釣行記


好奇心≧警戒心

突行日 2004.3.31

「天気も良いから花見もいいね!」という嫁の言葉に屈することなく、(無事)海へと到着。
たしかに天気はすこぶる良かったが、車を降りてから分かった風の強さに少しブルーな気分に・・・。かなり先行きが怪しかったが、迷っていても仕方ないので、とりあえず波が出る前にソッコーで着替えて海へ入ることにした。

13時45分、潜水開始。不幸中の幸いか前日の雨の影響もまったくなく、海の中はこのポイントにしては最高に近い透明度(とはいえ4〜5m)。しかし残念ながら魚影は薄め。40cmオーバーのチヌはたまに姿を現すのだが、やはりそう易々と射程圏内には入ってこない。前回見た『ポイント・AAの主』(メーター級スズキ)も今日は現れず、居たのは痩せこけたハネサイズが7〜8本。ウマヅラの数は少しずつだけど増えてきたかな〜?という程度。

開始20分後、視界の3m先にウマヅラを発見。射程距離としてはギリギリのところだが腕発射(※1)すればなんとかなるか?と、テスト感覚でヤスを撃つと見事に頭を貫通!これはマスターすればかなり使えるかもしれないぞ!?

その直後、今度は5mほどのところにウマヅラを3匹目撃。さすがにこれは遠すぎるなぁ・・・と思っていたら、その中の1匹が健気にもこちらに向かってくるではないか♪ウマヅラが自ら寄って来るなんて何ヶ月ぶりだろう??「おぉ〜よく来てくれた!お前は可愛いヤツじゃ!」どこまでも近付いてくるウマヅラ。ヤス先との距離は20cm!加えて動きは超スローモーション。・・・というわけで、口先を狙って一突き!身も肝も大事にね☆

さぁ、この調子でチヌもいきますか!と調子に乗ってきたのに、この頃から風がさらに強まり、沖では白波が立ち始めた。波酔い寸前で踏ん張ってたオレも、いつしか嘔吐寸前にシフトダウン。それでもやせ我慢してウマヅラを1匹追加したが、潜る前に補給した『ウィダーインゼリー』が少し食道を逆流しかけたところで、ついにギブアップ。ヘロヘロになりながら上陸し、本年度最後の突行を終えました。

う〜ん。のっこみ期に入るまでにチヌが1匹欲しかった・・・。次回に期待しよう!


※1 腕発射
密良会のぼら男師匠が得意とする技の一つ。腕を縮めてヤスを構え、発射と同時に前方に腕を突き出す!腕を固定しない分だけブレ易く誤差は大きいが、メリットとして威力の増強と射程距離の延長が可能となる。極めればかなり有効的なヤスの撃ち方の一つであろう。





場所 AA
『本日の突果』
天候 快晴
海況 風強く 白波あり
若潮 干潮13:30
透明度 4〜5m
潜水時間 13:45〜14:45
表面水温 12.8℃
最大水深 7.8m(12.6℃)
ヤス 2又手銛 2.7m 
フィン エスカペッツ
突果 ウマヅラハギ 3匹 34〜29cm
本日の食卓
【左:ウマヅラの刺身】
【右:生肝葱醤油】
ウマヅラの原点はここにあり!いつまで経っても飽きない食べ方ですよね。生肝を食べれるのもフィッシャーマンの特権みたいなもんですよ。





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