釣行記


『メバル』

突行日 2004.1.12


今日は突行に珍しく嫁が付いてきてくれた。いろいろと潜る前後に身の回りの世話をしてくれるので助かるが、いかんせん漁獲が上がらないと格好がつかない。よって今日は最低でもメバルは確保できるポイント・ONへと向かった。

ポイント到着は13時。いざ潜ろうとウエットに着替えて海岸に出ると、東方より2隻の漁船がゆっくりと近づいてきた。岸壁からかなり近い所を走っている様子。何をやっているのかと思えば、2隻並んで網を曳いているではないか(汗)!そして2隻の船は無情にもポイント・ONの最高魚影ポイント上層を通過・・・。その後一定のスピードを保ったまま、まるで海岸線を舐めるように西の方へと消えて行った。

はっきり言って、絶望的な気分(涙)。潜る前から魚は散るわ捕られるわで、良いことなし。一気にトーンダウンしてしまったのは云うまでもない。それは近くで釣りをしていた親子連れも同じだろう。いくら漁師だからといっても、あの暴挙は少し考えものである。

ま、着替えてしまっては後には引けないので、船が通らなかった限りなく岸壁よりのホンダワラ林道と沖合いを攻めてみることに。まずは近場のホンダワラ林、ここ一帯のホンダワラでできた道にはチヌが多数いるとの目撃情報&はしけんさんの大スズキの捕獲例もあったが、今日はもぬけの殻でした。居たのはメバルと大ボラのみ。カラスミを作るなら今が産卵期だからチャンスなのだろうけど・・・、しかし産卵期といえばメバルもそうなんだよね。15cmくらいの個体でも見るからにお腹をパンパンに張らした妊婦メバルが目に付く。さすがにこれを撃つのは可哀相なので、腹の出てない良型を探して数匹捕獲。久しぶりにメバルを追いかけている自分がちょっと懐かしく思えた。でも改めてメバルを狙おうとすると、なかなか難しい魚だよ。妊婦メバルは赤メバルがほとんどなので、狙いは黒メバル。だけど黒メバルって警戒するとソッコーで岩下に逃げ込むんだよね。赤はヤス先向けても知らん顔なんだけどさ。

あまりにも大物と出合わないので、沖に出て沈み根付近を探ってみたり大岩周辺を探ってみたが、今日はどこも同じ状況。いるのはメバルとボラとスズメダイ、加えて小型の根魚達・・・。たまに40cmクラスのコブダイが顔を出す程度で、最後までワクワクするようなヤツには出会えなかった。

残念だったけど、ポイント選択ミスだったかな?船もそうだがボラ男師匠達が前日、前々日と同じポイントを攻めているので、さすがに魚が散っていたか?加えて今日はいつもに増して大型の船の往来が激しかったせいか、透明度も悪かった。

ま、そんな中でも久しぶりにメバルの味を堪能する事ができ、嫁の喜ぶ顔が見れたのは大きな収穫だったかな。メバルは小さくてもやはり高級魚。近所のスーパーで20cm未満が2匹で600円以上するんだから驚きだよね。よし、次回からはもっとメバルを重要視していこう!!





場所 ON
『本日の突果』
天候 晴れ後曇り
海況 風:極弱 波:50cm
中潮 満潮13:00
透明度 2〜3m
潜水時間 13:45〜15:45
表面水温 14.0℃
最大水深 7.2m(13.4℃)
ヤス 2又手銛 2.7m 
フィン エスカペッツ
突果 メバル 7匹 20cm〜
本日の一品
【メバル丼】
熱々の御飯に鰹節を乗せ、その上にブツ切りにしたメバルをド〜ンと豪快に!今回はポン酢をかけて食べたけど、ちょっと合わなかったみたい。ポン酢と魚達は相性抜群なんだけど、ポン酢と白飯が合わなかった・・・。化学薬品みたいな味がしたよ。醤油ベースのもっと違うツユをかければ、その美味さはなかなかのものと思われる!





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