アイゴ 【藍子】


スズキ目 アイゴ科 地方名:バリ
突きレベル ☆☆☆☆★★★★★★
釣りレベル ★★★★★★★★★★
美食レベル ☆☆☆☆☆★★★★★
遭遇レベル ☆☆☆★★★★★★★
総合評価 ☆☆☆☆★★★★★★

写真データ
2003.6.22  37.5cm
み〜ちん  手銛 1.8m  広島




■ アイゴを突く

冬の瀬戸内海ではあまり見かけることはないが、初夏になるとどこからともなく浅場に上がってくる。日本海では背が届くほどの水深でも頻繁に目撃され、泳ぎ回っている個体を除けば難易度的にはそれほど難しくない魚。海底に小さな岩陰や、海藻の間に入って何か考え事でもしているような時があるが、そんな時は横方向から攻めるよりも真上からゆっくり接近し、落ち着いて脳天目掛けて突いてやろう。思ったより頭部は固く、刺さりにくいので大きな個体は斜め上からにヤスを撃つと良い。もちろん取り込み時にはヒレに刺されないように十分注意が必要!


■ アイゴを釣る

広島でアイゴを狙って釣る人はいるんだろうか?40cmくらいまで大きくなり、その体型からして引き味はなかなか強そうだ。エサはオキアミを使うのが一般的とある。とにかく実際に釣った事もなければ釣っている人すら見たことない。


■ アイゴを食う

にかく内臓が臭い。強烈である。捕獲したらまず家に持ち帰る前に海辺で内臓を出して持ち帰る事をお勧めします。しかし、身になると話は別。早めに内臓を取り出した身は臭みなんて全然無く、刺し身でも歯ごたえ良くて結構いけます。塩焼きにするのもありだが、食べる時に独特の皮が気になる。煮付けは個人的に食感があまり好きではない。上手に調理すれば十分美味しく食べれるが、棘には毒があるし、内臓は臭いし、少々やっかいな魚でもある。
注:我らがボラ男師匠は、アイゴの内臓も美味いといって食べている。身の臭さ、内蔵の臭さもその魚の個性なんだ!と。
どうしても臭みが気になる人はゴマ油やオリーブオイルでガーリックスライス等と一緒に炒めると良い。そして熱いうちにレモンやすだちを搾って食べると尚GOOD。


■ ワンポイント

各ヒレに毒腺を持ち、刺さるとかなり痛む。死んでもこの毒は消えないらしい。体色は生息場所に
よって若干変化するが、普通は淡い灰褐色か黄褐色に小さな白斑点が散在する。
沿岸の岩礁域に生息し、群れをなしていることもある。
海の中で見ると、角度によっては稀に大型のアジや、アイナメと間違えることがあるので要注意(←ってオレだけかな!?)。




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