クエを突く
まだオレは弄ばれた経験しかない。ちなみにその時は障害物等が周囲に無く、近寄るための糸口を見つける前に姿を消されてしまった。小さなモーションで真上からストレートに近付いた方が良かったか?
普段は岩穴の中や、自分の縄張り付近でホバリングしているはず。警戒されてからでは厳しいだろう。先手必勝、この魚を突く時は自分の持てるスキルを全て出し尽くしたい。
クエを釣る
何年通っても連れる保証が無いほど価値ある存在。もはや釣りというよりは『闘い』という言葉のほうが適切だろう。ハリ掛かりしてから根に向かって走る瞬間の爆発的な引き込みがこの釣りの魅力。
クエを食う
美味なハタ類の中においても、最高ランクに位置付けされる魚。刺身、鍋物、塩焼き、何にしても美味いらしい。
市場価格はキロ5000~10000円と、高価な上に流通量も少なく、食いたきゃ自分で獲るしかない!マジ食ってみてぇ・・・。
独り言&プチ情報
関東ではモロコ、九州ではアラと呼ばれるハタ科の大型種。15℃以上の水温を好み、根や岩礁の溝、岩穴、洞窟等を住処としている。また警戒心と縄張り意識が強く、日中は大人しいが夜間には活発に泳ぎ回り小魚等を捕食。
食味、捕獲難易度、希少価値、どれを取ってもトップクラスのこの魚。釣り師、突き師、共に憧れの魚であることには違いない。
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2005.7.27 56.5cm 島根県 |
左の個体(頭側から) |
左の個体(口元アップ) |