釣行記


『メバリング PART2』

突行日 2004.12.5


第5回山口遠征。いつもながら目標は高く、狙うはブリ&イシダイ。前日の忘年会では酒の量を抑え、万全の体調で朝を迎えたのですが、前夜から降り続く大雨と強風の影響で海はかなりの荒れ模様。現地に着く頃に雨は治まったものの、岸壁に打ち上がる波飛沫と風速10m前後の強風を前に意気消沈。とりあえず波が比較的穏やかで陸から見て透明度が良さそうなポイントを探し、潜ってみることに。この時点で今日も回遊魚はお預けとなり、オカズ獲りのメバリング路線でいくことになった。。。

■ 1本目(アパート横)

波は1m以内だが、風が非常に強い。時折吹き付ける突風は真っ直ぐに立っていられないほど。しかしこんな状況でも透明度が良かったのは想定外の嬉しい誤算。5mの底を泳ぐ魚が十分確認できる。雰囲気的にイシダイやブリは現れそうに無いが、魚影としてはまずまず。赤と黒のメバルを中心に、ウマヅラも稀に顔を出す。

浅い岩場に群れるメバルは後回しにし、開始から1時間程は砂地にてカレイ等の底物探しに徹してみたが、結局最後まで何も見つからず。諦めて岩場に戻った直後、水深5mほどの海底にホバリングしているアイナメを目撃。しばらく様子を見ていると、近くの岩陰に移動したため、ゆっくり追いかけて落ち着いて一突き。浅場で楽に捕獲したアイナメは38cmと瀬戸内ではまずまずの良型。今日はメバルオンリーで終えるつもりだったので、何となく得した気分ですね。

赤メバルが産卵期のため、狙うは“黒メバル”。こいつらは赤に比べて警戒心が強いため、ヤスを向けるとすぐに岩下に隠れてしまう。しかし、その行動パターンこそがこちらの思う壺。狭い岩穴に逃げ込んだ黒メバルはほとんど身動きが取れず、ゴムを“ちょい引き”にして小突くだけで簡単に獲れてしまう。サイズも赤より一回り大きいため、獲り甲斐もあって面白い。しかし5m以浅の穴撃ちで、ロングフィン&2.7mの手銛はかなりのオーバースペック。青ヤスの方がよっぽど効率良く獲れそうでした。

オカズ程度のメバルが獲れた後、居着きのウマヅラを2枚捕獲して1本目は終了。

■ 2本目(潮当たりの良い岸壁)

2本目はちょっとだけ冒険に・・・。オカズも獲れたし早めに撤収しようかとも思ったが、せっかくここまで来たのだからブリの面の一つでも拝んで帰りたいと思い、白波立つ海に身を投じてみた。入水早々にメジナの群れが出迎えてくれたが、その後は特に目ぼしい魚に出会わず。ここでも底物を探しながらブリの登場をひたすら待ったが、結局最後までお目当ての魚に出会うことは無かった。地形的にはいつも行っている“崖っぷちのポイント”に近く、小アジの群れも時々回ってきてたので、通い詰めればブリとの出会いも十分に有り得るポイントだ。

■ 本日の総括

コンディションの悪い中、透明度の良い海で快適にオカズ獲りができたのは不幸中の幸い。ブリやイシダイに会えなかったのは残念ですが、こんな日はスキンダイビングを楽しめただけでも十分でしょう。まずまず良いポイントも発見出来たことだし、また年内に必ずリベンジしますよ。



・・・本日出会った捕獲対象魚達・・・
ウマヅラ30cm前後を3匹  アイナメ40cm前後を2匹
メバル(小、中) メジナ(中) タナゴ(中)



場所 山口県某所
『本日の突果』
天候 雨のち曇り
海況 風非常に強く 波高1〜1.5m
小潮 満潮 15:30
透明度 5〜7m
潜水時間 13:30〜15:45
表面水温 ―― ℃
最大水深 8.4m(18.4℃)
ヤス 2又手銛 2.7m 
フィン エスカペ
突果 メバル 7匹 25〜18cm
ウマヅラハギ 2匹 30cm前後
アイナメ 1匹 38cm
本日の食卓
キジハタ鍋の美味さが忘れられず、アイナメで代用してみた。
キジハタと比べるのは少々荷が重かったが、それでも普通に考えればアイナメだって十分高級魚の部類に入るのではないだろうか?味の方もお世辞抜きに合格。繊細で上品な肉質は、ポン酢で食べると口の中でホクホクと微妙な足跡を残して消えてゆく・・・。
美味しさの部位別順位は、頬っぺたが1番。プルプルの皮が2番。胸鰭の付け根が3番。
煮付けも良いけど、魚本来の味で勝負したいなら、こういった薄味の鍋、水炊きが良いね♪
アイナメ鍋





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