■ おわりに
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しょーもない事を9年間続けてきた。
紆余曲折、実に多くのドラマを生み出してきた。
笑いと感動の渦の中、時に驚き、怒り、苦しみ、涙し、呆れ果て・・・。
出会いも別れもあった。
しかし、それは全て内輪の話。
他人に誇れるようなことは、何一つしていない。
他人が羨むようなことも、何一つしていない。
ただ、決まった季節に決まった小屋で身を寄せ合い、酒と肴と会話を楽しんできた。
本当にそれだけのことである。
しかし、どんなにくだらない事でも信念を持って続けていれば、
それはいつしか思い掛けない力を持っていることがある。
今回はそれを改めて思い知ることとなった。
2015年 11月7日
ケビン集合10周年記念・ファン感謝祭
聖地に人が集まり。
聖地で人が笑った。
自分達が大切にしてきたモノを、
認めてもらう喜び。
共有する喜び。
高め合う喜び。
新たな出会いと、育まれた仲間意識。
自分達がケビンに集まってきた10年間は、この瞬間を味わうためにあったのか。
そして迎えた、新たなる伝説の幕開け。
ケビン集合は、大きく舵をきった。
現状に満足していた者からすれば、
これは無益な冒険だと思うかもしれない。
これは無謀な挑戦だと感じるかもしれない。
聖地崩壊への序章だと嘲笑うかもしれない。
まぁでも、大丈夫ですよ。きっと。
苦難を乗り越えるということに関しては、これまで培ってきた経験がある。
そして何より、核心的な部分は10年前と何も変わらない。
だからボク達は必ず、いつまでも聖地で笑い続ける。
そこにケビンがある限り・・・。
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この無駄に長いレポートも、10年目で一区切り付けようかなと...
これが最後のレポートになるかもしれない・・・という思いで、作成致しました。
来年以降、聖地での出来事は我々ケビナーの心の中だけにしまっておくかもしれません。
突行と聖地での様子くらいは簡単にレポートするかもしれませんが、今は未だ何も言えません。
どのような形になろうとも、我々はこれからも変わらぬ思いで、聖地への巡礼を続けていきます。
10年間、UNDERTHEGREENのケビンレポートを応援して頂き、ありがとうございました。
「我らがケビン集合は永遠に不滅です!」
ケビン集合創始者 み〜ちん
2015 ケビン流行語大賞 「聖地の神は、全てを許すであろう」
以下、ノミネート作品
「今日は涙を飲む日ではない。酒を呑む日だ!」 「黙れハゲ!」
「ハッタリ無罪」 「三こすり半沢、パイ返しだ!」
2015 ケビンレコード大賞 『君が代』 ヌルザイル with cabiner
以下、ノミネート作品
第7回 KINGNOF CABIN 王者・ジュゴン氏 独占インタビュー
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全国1億2000万人のKOCファンの皆様 、大変長らくお待たせいたしました。今夜のヒーローインタビューはもちろんこの方、第7回KING
OF CABIN新王者、ジュゴン選手でございます。
ジュゴン選手、まずは優勝おめでとうございます!今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。
いや〜優勝まで本当に長かったですね。
実験料理を食べさせまくった家族に感謝したいと思います!ありがとー!!!
ご自身にとっては悲願の初優勝、それも第10回ケビン集合ファン感謝祭でのお立ち台となります。これはやはり格別なのではないでしょうか?
そうですね。麻布十番マハラジャを知らない私にとって、お立ち台を意識し始めたのはジュリアナ東京全盛期ですからね。約20年の時を経て悲願成就になりました。
KOCのお立ち台にボディコンは居ませんでしたが、なんとボディビルダーが隣に居たんですよ。【格別な気持ち】と【別格な身体】が高みで絡み合う瞬間に立ち会うなんて、現場にいたファンの皆様は幸せ者ですよね。ハハハ
奈落で一年を過ごし、そして今回は歴代最高の単勝支持率での圧勝となりました。この一年間は、無駄ではなかったのですね?
そうですね、無駄ではないけど無茶はしました。アレ?どこかで聞いた名台詞ですよね??影響されやすくてすいません、無理はしてませんよ。奈落の1年が私を強くさせたのは事実でしょうね。今振り返ってもケビナーのLINEトークは奈落いじめでしかありませんでした。イジメ110番に何度も相談したのですが18歳以上お断りと言うので、怪文書と大仁田厚プロマイドを送りつけてやりました。
優勝の決め手は何だったと思われますか?
KOCの本戦中にこれといった決め手は無かったと思います。参加者全員が素晴らしいパフォーマンスを本番で発揮したのではないでしょうか。
ただ今回の大会中、クリストファー・ムルーム選手の手が有刺鉄線電流デスマッチの餌食になりましたよね。あの時にリングコーナーから飛び出して助けに行った者と、コーナーに張り付いてお喋りしている者とで、「王者の資質を持つ者」か「ただの脂質で終わる男」かを聖地が問うたように思いましたね。
さて、それ では話題を戦況に移してみたいと思います。永遠の本命馬であり、ジュゴン選手にとっては永遠のライバルかと思われた2連覇中のラクダ選手の失脚。これは意外だったのではないでしょうか?
