コブダイを突く
警戒心はまずまずあるとは思うけど、ほとんどの個体はビビらせない限りこちらに気付いたたからといって一気に逃げたりはしない。だから上手く先回りして深場へ逃げ込むのを防ぎ、岩場や浅場へと追い込み奴が油断した隙を狙う!大きいサイズになると細いヤス先や弱いシャフトなら簡単に曲げてしまう怪力の持ち主・・・!とにかくパワーは凄まじい!ヒットしたら手早くかつ力強く抑えるべし!
コブダイを釣る
『カンダイのひとのし』という言葉があるくらい当たった時の引きは強烈である。磯釣りでは以前はイシダイと並んで代表魚だったが近年その数は減少傾向にある。
コブダイを食う
新鮮なうちに刺し身やアライにすると美味い。鯛と名が付くがベラの仲間だというように身が柔らかい。鍋や煮付けにすると柔らかい身がプリプリしてこれまたいける!見た目はなんだか臭みがありそうで美味しくなさそうだが実際は全然そんな事ないぞ!ただ大きな固体は味も大味になり、無味に近くなる。ってことは味付け次第という事か?腕の見せ所だ!
独り言&プチ情報
タイと名は付くがベラの仲間。ベラの仲間といっても大きなものは1m近くになり10キロを超す巨大魚。成長した雄の頭には大きなコブをでき、コブを持つ雄のことをコブダイ、コブの無い雌の方をカンダイという。(正式名称はあくまでコブダイ)
ちなみにコブダイのコブがなぜ雄にできるのかは、精巣ホルモンの影響で、二次性微を示すものであるらしい。全長40cmまでの幼魚には横に1本白いストライプが入り、顔付きも全く成魚とことなる。幼魚の姿はまさに『ベラの仲間』そのものなんだけどね。