世間はゴールデンウィークと賑わっている中、オレはというと仕事漬けの毎日。しかも2日連続の夜勤ときたものだ。海への足は遠のくばかり・・・。だけどそんな逆境の中だからこそ、余計に海が恋しくなる。「時間とは自分で作るもの!」そう自分に言い聞かせ、夜勤と夜勤の間に早朝1本勝負をかける事にした。
リミットは1時間半。連続勤務の疲れからか、目覚し時計への反応がすこぶる悪い。目的地到着は1時間遅れの8時。さすがに大型連休というだけあって、岸にも沖にも釣り人が多い。迷惑がかからないよう準備を手早く終わらせ、8時30分より潜行を開始した。
今日からウェットスーツはジャケットを脱いで春仕様に。水温は平均して15℃を超え、しかも身軽になったぶん快適な魚突きが楽しめる。水温の上昇とともに海中にも変化が。
潜り始めて5分で、いきなりチヌ45cmクラスとばったり遭遇。射程圏内ギリギリのところまで寄せたが寸でのところで逃げられる。しかし逃げ方はゆっくり。次に30cmクラスを1匹、こいつはヤス先50cmのところまで寄ってきた。サイズ的に迷ったが、せっかくここまで来てくれたのだから・・・ということで、キルショットにて捕獲。ウマヅラは相変わらず寄ったり寄らなかったりだが、1ヶ月前と比べて絶対数が明らかに増えているため、捕獲数は確実に伸びる。今日も30cmオーバーを4匹捕獲。しかもついにあの技での縛りを解禁する時が来ました。身も肝も傷付けない口先狙いのスペシャルショット4連発。仕事人っぽいところがいいですね。
開始から45分経過。相変わらず40cm以下のチヌは数匹射程に入ってくる。しかしこいつらはみんなスルーだ。オカズが揃った今、狙うは45cmオーバーのチヌ、もしくはスズキオンリー。スズキはかなりの数がいましたね。4〜5匹の群れ(ハネサイズ)から大型の単体まで。しかしどれもヤスを撃つまでに至らず・・・。今度はこいつらにリベンジです!
1時間を経過しようとした時に、水深7mのところで待っていると1匹のチヌが目の前に。距離は3mほど。サイズは40〜45cmはありそうだ。特に何をするわけでもなく寄ってきたところを一突き。ヤスは腹部にクリーンヒット&シャフトまで貫通!暴れまくる良型のチヌを前に押さえても仕方が無いのでヤスを上に向け急浮上。チヌはシャフトを軸にクルクルと回りながらヤス先の方からオレの手元に・・・、ナイスキャッチ(笑)♪エラを取り、スカリに通して任務完了!採寸の結果は43cm。はたしてこの時期のチヌのお味がいかほどのものか??最高に脂が乗った年末年始の40cmオーバーと比べるのは酷だが、少なくともまだ臭みはないだろう。捕獲難易度がこの1ヶ月でかなり下がってきたが、それと共に味・歯応え・脂のノリとも暴落気味。美味しい時期に楽に獲りたいのは誰もが思うことだけど・・・。う〜ん、一長一短だ。
とりあえず夜勤が終わったら、皮付き刺身で一杯やりますかね。
場所 |
AA |
『本日の突果』 |
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天候 |
晴れ |
海況 |
無風 ベタ凪 |
潮 |
大潮 満潮 8:50 |
透明度 |
2〜3m |
潜水時間 |
08:30〜10:00 |
表面水温 |
15.6℃ |
最大水深 |
8.5m(15.6℃) |
ヤス |
2又手銛 2.7m |
フィン |
ワープフィン |
突果 |
クロダイ 43、30cm
ウマヅラハギ 4匹 |
本日の食卓 |
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【左:黒鯛の刺身(皮付き】
歯応えがなくなるこの時期だからこそ試してみる価値がある1品。皮周辺のゴリゴリ感、独特の甘みは流石!ポン酢と薬味であっさりといただきました!
【右:ウマヅラのネギポン】
ポン酢とネギに今日は七味を加えてみた。美味いっす! |
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