久し振りに親父の船で沖へ出れることを期待していたが、親父が風邪でダウンしたために今日も近場のポイント・AAで潜ることになった。船が出せないと分かるとモチベーションもやや低め。朝から潜る予定だったが準備もダラダラしてしまい、結局ポイントへは14時過ぎに到着した。
■ 1本目(ポイントAA)
陸からは澄んで見えたが、実際に潜ると透明度は2〜3m。天気の方も朝から雨が降ったり止んだりと、どうもスッキリしない。せめてこんな時は魚影くらい濃くあって欲しい・・・。そう願いながら、100mほど沖の漁場を目指した。
5分ほどでポイントに到着。ウェット内の海水が温まり、戦闘態勢が整った矢先、射程圏内でホバリングしているウマヅラを発見。しかし身と肝を傷付けないよう慎重に頭へ狙いを定めていたら、最後までヤスを撃つチャンスに恵まれず、やがてフラフラ〜っと逃げられてしまった。「ま、ウマヅラなら他にもいるからそのうちの1匹くらい逃げられてもいいや」そう楽観視していたが、今日の魚影は全体的に薄く、2匹目のウマヅラに会うまでに30分近くもかかってしまった。さすがにこの2匹目は“頭撃ち”を狙う余裕は無く、的を大きく構えて捕獲に成功。これでとりあえずボウズは回避。
局所的にだが魚影がやや濃く感じたので、その後も同じ場所で粘ってみることにした。水深6〜7mのところで1分前後の“待ち”を続ける。数回目の潜行でやや遠目にウマヅラを発見。「こっちに来ねぇかな〜?」とヤスを構えて待ったが、一向に寄る気配はない。そうこうしていると息が持たなくなってきた。仕方ないので諦めて浮上しようと視線を他へ向けると、オレの真横2〜3mのところにチヌが1匹。バッチリと目が合ってしまったので、オレが動いた瞬間逃げられるのではないか?そう思いながらもダメ元でヤス先をゆっくりと向けてみた。あれ?逃げねぇぞ・・・?シチュエーションのわりに、あまりにも簡単にロックオンし過ぎたため少し躊躇ったが、情け容赦は無用の一撃!!ヤスは鰓のやや後方を反対側まで綺麗に貫通!キルショットではなかったが、身動きが全く取れない様子だったため、浮上しながらでも楽に取り込み完了。スカリに通したチヌは、採寸の結果、ジャスト40cm。ここで少し余裕が出たのか、次に出会った後ろ向きウマヅラは、30秒近いロックオンの後、横を向いたところを綺麗に口元を貫いての捕獲に成功。
開始から約1時間。相変わらず空も海も魚影もパッとしない。こんな低いモチベーションで海に臨むのは不本意なため、早めに撤収することに。帰り際、藻の陰に隠れ、捕食に夢中になっているチヌを発見。海藻で視界が遮られ、大きさがイマイチ把握できないままにヤスを撃つ。クリーンヒット!しかし、サイズは・・・37cm。。。今シーズン、40cm未満はスルーしようと思っていたのだが・・・。
なんだか最後までパッとしない微妙な気分のまま上陸。オカズ的には揃ったが、やはりもう少し刺激が欲しかったかな。
■ 本日の総括
とにかくモチベーションの上がらない一日でした。透明度、魚影、天候、どれもイマイチ。良かったのはオレの体調だけ。まぁ元気が一番なんですけど・・・。それでも冬チヌのシーズンに入り、コンスタントに良型が上がっているのは嬉しいのですが、着実にサイズダウンしているのが少し気になりますね。
次回の突行予定は26日、今年最後の山口遠征。もしかしたらこれが2004年の突き納めになるかもしれません。テンション上げて行きましょう♪
・・・本日出会った捕獲対象魚達・・・
ウマヅラ35cm前後を5匹前後 クロダイ30cm前後を中心に10匹ほど。
メバル(小・少) タナゴ(中・少) スズキ40cmを1匹
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場所 |
AA |
『本日の突果』 |
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天候 |
小雨のち曇り |
海況 |
風弱く 波高0.5m |
潮 |
小潮 満潮 16:00 |
透明度 |
2〜3m |
潜水時間 |
14:45〜15:45 |
最大水深 |
6.6m(16.0℃) |
ヤス |
2又手銛 2.7m |
フィン |
ワープフィン |
突果 |
クロダイ 2匹 40cm 37.5cm
ウマヅラハギ 2匹 35cm前後 |
本日の食卓 |
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こいつはなかなか美味かったぞ。今までチヌを鍋に入れたことは無かったんだけど、今後は選択肢の一つになったね!もしかしたら変な臭みが出るかな?と思って今回はキムチ鍋にしたんだけど、締まりの良いムッチリした肉質は薄味の鍋に入れるより、キムチ鍋のような主張するタイプの方が合ってると感じました。 |
クロダイ鍋(キムチ鍋) |
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