釣行記 ’04

『夜の投げ釣り 第2弾』

釣行日 2004.5.22

 夜の投げ釣りはもう二度としないと言ったのが2月の始め・・・はて?そんなに嫌な事でもあったかな?喉もと過ぎれば熱さを忘れるとはまさにこの事だろう(笑)。今夜も投げ竿片手に夜間釣行へと出掛けた。ちなみに今夜のメインターゲットはスズキ。投げ竿を3〜4本出して、その上ルアーまでしてしまおうという欲張り作戦を予定。

 20:30、まずは大芝大橋の橋下に到着。週末ということもあってか釣り座には多くの先客がいた。投げ竿が出ているところを見るとおそらく彼らもスズキかチヌ、マダイ狙いだろう。準備も早々に済ませて釣り開始。12〜4号の2本針にそれぞれコウジと本虫&青虫の房掛けをゴージャスに盛り付けてフルキャスト!このポイントは潮が上がると釣り座がなくなるため、とりあえず竿は2本出しで様子を伺ってみる。海は無風でベタ凪。車の通りも少ないため、静かな波の音がとても心地良く感じられた。しかし釣りの方は30分以上が経過してもまったくアタリが無い。ここでの時間も限られているので、投げ竿を放置してルアーを試すことにした。慣れない竿捌きで橋の影とライトの境界付近を攻め続ける。どうもルアーは苦手だ・・・こちらも30分ほど粘ってみたが、まったく釣れる気がしない。早めに見切りをつけて潮が上がる前に場所移動。

 22時過ぎ、2ポイント目に選択したのは豊田高校横の岸壁。3本の竿を遠近投げ分けて魚信を待つが、1時間が経過してもエサ取りすら現れない厳しい状況。コウジはおろか本虫すらそのまま戻ってくる。今日もボウズで終わるのか?しかしこんな事もあろうかと、浮気心で持ってきた磯竿でメバルを狙ってみることに。棚を浅めにとり、チヌ針に細めの青虫をチョン掛けて沖へ投入。直後に威勢良くウキが沈む!上がってきたメバルは16cm・・・。釣りにおいてはキープかリリースかの瀬戸際サイズ。2投目も投入直後にヒット!!こちらも上がってきたのは16cmのメバル。「おっ!入れ食いじゃん!このサイズでも数が揃えば十分だな♪」と、2匹のメバルはキープされる事になった。しかしあと1時間もすれば潮止まり。今のうちに量産しておかねば!と、気合が入ったまでは良かったが・・・、それ以降さっぱりアタリが無くなってしまった。
 ここでもう少し粘っても良かったが、今日のメインはメバルではなくあくまでスズキ!減らないエサとピクリとも振れない竿先に見切りをつけ、潮止まりの時間を利用して最後のポイント移動へと向かった。

 ・・・で、結局やってきたのは風早漁港。この近辺で釣りをして、何も釣れない時は決まってここに来ていますね。そして残念ながら今日もその典型的な1日になったようです(涙)。

 東側の波止は、タチウオ狙いの釣り人が数人陣取っていたので、そそくさと西側へ回った。西側にはおじさんが1人、ルアーでスズキを狙っている。挨拶を兼ねて声を掛けてみたが、今日は全くダメらしい。ところが話し掛けたまでは良かったが、そのおじさんも釣果が上がらず今夜は相当鬱憤が溜まっていたんだろう、今年に入ってからの自分の釣果の凄さを思いっきりオレに口説き始めた。・・・どこどこの場所で何cmを・・・何号のハリスで何cmを・・・先月は一日で何匹釣った・・・。15分経過、完全に過去の自分に酔っている・・・。この人の延々と続く武勇伝を聞いていてもオレの釣果が上がるわけが無い。潮が動き始める前には再開しなければ!との思いから半ば強引に話を切り上げて、西側の波止先端に釣り座を構えた。

 無事、満潮時より釣り再開。余りあるエサを使い切るために竿は4本用意し、左右・遠近投げ分けて投入。身体が少し冷えてきたのでコーヒーを片手におでんを食べながら竿先を見つめる。しばらくして潮が動き出した。ここからが勝負だ。不思議と相性の良いポイントだけに期待は膨らむ。1時間が経過した時、暗がりの中でわずかに竿が動いたような気がした。「来たか!?でもスズキじゃないな。」タイミングを遅らせて竿を軽く合わせる・・・、やや重いか?期待しながらリールを巻き続けるも一向に走らない。カレイか?海藻か?時間と季節からして海藻である可能性の方が大きい(涙)。もう少しで海面だ・・・。リールを巻く手を緩めても、魚が引き込む手応えは無い。しかし諦めかけた次の瞬間、海面に映ったのは燻し銀に光る魚体!チヌだ!!やったぞ!!!
 ここまで来て急に激しく暴れだしたチヌ。ライトに照らされた海面に水飛沫が上がる。しかし対スズキ用に太いハリスを使用していたので、この程度では負ける気はしない。海面で大人しくなったところを強引に抜き上げ捕獲完了!サイズは34cm、自己記録更新だ!
 さすがにもう5月も下旬、肛門が赤く色付いて、のっこみ期真っ只中。疲れも見え隠れしてきたところだったが、初めての30cmオーバーのチヌを片手に思わずニンマリ。今日はこれ1匹で満足です♪

 30分後、エサ交換のために上げた竿にアナゴが釣れていた。さすが相性の良いポイントだ。調子に乗ってその後も2時間ほど粘ってみたが、それ以降残念ながら魚からの連絡は途絶え、エサが無くなった3時半過ぎに納竿とした。

 3ヶ月振りの釣行、それも夜の投げ釣りで個人的に満足のいく釣果を上げられたことは大きな収穫だった!ただ1つ気になったのは1ポイント目からフル出場していたコウジ。こいつだけは3匹とも最後の最後まで魚に見向きもされずに原型のまま終了のホイッスル・・・。オレは今までコウジでまともな魚を釣った試しがない。コウジはここらじゃダメなのか?特に夜釣りではコウジより暗闇で光るホンムシやアオムシの方が集魚効果があるのだろうか?

 次こそはスズキだ!待ってろよ。


天候 晴れ
『本日の釣果』
中潮 満潮12:15
釣行時間 20:45〜04:00
場所 大芝大橋下→豊田高校→風早漁港
漁法 投げ釣り
エサ 本虫 1000円 アオムシ 700円 コウジ 3匹
釣果 クロダイ 34cm
アナゴ 40cm
メバル 2匹
本日の1品
(左) アナゴ丼・・・初のアナゴ料理です。見よう見まねでやってみたけどなかなか上手くできたよ。もう一工夫欲しいところだね。
(右)
メバルの煮付け・・・定番中の定番ながらいつになっても飽きない上品さはさすが!

チヌは塩焼きと葱味噌たたきでいただきました。
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