釣行記


『潜り初め』

突行日 2004.1.1


今日は元旦から初潜り。そして去年から通算4日連続となる素潜りです。ほんと家庭持ちのする事じゃないよね(笑)。我ながら呆れてしまいます。

場所はどこでも良かったため、近場となるポイント・AAを選択。昨日に引き続き本日は『今年も1年、無事故でよろしくお願いします』と祈念し、お神酒を海に撒いた。
 
14時30分、強い風が吹く中、新年の初潜りを開始する。さすがに4日も続けで潜ってると、少しずつ疲労が溜まってくる。家族からも冷たい目で見られ・・・、しかしそれに負けじとなんとか気力で体力を補いながら潜っていると、開始早々に60cmクラスのスズキを発見♪「よし!こっちに気付いてないぞ!」ゆっくり気配を殺して寄って行き、会心の一撃!・・・のはずが、2又のヤス先が1本しか刺さっていない(汗)。やべぇ!逃げられる!逃げられ・・・る!逃げられ・・・た(涙)。。。

新年の初突きは痛恨のバラシで開幕。元旦からこんなに大きな罪悪感を背負って潜るのは妙に気分が悪い。次に出会ったのはウマヅラハギ。去年の総漁獲ダントツトップの最重要食用魚でございます。『やっぱ年の始めはウマヅラからだよな!』と、自分に言い聞かせ、気を取り直してゲット。それにしてもこの時期のウマヅラは秋口のような愛嬌はまったく無く、オレを見ても新年の挨拶に来ないどころか一目散に逃げ出してしまう。サイズは良型揃いなんだけどね。だからピンポイントの口先狙いに拘っていると、笑われながら逃げられてしまう。よってオレのウマヅラ的美学(?)に反するけど、この時期は的を大きく狙います。所謂、ケースバイケースということで(笑)。

さすがに正月行事の合間をぬって4日も連続で潜ってると、痩せ我慢だけではどうにもならないものがある。それに加えて、低い水温とやや荒れ気味の海況。そいつらがオレの体力を少しづつ蝕んでいく中、チャンスは再びやって来た。

まだ30分も潜ってないけど、今日はこれで最後になるのかな。でも確実に魚の雰囲気は感じる。まだ何も見たわけではないけど、何故かこの真下に潜れば魚が獲れそうな気がした(馬鹿みたいだけどホントの話)。直感を信じて潜ると4mほど離れた所に本当にいた。チヌだ!!新年明けて良型のスズキに加えてチヌまでバラしたとあっては不吉極まりない。ここは慎重さと大胆さが問われる一瞬だ。少しずつ距離を詰め、なんとか射程には入れたが、やや後ろ向き加減という微妙な体勢・・・。「少しだけ、あとほんの少し横を向いてくれ!」と願った瞬間、ヤツは警戒し、そのまま逃げの体勢へ!その一瞬を逃さずヤスを撃つが、ヒットしたのは体の後ろ1/3尻尾の部分。当たり所が悪く大暴れする上に、押さえる場所がない!とりあえずヤスを魚の動きと逆方向に動かし魚の動きが一瞬緩んだところを必殺のアイアンクローで締め上げる!!

採寸の結果は44.5cm!新年早々良型の黒鯛をゲットでき、幸先の良いスタートを切ることができた!しかも先日の黒鯛が素晴らしく美味だったことで、喜びも一入(笑)。今夜も刺し身だ!カルパッチョだ!!

今日はフィンをエスカペに戻した。やっぱり深く潜るならロングフィンのもんだね!5回くらい蹴ると10m行っちゃうからさ。

年末の勢いそのままに今年もこのまま突っ走りたいな。もちろん安全最重視で!!

ちなみに今年の目標は・・・

@ 1mの魚を獲る(無理かなぁ〜)
A 回遊魚を突く(無理だろうなぁ〜)
B 楽しむ(これならいけそうだ!)




場所 AA
『本日の突果』
天候 晴れ時々曇り
海況 風強く 波高 50cm
長潮 満潮17:00
透明度 3〜4m
潜水時間 14:30〜15:00
表面水温 13.9℃
最大水深 10.5m(13.3℃)
ヤス 2又手銛 2.7m 
フィン エスカペッツ
突果 クロダイ 44.5cm
ウマヅラ 27cm
本日の食卓
【左:クロダイの刺身】
この時期のチヌチヌにもはやコメントはいるまい。。
【右:クロダイのアラ煮】
前回に引き続き最近覚えたアラ煮。濃厚な味とは別に、目玉周りのゼラチン質が通にはたまらない。(オレはあんまり好きじゃないけど)





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