radiography


ハコフグ Ostracion immaculatus
フグ目 ハコフグ科



全長約20cm 島根県

体はかたい骨板でできた箱で覆われる。腹鰭はない。鱗に棘はなく、すべて軟条で構成される。顎は小さく、突出させることができない。歯は円錐状または門歯状で、上下の顎に6〜16本ある。体の表面から粘液毒を出す。鰓孔は小さい。通常は背鰭と尾鰭を使ってゆっくり泳ぐ。


この世に生を受けたその日から、周りの魚達のように上手く泳げないという過酷な宿命を背負う。動くのは目と口と各鰭のみ。骨が無い。何かを言いたそうな口元がちょっぴりセクシーである。冷静に見れば見るほど不思議な魚だ。



参考文献
『日本の海水魚 山と渓谷社』




BACK PAGE