傾ける者・・・ ノートに記す者・・・








深く反省する者と・・・ 現実を受け入れられない者・・・








脇役呼ばわりされる者と・・・ 来年、新たなステージに立つ者・・・










【デスノート・チャンプの説教・全文抜粋】

ヌルハチ:スケジュール管理、社会人の基本。また来年一緒に潜ろう。
      (心が広い。さすがチャンプ)

ミイチン(実質ドベ):ありがとう。楽しませてくれたよ。
     日頃、何食ってんの?ウメの方がウマかった。

ラクダさん(元チャンプ):美味しんぼ、一年かけて読め・・・(タテに不具合アリ)

ジュゴン君:イタリアコウ?ブルガリアコウ?
       2年連続準優勝     “名脇役”  これはキツイ!

ホリエモン:「来年よろしく」









それぞれがチャンプの言葉に何を感じ、そしてどう応えるかは解らないが・・・























来年また、この地で熱いバトルが繰り広げられることは、間違いないだろう。




















ちなみにオレが用意したUNDERTHEGREEN賞は・・・












2年連続でオレが自己回収♪

















今年もそんな展開に・・・













「茶番だ、茶番だぁぁぁあ!!!!」













なんて叫ぶ輩もいましたが、



第3回KING OF CABIN は大盛況裏に終焉し・・・














聖地は再び平和を取り戻しました。












そして・・・











マッタリムードの中、そのまま寝ちゃったジュゴンさんと・・・



















仕事の都合で聖地を後にするホリエモン君とは、残念ながらここでお別れとなった。
























さて・・・、






今夜はやたらと寒いし、オレ達もそろそろ顔洗って寝ますか ・・・。































・・・と言って向かったはずの炊事場で・・・

























聖地のアイドルが牙を剥く!











「全然寒くないですよ!いつもみたいに水浴びしましょうよ♪(byぬるはち)」























「いや、今日はマジ寒いって・・・(byみんな)」

































「余裕ですって!!(byぬるはち)」





























「だったらオレが掛けてやるよ!(by指導員)」

































ぜ、全然、余裕っす・・・♪




































よ、余裕っすよ!!!
































pbdbcぶwぶぎwfrふいあdhしy!!!!!
































結局こうなるんじゃん!(乳首VSカナブン)































だったらもう、寒いの覚悟で身体だけ洗おうぜ・・・ってことになり、












ケビンで寝てるジュゴンさんを無理やり起こして・・・





























シャワータイムに突入♪





























普通に身体を洗う人もいれば・・・



























かめはめ波を撃つ人と、撃たれる人・・・

































カメラ目線でキメる人と・・・






























組体操をする人






























いろんな人がいましたが、・・・



















今夜はホントに寒いってことで・・・

























ケビン棟内に逃げ帰り、あらためて飲み直すこと♪





















・・・で、ここからの記憶が無いんだよね。



だいたい2時過ぎだったのかな。



いつの間にか寝ちゃってたみたい。