釣行記


『のっこみ期突入!』

突行日 2004.4.7


天気は曇り。いつ雨が降り出してもおかしくない空模様。時計はもう16時を回ったというのに、1時間だけでも潜らせてくれ!と嫁に懇願し、今日も海に来てしまった。

時間もないので手早く着替えてエントリー開始。夕暮れ間近だが水温はかなり高め。海に浸けた顔が痛くならない。ただ、濁りは相変わらずだった。

潜り(泳ぎ)始めて数分も経たないうちにウマヅラを1匹発見。水深1m程だったので、海面から息を凝らして確実に捕獲。その5分後にも水深1.5mほどのところで同じように捕獲。

先週もそうだったが明らかに警戒心が薄れている。おそらくこちらの存在に気付いているはずだが、逃げずにモジモジしている。それどころかその15分後に出会ったウマヅラは「オレを突いてくれ〜!!」と、言わんばかりに遠くから寄って来て、ヤス先20cmのところでビタ止まり。全盛期(夏〜秋)ほどの凄さ(絶対数・寄り方)はないが、確実に活性が上がっている事がよく分かる。

ウマヅラにはかなり満足させられたが、肝心のチヌはいつもより少ない。是非ともノッコミ期が終わるまでに良型をもう1度食べておきたいが、50cmクラスのチヌの射程に背後から迫ったものの、「この態勢では刺さっても確実に振り切られるだろう」とヤツが横を向くのを待っていた数秒後、こちらに気付いて爆走されてしまった(涙)!しかしこの逃げられたチヌ、めちゃくちゃ太っていて後ろから見るとまるでラグビーボールのようだった。脂も乗っていそうで、きっと美味かったんだろうなぁ・・・。

しかし、悲しむ間もなく次のチャンスが到来!水深5mほどの所で待っていると、4〜5m前方にチヌのシルエットを確認。徐々にこちらに近付いてくる。サイズは先程のよりかなり小さいが40cm程はありそうだ。チヌと目を合わさないように横目で確認・・・。おそらく30秒近く待っただろうか、ついにヤス先1mのところまで来た。射程圏内!しかし今度は真正面・・・。さて、どうしようか!?大きなモーションは絶対に起こさずヤス先を向けたまま睨めっこ状態。濁っていて向こうからもはっきりと見えてないのだろうか。こちらが怪しい者じゃないと確認し、ゆっくりとチヌが方向転換しかけた所を確実に頭付近に打ち込んだ!ヤスは深々と刺さり、チヌは固まって暴れない。そのまま押さえ付けてがっちりキープ!ヤスに刺したままエラを取り、スカリに通して一安心。約1ヶ月ぶりのチヌの捕獲はかなり嬉しかったですね。

その後チヌは射程に入ることは無かったが、ウマヅラが1匹寄ってきたところを追加!5時30分を過ぎると辺りは少しずつ暗くなり、海中でも何がなんだか見分けがつかない状況になってきた。腰には30cmオーバーのウマヅラ4匹と40オーバーのチヌ1匹。これだけ獲れれば今夜はもう十分だろう!と、久しぶりに納得の獲物を引っさげて海を後にしました。




場所 AA
『本日の突果』
天候 曇り
海況 風やや強く 波高50cm
中潮 干潮 17:10
透明度 2〜4m
潜水時間 16:40〜17:35
表面水温 13.7℃
最大水深 7.1m(13.4℃)
ヤス 2又手銛 2.7m 
フィン ワープフィン
突果 クロダイ 42,5cm
ウマヅラ 4匹 35〜31cm
本日の食卓
【左:黒鯛の白子・酒蒸し】 【右:ウマヅラの生肝】
今日の一番は何だろ?生肝で食べるウマヅラの刺身も美味かったし、脂の乗りはイマイチだったが身の締まり、歯応えが最高のチヌ刺しも相変わらずGOOD!でも一番印象的だったのはポン酢で食べた白子の酒蒸しかな!?酒のつまみには最高の1品!華やかな食卓になって満足満足。





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