radiography


シマイサキ Phyncoperates oxyrhynchus
スズキ目 シマイサキ科



全長約28cm 島根県

体は細長い紡錘形で、やや側偏する。吻は細長くて尖る。両顎歯は微小な絨毛状で、口は小さい。眼前骨の縁辺に鋸歯がある。尾鰭後縁は截形に近い直線状。幼魚の体は黄茶褐色の地肌に4条の黒色縦帯があるが、成長にともなってその間に3条の細い微かな縦線が現れる。縦帯の斑紋や体色には変異が多い。尾鰭は幼時無色だが、成長に従い10数条に細い黒色縦線が放射状に並ぶ。背鰭12棘10軟条。臀鰭3棘8軟条、側線鱗数50〜55枚。背鰭棘条部中央下の側線上方横列鱗は10〜11枚。櫛鱗で体はざらざらしている。


猫背でおちょぼ口。特筆すべき事は無いが、どことなく上品そうな風格(骨格)を漂わせている。


参考文献
『日本の海水魚 山と渓谷社』




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