突行記 ’07

『第2回 魚突きキャンプin日本海』
〜ケビン集合 ’07〜
突行日 2007年 9月 4〜5日
■ ケビン集合 − 初日 −

 去年に引き続き、今年も9月にケビン集合を開催!今年は残念ながら水君が仕事の都合でキャンセルとなったため、急遽3人でのキャンプになったが…、やはりケビンでの夜は最高に楽しかった。そしていろんな意味で本当に熱かった!冷房設備も一切無く、網戸も無い。夜はかなり蒸し暑く、しかもその部屋の中で2台のコンロを使って夕食を作った。メインメニューは…鍋。暑さに我慢出来ず、窓を開ければ蚊が入って来る。蚊取り線香もナッシング。暑くて暑くて居心地は悪かったが…何故かあの雰囲気の中では笑って耐えることが出来た。本当に楽しかった1泊2日の魚突きキャンプ。今回も画像メインでレポートしたいと思います。


− 1本目 ポイント・OH −

 予報どおりに波は高かったが、透明度はまずまず。平日という事もあり、釣り人がほとんど居なかったため、いろんなポイント(沈み根)を気の向くままに周ることができた。時期的にも回遊魚の周りを期待していたが、残念ながら見れた個体は捕獲個体であるヒラマサ54.5cmの1匹だけ。キジハタに関してはいつも通り。特に変わった獲り方をしたわけでもなく、セオリー通りな地形で、セオリー通りに捕獲。何のドラマも無かったが、キャンプ初日の食料が確実に獲れたため、まずは一安心。予定通りの2時間でエキジットとなった。

ヒラマサ54.5cm & キジハタ53.5cm キジハタ(7戦連発50UP!)

 海から上がると、らくだ君とヌルハチ君はすでにエキジット済みだった。ヌルハチ君は47cmのキジハタをゲット。らくだ君はどうやら波酔いしたらしく、かなり早めにエキジットしていた様子。…が、彼はここでなんと高級食材・オニオコゼをゲットしていた!オニオコゼが美味いというのは誰もが周知の事実。オレは今までオニオコゼを食べたことが無かったため、「今夜はオニオコゼが喰える〜(ニヤリ)♪」と、一人で勝手にテンションを上げていました(笑)!

オニオコゼ〜♪ オニオコゼ散髪中

1本目の総突果 オレの突果


− 2本目 ポイント・HN −

 らくだ君の希望で、潮当たりのよいポイント・HNを目指す事となった。時間と共に波は高くなる予報だったが、ここまではなんとか海況も保たれている様子。急いで準備を整え、2時間限定の突行を開始する。

 熱い魚影を期待して挑んだが、海はかなり殺伐とした雰囲気を醸し出していた。良い感じの沈み根にもクエやキジハタなどの根魚の姿は無く、どれだけ待っても回遊魚は周ってこない。小アジの群れは随所に見られたため、いつ現れても不思議ではない雰囲気だったのだが…。最後の最後までイシダイ&イシガキダイ以外の捕獲対象魚は見る事が出来ず。1本目でオカズの確保は出来ていたので、このままボウズで上がろうかと思っていた矢先、水深13〜4mの岩下を出入りするイシダイの群れの中から最大クラスのクチグロが一目散に射程圏内へと突っ込んで来たため、少し迷いながらも捕獲を選択。イシダイをストリンガーへと通し、初日の海を後にしました。


イシダイ 62.5cm このクラスになるとカッコイイよね!


 スーパーや酒屋、100円ショップで買い物を済ませ、18時過ぎに宿泊地へと到着。ちなみにこのキャンプ場には内装が全面ピンクのケビンと、全面グリーンのケビンの2棟があるのだが、今年も去年に引き続いてピンクのケビンを案内された。外装も何も変わっていないケビンの入り口に立ち、鍵の掛かったドアを開けると…、やはりその中は不気味なまでの濃い桃色一色。懐かしい雰囲気に浸ると同時に、何故か笑いが込み上げてくる。


今年も去年と同じケビンで!




桃色一色。
でも、意外と落ち着くんだよね。



さーて、晩飯の準備でもしますか。




今夜のレシピは…
キジハタ鍋、お造り(オニオコゼ、キジハタ、イシダイ、ヒラマサ)、イシダイの塩タタキ、
キジハタのタタキ、ヒラマサのユッケ、キジハタとイシダイのホルモン焼き、豆腐屋ジョニ−。


キジハタ下ろし中です。 ラクダ君も真剣モード。 働かない男。


ガスバーナーでアラを炙って臭みを飛ばしてます。
ヌルハチ君、焼き過ぎ…。



ようやく外での調理は終了!
雨で服が濡れちゃったよね〜。
とりあえず鍋の出汁を作ります。
オニオコゼの頭も投入です!
…鍋が出来るまでの間…
毛づくろいをするらくだ君。




鍋はまだまだ時間が掛かりそう…!





室内で火を使うから、超暑い〜(汗)!








…ってことで!!!












「とりあえず乾杯〜!!!」 『料理の一部』
ちょっと見え難いけど、右上がシェフrakudaによるヒラマサのユッケ。これがメチャクチャ美味かった♪キジハタの薄造りが最後の最後まで忘れられていたのも印象的だったね。



餌付け中。 ホルモン炒めてます! めちゃウマー!!



鍋を炊きながら、2台目のコンロで炒め物を…。




「マジで暑い!!」




窓を開けたくても蚊が入るし…網戸も無い。



扇風機も無い。



ただその場にいるだけで汗がダラダラ出てくる…。





「熱いっすね〜。」













…ってことで…!?















