釣行記


『凝りもせず・・・。』

突行日 2005.3.16


仕事の予定が変わり、急遽海へ行ける事になった。前回の突行内容を考えると、次回の日本海遠征は1ヶ月以上先になると考えていたのですが・・・

 
・この日の島根は珍しく晴天(高気温)&ベタ凪
 ・どうせ瀬戸内で潜っても結局はチヌしか相手にしてくれない。
 ・前回のたった1回の突行で全てを判断するのは早々か。


・・・等の理由から、懲りもせす(?)再び冬の日本海は島根県某所へと車を走らせることになりました。今日の同行者はヌルハチ君。決してここには書けない、聞いて呆れるような馬鹿話が異常なまでの盛り上がりをみせ、道中はあっという間の3時間でしたね。

■ 1本目(海水浴場・TM)

この時期の日本海は、磯場の魚影が超薄ということもあり、本日はオール砂浜の3本勝負。まずやって来たのは数年前の12月、某釣り雑誌で紹介されたマゴチ&ヒラメ爆釣の海水浴場。さすがにここなら潜っても通報されることは無いだろう。東側の大岩付近には釣り人が数名いたが、砂浜にはサーファーもおらず予想通りの貸し切り状態。約50m沖の海面にはホンダワラ地帯らしき黒いシルエットも見える。高まる期待の中、10時過ぎに突行を開始した。

まず海へ入るなりガックリさせられたのは予想外の透明度。砂埃のようなものが舞い上がり、砂浜が全体的に白濁している。良い所でも3m前後しか見えない。数回の空潜りを繰り返した後、こんな状況で砂地の魚を探すのは無謀と判断し、50m程沖合いに見えたホンダワラ地帯へと向かうことに。(実際に行ってみるとホンダワラはほとんど生えておらず、陸から黒く見えたのは、波除のための捨て石でした。)

しかし、この捨石エリアに到着するなりビッグチャンス到来!水深わずか3m程の所を泳ぐ30cm前後の魚のシルエットを、薄っすらと確認することができた。何となくチヌっぽかったが、もしメバルなら突いてやろう・・・と、進行方向を予測して先回り。捨て石に身を隠すように海底へ張り付き、魚が現れるのをじっと待つことに。10秒、20秒、30秒・・・、読み間違えたか!?諦めかけた時に姿を現したのはなんと50cmクラスのチヌ!!ヤス先はすでに魚のほうに向いており、その距離わずか1.5m程。チヌの目の動きまで観察できるほどの余裕な間合い。これを外したらヤバイだろ・・・。かなり楽勝気味に放ったヤスは、エラのやや後方部分を貫通!!サイズ通りのパワーで思いっきり暴れられましたが、それを楽しむ余裕すらありましたね。

ラインを手繰り寄せ、落ち着いて取り込み完了!サイズは県外自己記録となる52.5cm。突行開始早々に良い仕事ができましたが、まさかこれが本日最初で最後のアタック(射撃)になるとはこの時は思ってもみませんでした。何せこのポイント、ホントに魚が居ないんです・・・。少し行動範囲を広げ、釣り人がいない大岩付近へも顔を出してみたのですが、何処へ行ってもフグばかり。良かったのは最初の最初だけか?
透明度も悪かったし、1時間で見切りをつけて次のポイントへと移動することにしました。

■ 2本目(海水浴場・MC)

海を見ながら車を走らせること30分。透明度だけはかなり良さそうな海水浴場に到着。沖へ出ると波は少し出ているが、雰囲気の良い岩場が広がっていてこちらもなかなか楽しめそうだ。

12時過ぎにエントリー。たしかに透明度は10m近く抜けているが・・・、魚が全く見えません。湾外へ出てみても結果は全く同じ。ただただ寂しい光景が広がっていました。

結局ここでも1時間程でエキジット。湾内の捨て石付近に極小メジナの群れを見ただけという、想像以上にお粗末なポイントでした。

■ 3本目(ポイント・MM)

最後に選んだのは国道沿いのとある砂浜。沖には磯場もあって地形的には申し分ない。しかし海の中ははフグ、フグ、フグ・・・フグだらけ。透明度もそれなりにあったのですが、フグ以外の魚に出会うことなく1時間30分が経過。はぁ・・・。お疲れ様でした。


‐本日の総括‐

2週連続で同じ事を言うのも何ですが・・・、魚影薄過ぎです。漁師や警察からのお咎めは無く、一日を通して楽しかった割りには非常に薄い突行内容でしたね。1本目の最初にチヌが獲れてなかったらヤスを撃つことなく一日が終わるところでしたよ。透明度は瀬戸内に比べてそれなりに高かったのですが、やはり魚が居ないのは考えものです。少なくともあと1ヶ月は瀬戸内で大人しくしてようと思いました。


場所 島根県某所
『本日の突果』
天候 晴れ
海況 風弱く 波高1.0m
小潮 満潮 15:00
透明度 3〜8m
潜水時間 10:00〜16:00
最大水深 6.0m(12.5℃)
ヤス チョッキ銛 3.2m 
フィン ワープフィン
突果 クロダイ 52.5cm(県外自己記録)
本日の食卓
写真はクロダイの刺身。先週と違い、今回はコレ1匹で水炊き、寿司等いろいろ楽しめました。
しかし季節はもう3月中旬。寒チヌという言葉はぼちぼち使えない季節になりましたね。さすがに産卵期も近づいているため脂のノリはピークをすでに超えていますが、3月いっぱいは歯応え良く、刺身でも美味しく食べれそうです♪





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