釣行記


『砂地攻略!』

突行日 2005.4.24


永吉さんとエンリゲ君との山口遠征。時期的(水温的)にも回遊魚やイシダイはおそらく姿を現さないため、今日もウマヅラ、メバル等のオカズ獲りに励むことになりました。ちなみに永吉さんとエンリゲ君は今日が海開きです。

■ 1本目(モリマン島)

8時30分。天候、海況共に最高の状態の中、ひと気の無い砂浜よりエントリー。いつものように砂地の海底を探索しながら100m程沖にある磯を目指したが、今日もカレイやヒラメ等に会うことはできず。沖磯には比較的良い型のメバルが多く居着いていたが、ウマヅラの現れ方は単発的で、その他に目ぼしい魚は全く姿を現さない。オカズ獲り(メバリング)は後回しにして、しばらく沖磯付近の様子を伺うことにした。

突行開始から10分が経過。沖磯から少し離れた小岩が散在する砂地にて、30cm強のアイナメを発見。至近距離にてヤスを構え、ロックオン状態のまましばらく睨めっこをしていたが、タイミングが合わず近くの藻の陰へと逃げられてしまう。とりあえず一旦浮上して呼吸を整え、再度潜行をしようとした時、ぼんやりと眺めていた砂地の海底にやや違和感のある模様が目に付いた。薄茶色の砂地の上に、薄っすらと浮かぶ楕円形のライン・・・!?


「おぉぉぉ〜っ、こ、こ、これは正しく海中では2年振りに見るカレイのシルエットではないか!?」

「しかもデカいっ!!」


アイナメのことなどすっかり忘れ、ゴムを引くなり潜行開始。頭を狙う余裕はあったが、このチャンスを絶対に逃がしたくなかったため、やや遠目から身体のド真中に打ち込んだ!


ドスッ…。


ビッタン・・・ビッタン・・・。


「やったどぉぉぉ〜!隠れ身の術、破れたりぃ〜!!」


ストリンガーにエラを通し、腰にぶら下ったカレイを満足げに何度も何度も確認。手尺で採寸する限り、40cmオーバーは間違いない!久々のカレイ。しかも良型。マジで嬉し過ぎる!

1匹見えると目が慣れたのか、そのわずか数分後、1匹目捕獲の興奮もまだ冷め遣らぬうちになんと2匹目に遭遇。「ここはカレイの集会所なのか?」ゴムを引いてゆっくり潜行し、逃げられる前にミドルレンジから軽く一突き!予想外にも魚の下に岩があり、そのせいでヤスが刺さらずに弾かれてしまったが、傷を負ったカレイはほとんど逃げることなく、すぐ隣の海藻の下に隠れたまま動かない。あまりの無防備さに少し罪悪感を感じながらも、今度は確実に正中にヒット!!そのまま貫通したシャフトを掴み、エラを抜いて取り込みを完了!

わずか30分でこの突果。このまま続けると今日は一体何匹カレイを捕獲できるのか・・・?しかし獲れ過ぎるのもまた困りものだなぁ・・・と、思わず調子に乗った考えを起こしてしまいましたが、そんな心配は御無用でした。それから1時間、砂地では何も見ることが出来ず、沖磯付近に回ってきたウマヅラを1匹捕獲しただけ。

1時間の休憩を挟んで潜った2本目も、沖磯を中心に周囲の砂地を攻めてみましたが、これといった魚には有りつけず。穴の中に追い込んだウマヅラを手掴みで獲ろうとして失敗したり、マダコに逃げられたりと、どちらかと言えば散々な結果でした。

まぁ、でも今日は良しとしましょうよ!カレイが獲れたんですから♪

‐本日の総括‐

苦手意識の高かった砂地で、久々に獲れた満足な魚。去年の暮れから砂地砂地とシツコイくらいに言い続け、砂地のポイントに突行すること10数回。諦めなければいつかは獲れると思っていましたが、ようやく苦労が報われました。


場所 山口県某所
『本日の突果』
天候 晴れ
海況 風弱く 波高50cm
大潮 満潮 9:00
透明度 3〜7m
潜水時間 8:30〜13:30
最大水深 5.4m(12.7℃)
ヤス 3.2mチョッキ銛 
フィン ワープフィン
突果 マコガレイ 44cm(自己記録) 31cm
ウマヅラハギ 34cm
本日の食卓
左写真:刺身 右写真:カルパッチョ
どちらもホントに美味かった!縁側もコリコリしていてポン酢で食べたら最高でした♪もちろん骨はしっかり揚げて骨煎餅に。美味い魚と美味い酒、そして目を瞑れば捕獲時の光景が蘇る・・・。
こんなに充実した日曜日は久しぶりだ。





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