外で飲み直すことに♪












ヌルハチ君がシャンプー持って来てたんで、皆で外で身体を洗いました。














この水浴びがメチャクチャ気持ち良かった♪





















そんな水浴びがエスカレートして…















かめはめ波を放つ悟空(オレ)と、気合で応戦するベジータ(らくだ君)。














調子に乗って、威力を増していくかめはめ波!














絶える変態王子!その1・後ろから 絶える変態王子!その2・前から









カナブンに乳首を攻められ、悶える変態王子。












いや〜、マジで気持ち良かったね(笑)!





貸切状態だったんで、かなりハッスルしちゃいました♪





…で、ケビンに戻って…一息ついて…






あれ…






そのまま記憶が無い?





どうやらそのまま寝てたみたいです。







ん〜。一日目、終了。。。




■ ケビン集合 −2日目−


 朝8時に起床。まずは朝食の準備から。
 結局昨夜は早々と寝てしまい、鍋に一切手をつけていなかったので、そのまま鍋を温め直して食べることに。
 ちなみに鍋の締めにはうどんではなく、そば!これもなかなかオツなものでしたよ。

寝起きのらくだ君 昨日の鍋に、そばを投入 朝から鍋!!




意味不明な二人。
このベンチに二人で座ると幸せになる
…と、書いてました。
−ケビンとのお別れ−

 朝飯を食べ終わったら後片付けを済ませ、ケビンのあるキャンプ場を後にしました。
ちなみに左上の写真はケビンの2号棟。こちらの内装は緑一色。来年はこちらに泊まりたいですね!

−1本目 タカッパランド−
 
結構荒れてたね〜(涙)

 潜りたかったポイントが結構荒れていたので、凪っていた風裏のポイントで潜ることに…。

 とにかく魚影の薄い一日だった。エントリー開始早々に60cmラスのヒラマサが1匹、フラフラと泳いでいるのを見かけたが、回遊魚が現れたのはそれっきり。キジハタも3時間で4匹(50〜35cm)見る事が出来たが、どの個体もスレていて、難易度が非常に高く感じられた。その他の魚種に関しても捕獲対象サイズには遠く及ばず、ヤスを撃ち切れぬまま2時間が経過。何とか最後の最後で41.0cmのキジハタを1匹だけ掴まえるのがやっとの状態。

「今日は潮も悪いし、ダメな一日なんだろうな〜」

 …と、自分に言い聞かせ、渋々エキジット。

 そして早々と上がっていたヌルハチ君の下へ…。

 ちなみにヌルハチ君は潜る前にコンタクトレンズを失ってしまい、片眼は裸眼(0.1以下)でエントリー。しかも彼はポイント到着前から「マジ暑いっすね。うざいっすね。クーラーがあるとこで休みませんか?」等を連呼し、全くヤル気が感じられなかった。ポイントへの道中もテンションが低く、これから素潜りを楽しむようには到底思えない。そんな低いテンションに追い討ちを掛けるような、まさかのコンタクトレンズのロスト…。

『もうコイツはダメダメだ。』

 おそらく、突行前は自他共にそう思っていただろう。


 そんな彼が…


「み〜ちんさん、僕もキジハタ獲れました♪」


と、オレの前に大型のキジハタ(54.0cm)を差し出してくるとは…思ってもみなかった。。。

まさか…今日、この男に負けるだなんて…。

今まで掲示板等の突果で羨ましさを感じた事はあったが、今日、初めてヌルハチ君に対して悔しさというものを感じた。

「ん〜。」

らくだ君はまだ帰って来そうにない。

「ヌルはん、オレ悔しいけんもう1回行って来るわ!」

…と、笑うヌルハチ君を残し、もう一度タカッパランドへ。

泣いても笑っても1時間限定のラストダイブ。

とは言え、1本目で2時間みっちり潜っていたため、もう結果は解っていた。

しかも突行中にフィンまで折れる始末。

根元から折れ曲がったフィンで時間一杯潜り続け、水深13mの沈み岩で41.5cmのキジハタを追加するのがやっと。

「終わったな…。」

 制限時間と共に、無念のエキジット。それと同時に今回の突行まで続いていた『7日間連続キジハタ50cmオーバー捕獲記録』も8日目で途絶えてしまった。こういう記録とはいつかは途絶えるもだと解ってはいたが、やはりエキジットした時は若干ブルーな気分にもなるよね。

 でも、悔しさの中にもどこか“ほっ”とした気持ちになっていたのもまた事実。たしかに突果は振るわなかったが、これで記録の重圧からも開放されたし、ヌルの記録更新の場にも立ち会えた。らくだ君の初ヒラスズキも見れたし、何より2日間が最高に楽しかった。

 今年も楽しい夜をありがとう!また来年、ケビンで会いましょう!!


らくだ君は初ヒラスズキをゲット!! 2日目の総突果



「これからは僕の時代ですよ♪(by ぬるはち)」



場所 日本海 OH→HN
天候 晴れ
海況 弱風 波1.5m
小潮 干潮 15:45
透明度 7〜8m
潜水時間 10:30〜15:45
最大水深 15.9m(28.3℃)
ヤス 3.2mチョッキ銛
フィン エスカペ
突果 キジハタ 53.5cm 41.5cm
ヒラマサ 54.5cm
イシダイ 61.5cm

場所 日本海某所 タカッパランド
天候 晴れ
海況 弱風 波1.0m
小潮 干潮 16:45
透明度 6m
潜水時間 12:45〜16:15
最大水深 15.1m(28.9℃)
ヤス 3.2mチョッキ銛
フィン エスカペ
突果 キジハタ 41.5cm 41.0cm





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