そうですね〜、2連覇のチャンピオンがまさかの失脚。私の記憶を辿っても、そんな事態はK-1GP96’のピーターアーツ選手と今大会のラクダ選手以外に思い浮かびませんね。藤原紀香も久しぶりに言葉を失ったのではないでしょうか。
意外といえばラクダ選手がKOCの鬼門ともいえるデザートに手を出した事ですね。
「デザートは問題ではない。オレの仕事は勝つことだから。」と言われた気持ちにもなりましたよ。まるでK-1番長ジェロム・レ・バンナのようでしたね。魚を煮つけてケーキにブチ込むという豪快なフルスイングは、バンナ選手の左ストレートと同じくらい青ざめましたね。しかし、あんなフルスイングは度胸だけで放てるものではありませんよ、ラクダ選手の思い描いた本気のフルスイングを食らってみたいですね。
今回の作品では残念ながらモノ足りなさを否めませんでしたね。ついそれを求めてしまったのか、私がマーラーカオ(中華蒸しパン)を帰り道で買
ったことはここだけの話にさせてください。おっとっと、まさかヤマザキパンに手を出してしまうとは…皮肉なもんですね。
ホリエモン選手は調理時間にも魚肉量にも余裕を持ちながら、奈落の底へと沈んでいきました。同郷の選手として、いかがでしょう?
ホリエモン選手はチーム島根枠のホープですから期待していたのですが残念でしたね。
特に今回は彼の精神的ダメージも大きいのではないでしょうか。オバQキャラであれだけ皆に可愛がられ持ち上げられてからの奈落ジャッジですからね。あれだけの高低差を出せるのは故:橋本信也の垂直落下式DDTくらいしか考えられなかったのですが、まさか聖地でそれが再現されるなんて、私も感動しました。
料理時間と魚肉量確保は完璧でした。前年準優勝の実力を十分に感じさせましたね。いつから彼の戦況がおかしくなったのでしょう、不思議でなりません。
彼は潜る前から「皮料理!皮料理だから石鯛!」と言って実際に良型石鯛を手中にしました。しかし戦い終わると「緊張して皮を忘れた!」と絶叫しながら奈落の底へと沈んでいきましたね。いや〜ビックリしましたよ、「あいうぃるびーばっく」で沈むのが世界共通のお約束である所をまさかの皮忘れでチン(沈)しましたからね。ハハハ
もしかしてホリエモン選手は彼女の前でも皮処理し忘れてチンしているのではないでしょうか。そんな彼のことを思うと心配で心配で夜しか眠れませんよ。
ファン特別出場枠で初出場した二人は、王者の目にどのように映っていましたか?
「強者現る」 最初はそう思っていました。しかし実際に戦うと印象は変わりましたね。
一人はKOC外国人枠で選ばれしブラジルの猛者でしたね。ブラジル人参戦の一報を受けてからすぐに、グレーシー柔術対策動画をヘビロテしたのは言うまでもありません。KOC本番では開始早々に私の死角から「アルミホイル貸してくれ!」と攻撃してきたので、アルミホイルを差し出した腕に関節技を仕掛けてくるかと警戒していました。しかし私もこの1年はロシアへ渡り、エメリヤエンコ・ヒョードルと毎日組み手をしていたので体が自然と反応しましたよ。
終わってみれば、彼は予選も本戦も階級をフライ級のまま変えませんでしたね。あの場面で彼の得意階級であるBBQで勝負されたら戦局は一変していた可能性がありましたね。
なにわのオサレ料理人は、KOC野外キッチンスタジアムを離れて一人でコテージに潜伏しましたね。あの時はどこから再登場するのか予測もつかず、不気味な空気に包まれましたね。まるで大仁田厚がグレート・ニタになって大阪湾から登場するシーンのようで鳥肌が立ちましたよ。本戦中に自らを傷つけるパフォーマンスも明らかに、初期のプロレス団体FMWを意識したものでしたね。私は対ムルーム選手戦で血泥試合になることを覚悟しましたよ。
しかし彼はリングサイド入場場面でヒールキャラに成りきれず、広島組に潰されてしまいましたね。私ならあの時、ザワついた広島組に毒霧をお見舞いしてフラついた所へドラゴンスクリュー、そのままリング上のホットプレートの中へ流し込んでしまう場面でした。彼はあそこでイイ人になってしまいましたね。そんな彼を慰めてくれるのはテリーマンとヤムチャくらいしかいませんよ。
今回は審査員参加に留まりましたが、新たにケビナーとなった方の中にも多くの猛者が控えていると思います。彼らのような王座を揺るがす危険因子については、どのようにお考えでしょう?
そうですね、これで全員がKOCの戦い方を知ってしまいましたからね。今回初出場の2人も、今回は審査員にとどまった控え選手たちも、その包丁捌き、料理技術と知識、潜りスキル、
全て王座を狙える実力がありますね。
KOCは国内外の選手を迎え入れ【群雄割拠の戦国時代】に突入しました。これによってKOC王者とIWGP王者は対等の位置づけになるのではないでしょうか。60分1本勝負カウント制というルールも全く同じですからね。
猪木がホーガンのアックスボンバーでマットに沈められた第1回IWGP大会のように、来年からKOCも失神者が出ておかしくない大会へと変化していくことでしょう。キーワードはフグ料理ですね。ケビンに癒しと笑いを提供したあのハコイチでさえ毒性を加えてリメイクされそうですね。
今さらながらではありますが、チャンプにとってKOCとは何でしょう?
聖地の神にかけられる【一年間の呪い】ですね。
私はこの呪いから解放されるために再び歩みだします。
それでは最後に、第8回KOCへ向けての意気込みとファンの皆様へのメッセージをお願い致します。
人は歩みを止めた時に、
そして、挑戦をあきらめた時に年老いていくのだと思います。
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり
その一足が道となる
迷わずゆけよ
行けばわかるさ
いくぞ〜!!!!!
1、2、3、ダ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
ありがとうございました。
以上、第7回KOC王者・ジュゴン選手のヒーローインタビューをお届けしました。それではまた来年、第8回KOCでお会いしましょう。ごきげんよう。 |
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