釣行記


『寒チヌ最高!』

突行日 2004.1.7


今が旬の寒チヌを求め、はしけんさんとポイント・AAに。9時集合だったんだけど、潜りたいポイント付近に大きな漁船とナマコ漁の船がウロウロしていたのでなかなかエントりーできず。10時に近付き、漁船がいなくなったのを見計らって、魚突きを開始する。

今日の潜りで今年初めて低水温で顔が痛くなった(涙)。この刺すような痛み、ついに真冬がやってきましたね・・・。とにかく気合で乗り切るしかない!ブランクが空くとテンションもモチベーションも下がって身体が付いていかなくなるからな。

さて、潜ってみるとこの場所にしては4〜5mと透明度が高く、そのお陰かいつもより若干魚影が濃く感じた。相変わらず寄りは悪いが、辛抱して潜っていると、数回に一度の割合だが反応してくるクロダイやウマヅラもいる。しかしあと1歩が足りない。潜り始めて20分ほどこの空潜りの中で愛想の無いクロダイ達との駆け引きを楽しんでいたが、ようやく1匹の射程に入ることができ、狙いを定めて即座にヤス発射!しかし、一瞬早く逃げようとしたのか、2又のヤス先は思いがけず肛門付近にヒット!!もちろん貫通はしたが、さすがのクロダイも肛門を突かれては黙ってはいない!2.7mのヤスから必死で逃れようと、激しくツイストダンスを繰り返す。しかし、寸での所でなんとか取り押さえることが出来、無事に捕獲完了。採寸の結果は前回のクロダイと同じく44.5cm!とにかくこの時期最高のクロダイ、サイズよりも大きく感じてしまうほどの胴回りの厚さにウットリだね!

しかし良い気分も束の間で、今度は悪い出来事。水深6〜7mの所で再びクロダイ(40cmクラス)捕獲のチャンス到来!射程圏内に完全に入り、ロックオン状態・・・。あとはクロダイの体勢を見計らってヤスを撃つだけ!!ってところで・・・ブチッ・・・。最悪のタイミングでゴムが切れてしまった(涙)。もちろんそのクロダイに笑って逃げられたのは言うまでも無く、待っていたのは海面でのヤスゴムの修復作業。この復旧作業に思いのほか時間がかかり(15分程度)、あまり身体を動かさなかったせいか身体が震え始めました。クロダイも獲れたし、このまま上がろうかなとも考えましたが、せっかくヤスゴムを直したのと、はしけんさんがまだ潜っているのが見えたので、オレももう少し頑張ってみることに。

そして45分が経過・・・。相変わらずな魚の寄りが悪い中、近くまで駆けつけてくれた2匹のウマヅラをいずれもキルショットで捕獲に成功!うち1匹は35cmと、この時期らしいまずまずのサイズでした。しかしその後、クロダイは1匹も射程に入れることが出来ず、1時間が経過。はしけんさんも震えていたので、ぼちぼち上がろうということになり、帰りにホンダワラ付近で美味しそうなメバルを1匹捕獲して納銛としました。

これで40cmオーバーの良型クロダイを3日連続でゲット!この最高に脂の乗った寒チヌを獲るため(食べるため)、このクソ寒い海の中に潜ると言っても過言じゃないですからね。引き続きこの調子で頑張りたいね!

しかし落ち着いている割には突き所がイマイチで、それぞれエラ付近、背中、肛門付近とやや道具にも幸運にも助けられながらの捕獲であることは否めない。とりあえずバラシ(無駄殺し)の無い魚突きを目指す自分には射程圏内や撃つタイミング等の判断力もそうだけど、この辺のテクニックもかなり重要になってくるんじゃないかな!?

狙った魚を狙い通りのシチュエーションで獲れれば、そこで初めて満足できるのかもしれない。もっともっと上を目指してがんばろう!向上心さえあればまだまだスキルアップするはずだ!





場所 AA
『本日の突果』
天候 晴れ
海況 風極弱く 波00cm
大潮 満潮10:15
透明度 4〜5m
潜水時間 10:00〜11:10
表面水温 14.0℃
最大水深 8.6m(12.9℃)
ヤス 2又手銛 2.7m 
フィン エスカペッツ
突果 クロダイ 44.5cm
ウマヅラハギ 2匹 35cm、27cm
メバル 19cm
本日の食卓
【左:クロダイのしゃぶしゃぶ】
はっきり言って贅沢料理です。この方法は間違ってます。美味いんだけど・・・。
【右:クロダイのアラ煮】
今回は薄味で少し酸味を利かせた新しいアラ煮に挑戦しました全然美味しくなかったですが、カッコ良く盛り付けれたので良しとしましょうか。





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