釣行記


『ボラボート出港!』

突行日 2004.3.20


久々の海。今日は密良会の御三方(ボラ男師匠、はしけんさん、浦べっちーさん)と一緒に師匠のゴムボート(通称:ボラボート)に乗って、潮通しの良いポイントを開拓の予定。午前6時半に集合し、現地には7時過ぎに到着。黒いウエットスーツに着替えてボートに乗り込むその姿は、まさにどこかの国から来た不審船のようです(笑)。

7時30分、「オレ達って絶対不審者扱いだよね!」と冗談を言いながら、新たなるポイントに期待を膨らませて意気揚揚と出港!!・・・??・・・のはずが、ボートが沖に出た直後にエンスト。。。ちょっと焦る不審な4人組。オイルがどうとか空気弁がどうとか言っていたけど、オレには良く分からない。とにかく素人目で見て一つ言えるのは、エンジンが動かなくなったってこと・・・(涙)。

頑固にもオールとロングフィンで漕ぎながらポイントへ向かおうとしたが、何時間かかるか分からない距離。「今日は諦めて近場を攻めようや。。。」誰かが言った、そして誰もが思ったこの言葉で目的地変更。

とりあえず予定よりもかなり潮通しの悪い近場のポイントに到着。でも雰囲気はそう悪くない。ボートを陸に固定していざ潜行開始。う〜ん、かなり濁っていて良く見えない・・・。透明度は2mくらいか?しかし磯の形状や藻の生え方からすれば、良型のチヌやメジナ、コブダイを始め魚の気配はヒシヒシと感じる。まず最初に見たのは40cmクラスのチヌ。続けて同サイズのチヌをもう1匹見たけど、どちらも逃げる後ろ姿を確認したのみ。こんな現状、透明度の高い日本海や太平洋で潜っているスピアマンには想像もつかないんだろうなぁ。

10分ほど経過。根魚も探しながら水深6mほどのところにある大きな岩を越えると、岩陰に30cmクラスのメジナが数匹と50〜60cmのコブダイが1匹ドーンと居座っていた。「おっ、久々のコブダイじゃん!冬のコブ鍋もいいかも?」と、逃げ出すメジナを横目に逃げ遅れたコブダイの脳天目掛けてヤスを発射!しかし射程圏内ギリギリからの射撃は狙った急所を大きく外して腹部に直撃!(ヘタクソ・涙)暴れるコブダイを必死に岩壁に押さえ付けること十数秒、さ〜て・・・ここからどうして捕まえてやろうか?と、思っていた矢先、刺さったヤスがシャフト部分まで貫通してしまった。いつもなら貫通は大歓迎だが、今回は逆にコブダイをフリーの状態にしてしまい、さらに大暴れ。掴む事も押さえる事も出来ず、シャフトを軸にただただ暴れるコブダイを呆然と見ていたら、そいつはついに自分のお腹を引き千切って逃げられてしまった。「そこまで嫌がらなくても・・・。」ヤツは一瞬にして視界から消えていきましたが結果は間違いなく無駄殺し。反省です。

その後も1時間近く潜りましたが、これといった魚には遭遇できず、1本目終了。師匠がスズキをバラしたくらいで、皆さんも良い魚に出会えなかったらしい。

来た路を再びオールとロングフィンで漕いで帰り、場所を改めての2本目。透明度は5mくらいとまずまず高く、魚も40cmクラスのチヌを数匹目撃。しかしどうにも寄せきれずにタイムアップ。残念。今日はボラが多く、軽く10匹以上射程圏内で目撃。その中の1匹でもスズキだったらなぁ〜、と非現実的な事を考えながらやや不完全燃焼の中、納銛としました。

密良会の皆様、今日も一日お疲れ様でした&ありがとうございました。今度は今日行けなかった例のポイントに行きたいですね!またお願いしま〜す。

さて、オレは明日も突行予定。はしけんさんも一緒に行けるのかな?予定地はここのところ相性の良いポイント・AA。明日こそは・・・!!!





場所 IS
『本日の突果』





見事な坊主でした・・・。





天候 曇り時々小雨
海況 風弱く波高20cm
大潮 満潮 9:45
透明度 2〜5m
潜水時間 8:20〜8:45
10:30〜11:15
表面水温 11.1℃
最大水深 7.8m(11.0℃)
ヤス 2又手銛 2.7m 
フィン エスカペッツ
突果 ――――





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