釣行記


『不完全燃焼』

突行日 2004.1.18


今日はボラ男師匠とサブロー岩に行った。師匠のお気に入りポイントというだけあってけっこう楽しみにしてたんだけど・・・。

急斜面の崖を降りて着いたのは、雰囲気の良さそうな磯場。快晴・無風・凪の中、10時30分にエントリーを開始する。浸水直後、師匠に一番熱いポイント(サブロー岩)の真上までエスコートしてもらい、『ここの下だ!行って来い、み〜ちん!』とヤスでオレに指示を出してくれた。

深さは7〜8m、呼吸を落ち着かせて美味しいトコを頂きます♪・・・とばかりに潜行を開始。大きな岩と岩が良い具合に重なり合い、その中の空洞に顔を近付けて様子を伺う・・・が、良型のメバルは多数いるものの、その他に大物は見当たらない。一旦浮上して呼吸を整えて場所を少しずらし、再度潜行・・・。今日は耳の抜けが悪く、結局一度も抜けないまま海底まで到着。多少の痛みをこらえて岩穴を覗き込むが、やはり待っているのはメバルだけ。

結果から言えばこの2本の無理な潜行が悪夢の引き金だったのかもしれない。2〜3分経過後、ポイントを大きくずらして水深5mの岩穴にむかって潜行を開始。そのジャックナイフ直後に前頭部が痛んだ!深く潜れば潜るだけ痛みが直接頭の中に響く!!耐え切れず水平移動すると『キュルキュルキュル・・・』と音を立てて鼻腔から額の方へ空気が抜けていく感じ。これが・・・、まさか・・・、サイナススクイーズ!?

そのまさかでした(涙)。位置からすると前頭洞か?そこの圧平衡がとれず、それが急激な痛みとなって襲ってくるのだろう。はっきりいってこの状態では魚突きになりません。慣れれば楽になるかな?と少しがんばってみましたが、そのうちにジャックナイフ直後(水深1〜2m)でも耐え難い激痛が走るようになりました。

期待していて、天候・海況にも恵まれ、さらに雰囲気の良いポイントだと分かっただけに、超ブルーな気分です。こうなってしまえば水面からの魚突きしかできません。そこから狙える魚といえば、小さな赤メバル、クジメ、スズメダイ・・・。気持ち悪いゴンズイの幼魚の群れが、こっちを見て笑ってるようでした。

不幸中の幸いか。ちょうど干潮の時間と重なったため、ナマコを3匹、ワカメを適量を捕ることができ、メバルを1匹だけ海面から突いて逃げるようにサブロー岩を後にしました。

今日捕ったワカメは初物。師匠のお奨めです。潜る前から今日はワカメを捕りたいね〜!って盛り上ってたけど、いざ潜ってみると結構生えてるもんだね。師匠はまだまだ小さいと言っていたが、なかなか美味しそうですよ。潜れなくてもこれだけ楽しめるとなると、改めて海の魅力・偉大さを思い知らされるよね!

それにしても今日は何故か分からないけど、昨夜から大物の予感というか良い突果を上げれそうな気がしてたんだけど・・・、大ハズレだったな〜(涙)。

しかしまだ頭が少し痛むね。病院へ行った方が良いのかな?3日後にも潜る予定だけど、大丈夫かな?やめとこうかな?寒チヌがオレを呼んでるんだよね。。。一体どうなっちまったんだオレの副鼻腔!?

※漁業調整規則より、我々一般ピープルのナマコやワカメの採取は禁じられています。無知でした。




場所 サブロー岩
『本日の突果』
天候 晴れ
海況 風弱く波高50cm
中潮 干潮13:00
透明度 5m→2m
潜水時間 10:30〜11:45
表面水温 12.9℃
最大水深 7.4m(12.8℃)
ヤス 2又手銛 2.7m 
フィン エスカペッツ
突果 メバル19cm
赤ナマコ 3匹
ワカメ
本日の食卓
【左:メバルの煮付け】
相変わらず上品な一品。美味しさは保証付きですね。

【右:ワカメ】
新鮮なワカメがこんなにも美味いとは…。ちょっと感動ものでした。
※写真にはありませんが、赤ナマコもかなり美味かった。魚が獲れなくても冬は副産物があるから寒くてもやめられないですね!





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