ハコフグ Ostracion immaculatus フグ目 ハコフグ科
体はかたい骨板でできた箱で覆われる。腹鰭はない。鱗に棘はなく、すべて軟条で構成される。顎は小さく、突出させることができない。歯は円錐状または門歯状で、上下の顎に6〜16本ある。体の表面から粘液毒を出す。鰓孔は小さい。通常は背鰭と尾鰭を使ってゆっくり泳ぐ。
この世に生を受けたその日から、周りの魚達のように上手く泳げないという過酷な宿命を背負う。動くのは目と口と各鰭のみ。骨が無い。何かを言いたそうな口元がちょっぴりセクシーである。冷静に見れば見るほど不思議な魚だ。