「うぅ。。。」
「おはよう・・・ございま・・・す。。。」
朝5時就寝。
そして朝7時起床。
熟睡感があるとはいえないが、リビングで雑魚寝をしていたにしては、それほど悪い目覚めではない。
それにしても、早過ぎる起床時刻。
そのわけは・・・。
今回のケビン集合は「ファン感謝祭」と銘打っておきながら、我々はファンに対して何かをするという事は一切なく、ファンに盛り上げて頂き、ファンに差入れをして頂き、ファンに御飯を作って頂き・・・、まず何よりも自分達が楽しむことしか考えていなかったため、ここまでホストファミリー的なことは何もしていないのであります。えっへん。
というわけで我々ホストケビナーは、他の参加者よりも早めに起床し、リビングとキッチンを片付け、全ての洗い物を炊事場へと運んだ。そして昨夜の激戦(KOC)の後片付けと、洗い物に精を出したのである。
ま、こういう献身的な行動は最後まで黙っておくことが日本人の美徳なのかもしれないが、今我々に出来る事といえば、自分達がした小さな仕事をこうしてレポートに女々しく綴り、世に対して「我々もちゃんとホストらしく働いたのだ!」とアピールすることしかないのである。
いやー、さすがに眠たかったし、水も冷たかったけど、何より今年の洗い物は量が多くてしんどかったなー。
え?
いいんですよ、いいんですよ。
我々は当然の事をやったまでですから。
・・・。
AM9:00 お待ちかねの朝食タイムでございます。
今年はコテージ内で、モーニングです。
モーニング。
良い響きですね、モーニングって。
焼きたてのパンに、焼きたてのスクランブルエッグとウィンナー。
ケビン名物の聖地蕎麦&キムチ卵とはお洒落感が全然違いますね。
食後にはホットコーヒーなんていう大人の飲み物も付いてきますからね。
10年目の朝にして、初めて優雅なひと時が過ごせたような気がします。
ま、言うまでもありませんが、誰よりもこのシステムの恩恵に与ったのは、本来であればKOC最下位により朝飯当番を任されるはずだった奈落のホリエモン氏ではないでしょうか。
ちなみにホリちゃんは仕事のため、朝食後にお別れとなりました。
これから一年間、また奈落として我々に揶揄され続けると思いますが、前を向いて、腐ることなく日々精進してください。実力はたしかなものを持っています。地の利を活かし、史上初の二年連続の奈落にならないよう・・・、史上最多・三度目の奈落にならないよう・・・、ぷぷぷっ(笑)。あ、いけね。笑うところじゃなかった。
さて。ケビンと違い、コテージの宿泊利用はチェックアウトが早いため、我々ものんびりしてはいられません。
ここでダネちゃんも、家族の都合で一足先にお別れでございます。
何年も前からKOCに興味を抱き、ようやく念願の聖地入りを果たしたダネちゃん。初めてのKOCは4位という結果でしたが、これは6人中の4位ではありません。世界第4位です。自信を持って、また聖地に新しい風を吹かせて頂きたいと思います。
あ、ちなみに奈落のホリちゃんは、世界第6位ではありません。
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世界最下位です。 |
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AM 10:00 最後の余興
管理棟にてチェックアウトを済ませた我々は、もう一度炊事場に戻ることになりました。
これより、ファン感謝祭最後のイベント「スイカ割り大会」の開催です。
この時期にスイカを仕入れることが出来るヌルハチ書記長、カッコ良過ぎますね。これからも出世街道を邁進して頂き、その職責と肩書きをケビン集合の発展のために尽力していただけたらと思います。
しかし、、、ですよ。
11月に?雨の中で?スイカ割り?
なんて滑稽な画でしょうか。
しかも前夜はここで君が代を大合唱しておきながら、翌日は日の丸を服したスイカを叩き割るというね。
まったく、愛国心の欠片も無い無茶苦茶な設定ですよ。
さて、それでは最後のイベントです。張り切っていきましょう!
やはり先陣を切るのは新チャンプ・ジュゴン委員長から。
距離をとって、5回まわって、いざ出発。
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まだ身体に酒が残ってるんでしょうね。たかだか5回転しただけなのに、目の回り方が半端無かったです。
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こんな感じで一人ひとり順番にチャレンジ゙しますが、
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惜しいような、
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惜しくないような
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途中から、スイカの下に敷いたビニールを叩く雨音を聞くという裏技が流行し始めましてね。
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その対策にダミーのビニールを手前に置くと、これが面白いように引っ掛かるんです。
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そんな感じで、1巡目の最後のチャレンジャー、書記長のヌルハチさん。
いつものように彼らしくフラフラと歩いて・・・
みんなは2巡目のルール改正等を口にしながら・・・
あ、惜しいけどヌルさんもやっぱ無理やな・・・
って傍観していた次の瞬間!
何故か突然軌道修正し、一撃入魂!!
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どストライク!
持ってるね、さすがヌルハチさん。
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素晴らしく綺麗な終わり方だったよ。
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しかもこのスイカ。色が味気ないクセに、甘くて甘くて本当に美味しくてね。
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これぞまさに、有終の美味・・・でございました。
そして近付く、別れの時。
相変わらず聖地には雨が燦々と降り注ぎ
他の利用者の喧騒はもちろん、虫の鳴き声や、鳥の囀りすら聞こえない。
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だけどこの炊事場には笑いが溢れ、いつまでも陽だまりのような暖かさに包まれている。
無から創り出される悦びに浸り、今あらためて思う・・・。
聖地で過ごした、夢のような2日間。
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そこにはやはり、ボク達の思い描いていた理想があった。 |
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