ボラを突く
無理して突く魚でもないと思うけど・・・。大きく分けて2種類。回遊中のボラと、お食事中のボラ。前者は画像を見ての通り本気で泳ぐとなかなか速そうでしょ?スズキと同じように結構難しい。が、食事中の海藻等をパクついているボラは警戒心がほとんど無く、容易に突く事が出来る。その代わり大きな固体になるとパワーもなかなかだよ。
パッと目の前を横切られるとスズキ等の大物と間違えてドキッとしてしまうのでオレは嫌いです。


ボラを釣る

クロダイ釣りや、その他ゴカイ類を用いた投げ釣りの外道としておなじみの魚。引きの強さと海面での激しいファイトは魅力だが、やっぱりその顔を見た時の落胆度はかなり大きい。しかし、外洋の寒ボラや産卵期などは専門に狙う事も良くある話。浮き釣りやダンゴ釣りなどで狙い、エサは前述のゴカイやイソメの他、オキアミや魚の切り身など各地でいろいろ。


ボラを食う
外海の冬の寒ボラは刺し身にしても美味いという。オレが食べたのは夏の外海のボラ・・・。なんとも臭みがある魚でした。
が、しか〜し!!!ことカラスミとなると話はまったく別!つい先日ちょっと高級な料亭に行く機会があり、そこで食べたカラスミは絶品だった。うっ・・・産卵期(冬)だけでも狙ってみるか(笑)?


独り言&プチ情報
卵巣を塩漬けして作るカラスミはあまりにも有名。中でも長崎のカラスミは越前のウニなどと並び日本3大珍味に数えられている。
また、このボラという魚も出世魚(大きさにより名前が変わる)の一つで、10cm程度の幼魚をイナッコ、オボコ、25cmまでをイナ、50cmぐらいまでをボラ、それ以上をトドと呼ぶ。内湾に多く生息するが、幼魚は純淡水域でも生存可能なため河川中流部まで上がってくることも・・・そう、数年前の関東の川に大発生したアレである。

2005.8.17  『ボラの戯れ』 島根県 




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ボラ【鯔】
スズキ目 ボラ科
突きレベル ☆☆☆☆☆☆★★★★
釣りレベル ☆☆☆☆☆★★★★
美食レベル ★★★★★★★★
遭遇レベル ☆☆☆★★★★★★★
総合評価 ☆☆★★★★★★
※レベル及び評価は60cm級の設定です。
※美食レベル ・・・ 冬季は+4 カラスミは+8


写真データ
2003.8.6  29cm
み〜ちん  手銛 1.8m  広島(ST)