釣行記

『こんな日もあるさ・・・。』


突行日 2005.8.10


今回の島根遠征は、あまり思い出したくない遠征の一つになってしまった。確実にロックオンしたはずのキジハタを次々と外し(バラし)、一日潜って獲れた魚はチビッコイシダイが1匹だけ。。。まぁ、このイシダイも不慮の事故みたいなもんですよ。
波高も透明度も期待していた海況とは程遠く、5時間潜って疲労感だけがMAXに。悔しいやら情けないやら・・・。マジやってらんねぇ!

・・・ってなわけで、今回の突行記は殴り書き程度に記録をさせていただきます。

■ 1本目(ポイント・MSP)

合同突行者は山口の実家に帰郷中のヌルハチ君。最悪一歩手前のコンディションの中、8時過ぎに突行を開始する。透明度最悪、魚影薄し。沖に眠る沈み根付近は、チヌやメジナの群れが少々。イシダイの姿は無し。30分でエキジット、もちろんボウズ。

■ 2本目、3本目(ポイント・HP)

透明度は5〜7m、波は比較的穏やか。開始早々に穴撃ちでイシダイ40cm強を一突きするも、穴から引っ張り出すと予定とはかなり違うサイズのサンバソウが・・・。しかもこんな時に限って眉間にドンピシャのキルショット(涙)。
30分後、漁場を沖磯に移して海底探索を開始する。かなり纏まった数のイシダイ(30〜45cm程度)が点在する沈み岩付近で群れていたが、40cmオーバーはなかなか寄り付かず。ややスレ気味か?

何度か寄せを繰り返し、その後視線を海底へ向けると、いつの間にかキジハタ(50cm前後)が直ぐ傍まで寄って来ていた。そしてその後も同一ポイント付近で何度か大型のキジハタと遭遇。一日でこれだけのキジハタは見たことが無い。潮とポイント選択が良かったのだろうか。しかし技術不足とほんの少しの慢心から、突果には反映されず。。。


キジハタ5番勝負
第1R…50cm前後
イシダイを寄せている際に、いつの間にか射程圏内へ。真正面から向かい合って数秒間ロックオン。ジワジワと胸鰭で後退りするイシダイに対し、反転するタイミングを逃さず頭部へ向けて一撃!クリーンヒットと思いきや、ゴリッという鈍い音だけを残してキジハタは爆走・・・。
生きている事を心より願います・・・。

第2R…50cm前後
第1R終了から約5分後、偶然覗いた岩陰にノーマークのキジハタを発見する。大きな横っ腹を露にし、しかもヤス先との距離は約1m。楽勝なシチュエーション。さすがにこれは外す方が難しいだろ??
ところがここでちょっとした邪念が脳裏を過ぎる。
「このシチュエーション。身に穴を開けるのもナンセンス?」
この中途半端な迷いが結果的に手元を狂わせたのか。数秒後、落ち着いて側頭部を狙ったヤスは、何故か明後日の方向へ・・・。(この時点ですでに嫌気が差してしまう。)

第3R…55〜60cm
キジハタ狙いで岩下を探っていると、少し離れた海底でホバリングする大型のキジハタが目に留まる。ゴムをMAX引きでスタンバイし、少しづつ近寄るも、射程圏外ギリギリのところで微妙な追いかけっこ。撃てば当たるが、体勢的にも貫通する保証は無い。同一個体に2度程出会ったが、結局撃ちきれないまま見失ってしまった。
撃てば良かったか・・・?んぅ〜。。。

第4R…40cm強
少し休憩を挟み、再び同じ沖磯にて。偶然覗いた岩下には抜け道があり、小さな海中トンネル(30cm四方)のようになっていた。そのトンネルの向こうに40cmクラスのキジハタが1匹。岩下越しにヤスを構え、タイミングを合わせてヤスを撃つ!胸鰭付近を貫通し勢い良く暴れ回るキジハタ!岩下(トンネル)をスムーズに通らないと判断し、ヤスを手放しキジハタを迎えに行った・・・が、その途中で痛恨の身切れ。情けねぇ〜。

第5R…約20cm

イソベラと見間違えるような可愛いキジハタが、岩下のスペースからこちらを向いて偉そうに威嚇。くそったれ!誰がお前みたいなヤツを相手にするもんか。10年早いわ!

■ 4本目(サケガシラポイント)

すでに疲労はピークに近かったが、チビッコイシダイ1匹で終るわけにはいかないと、泣きの4本目を決意。透明度最悪、波高し。魚影も薄々。潜る価値がないと判断し、30分弱でエキジット。もちろんボウズ。

■ 本日の総括

帰りの車の中でも後悔しっぱなしの島根遠征。瞬時の判断と正確性が問われるキジハタに対して、見事なまでのヘタレっぷり。悪海況の中において、せっかくこれだけのキジハタに会うことが出来たのに、結果に結びつかなかったのはとても残念であり、情けなく思う。後味なんて最悪だね。
ただ、目に見える収穫は無かったが、いろいろな事を改めて考えさせられたこの一日。もう一度自分のミスと真剣に向き合い、同じミスを繰り返さないようにしなければ。失敗の先に、成功はある。次に活かせればそれで良い。オレは向上心の塊だ。


場所 島根県某所
『本日の突果』




寂しすぎる突果と、見るに耐えない氷焼けのため
今回の突果写真は心の奥にしまい込んでおきます。
ご了承下さい。




天候 晴れ後雨
海況 風速5m 波1.0→1.5m
―――
透明度 3〜6m(良い所で)
潜水時間 8:30〜16:00
最大水深 12.0m(28.6℃)
ヤス 3.2mチョッキ銛 
フィン エスカペ
突果 イシダイ 35cm弱(目測)
本日の食卓
イシダイの刺身

嫁がスーパーで大量に大葉を買い込んできてたため、やや小振りではありましたが強引に刺身にしました。サイズの割りに脂のノリが意外と良かったのにはビックリしましたね。食卓的には寂しいですが、味としてはまずまず合格点です♪





REPORT TOP NEXT REPORT