今日は午後からの突行。嫁同伴で昼過ぎに現地に到着するも風が強く、海はやや荒れ気味。天気は良く、良いコンディションを期待していただけに、ショックは大きかった。
「こんな日は潜りんさんな」と嫁。しかしこれくらいなら大丈夫と判断して海へと入る。実は前回のサイナススクイーズが治っているかどうかが一番気掛かりで、完治している事を確かめたかったんだけど、結果は・・・。
前回ほどではなかったが、潜水直後から前頭部に圧迫感を感じてしまい、スクィーズが解消されるまではそれ以上(2m)深くヘ潜れない状態。だから深く潜るためには2m前後で一度止まり、圧平衡が取れたら再潜行・・・。こんな状態ではフラストレーションは溜まる一方だ。
環境面でも厳しかったね。水温はグングンと下がり、それにより魚の活性も一緒に下がる。すると好奇心は無くなり、残るのは警戒心の塊だ。さらにクロダイやウマヅラの群れも水温の安定している深みへと移動するため、絶対数も減っていく・・・。厳しくも寂しい季節の到来だよね。。。
そんな中、クロダイ45cmを1度だけ射程に入れることが出来た。しかし、体制が悪く躊躇している隙に逃げられてしまう。ウマヅラも発見と同時か、それよりも前に逃げて行き、確認できるのは爆走中の後ろ姿のみ。あまりにも寂しい。
サイナスを騙し騙し潜っていたけど、波も少しずつ出始め、波酔いが始まった。たしかに嫁の言うとおり、潜る日じゃなかったのかもね。反発した上にボウズで上がったら格好悪いなと、放心状態のウマヅラ35cmをなんとか捕獲。ま、1匹でも薄造りにすれば2人で食えるか!と妥協に妥協を重ね、豪快な嗚咽に耐えながら陸へ向かって泳ぎました。お好み焼きを食べた直後だったので、そのまんま全部吐きそうだった。
突行記を書いてて気付いたんだけど今日のウマヅラは通算捕獲150匹目だったんだね。
たくさん突いたなぁ〜。
そして、たくさん食べたなぁ〜(笑)。
ちなみに今日は初顔合わせが2種いました。
まずはウマヅラカワハギ?
ウマヅラの顔なんだけど、胴体がまん丸で体はカワハギチック。明らかにウマヅラハギとは違い、泳ぎ方も超ぎこちなかったね。なんだろ?奇形かな?
もう一種は回遊魚。あんまり感動が無いのは近くではっきりと見ていないから。数m先をゆっくり泳いでいたんだけど、最初は頭しか見えてなかった。チヌにしてはシャープな顔つき、大ウマヅラかな?と思ってたらドンドン体もでてきて・・・おおぉ〜!!??なんなのさ!?って思ったらブンブンブンと豪快に尻尾を振って逃げてった・・・。もちろん初めてなので種の同定はできず、今振り返ってもあれはほんとに回遊魚だったのか?と半信半疑ですけどね。
いつかとっ捕まえてやろう!そしたらはっきりするもんな。
今日ショックだったのは突果より、治ったと思ってたのに完治していなかった副鼻腔の方だね。スクィーズは解消されず(涙)。・・・で、この今回の突行記の題名が「続スクィーズ」になったわけだけどこの題名、Xファイル好きな人ならピンとくるかな?
場所 |
AA |
『本日の突果』 |
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天候 |
晴れ |
海況 |
風強く 波50〜100cm |
潮 |
小潮 満潮14:00 |
透明度 |
4〜5m→3m |
潜水時間 |
15:00〜15:45 |
表面水温 |
11.1℃ |
最大水深 |
8.4m(10.3℃) |
ヤス |
2又手銛 2.7m |
フィン |
エスカペッツ |
突果 |
ウマヅラハギ 35cm |
本日の食卓 |
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1匹のウマヅラで・・・薄造り(写真左)、カルパッチョ、吸い物、肝(写真右) と、楽しんでみました。どれも即売り切れ。う〜ん、当たり前か。肝は旬を迎えかなり肥大していました。ちなみに通産150匹めのウマヅラです。 |
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