釣行記


『スランプ?』

突行日 2003.12.29


今日は新しいウエットスーツの初着用!これが前日に届いたものだから嬉しくって嬉しくって、試しに家の中で着てみたら大汗をかくほどの暖かさ。こいつの保温性に期待しつつ、いざ冬の海へ出陣!

今日も目指すはポイント・ON。師匠といつもの場所で待ち合わせて海へと向かったが、はしけんさんは一足先に潜り始めてるとのこと・・・。つれないなぁ〜。現地に到着した師匠とオレははしけんさんを見つけて声をかける。・・・ん!?なんだ!???波打ち際にいるはしけんさんが、かなりデカい魚を持ってるじゃありませんか!?やられちゃいました・・・、スズキ85cm!ほんとに良いもの見せてもらいましたよ〜。とにかくオレもテンション上がって、なんかこう湧き上がってくる喜びというか向上心というか、闘争心のようなものがメラメラと燃えてきましたね!

当初、今晩はメバル御膳にしようと考えてたのですが、あんなの見せられたらハッキリ言って大物狙いに走るしかありませんよ。っていうか、走らなきゃ男じゃねぇ〜っす!!はしけんさんと師匠は浅場のホンダワラ付近で再びスズキ&チヌ狙い。オレは同じポイントに潜っても後を追いかけるだけなので、沖の方を攻めてみることに。

海に浸かってみると、新しいウエットの浮力に驚かされた。いままで5mm(部分的に3mm)のウエットを着ていたので、新品の5mm2ピース(ロングジョン)&インナーとウエイト適正重量の差が思った以上にあり、かなり潜り辛かった!ジャックナイフをしようにも上手く体が沈まない(涙)。だから3〜4m潜るのにかなりの酸素を消費してしまって、魚突き自体がかなりしんどかった。それから今回のウエットは着脱のし易さを重視したので両手両足にファスナーを取り付けたが、いままでワンピース派だったオレからすると、スーツ内への浸水がかなり気になった。

<と、まぁ言い訳はこのくらいにして・・・>

メバルの群れを横目にビッグワン狙いで沖へ出てみたが、凪っていたはずの海がものの数分のうちに荒れ始めた。ツキまで見放したのか?そしてポイントも完全に選択ミス。チヌは40cmクラスを1匹見たのみで、射程ギリギリまで追い詰めたがあと一歩及ばず。コブダイは30cmくらいの幼魚を1匹、あとはメジナも少し居たかな?という程度。心が踊り、殺気を剥き出しにするような獲物には出会えず・・・。

45分もすると白波が立ってきたので、いつでもエキジットできる浅場へと移動。かなり波がたってきてシュノーケルも浸水しまくってましたね。そしてオレも師匠達が通ったON名物のホンダワラロードへ。たしかにチヌやスズキが隠れていそうな雰囲気はあるが、もうすでに先の2人が何往復もしているみたいで、オレを出迎えてくれてたのは今が産卵期のメバル達だけ。ボラはかなりデカイのが10匹くらいいたけど・・・。そういえばボラも今がちょうど産卵期なのでカラスミでも作ってみれば面白いかもしれないですが、もし卵を持っていなかった時にその突いた大ボラを責任持って食べきる自信が無いので、やはり簡単には手を出せません。

結局波酔いギリギリのラインで上陸。今日もボウズで上がりました。なんだかなぁ〜、これがスランプなのかなぁ・・・。ここのところ全然良い思いをしてないけど、やっぱり技術不足なんだろうなぁ。ま、試練だと思って真摯に受け止め、次に期待しよう!自然が相手だからこんなことは当たり前。辛い時があるからこそ、それを乗り越えた時に手にした大物に格別の喜びがあるんだ!と、そう自分に何度も何度も言い聞かせながら、今日も手ぶらで無事帰宅。

次の突行予定は明日だ!初の2日連続ダイブで目指せ夕食対象魚!!!




天候 曇り
『本日の突果』



見事な坊主でした・・・。



透明度 4m
潜水時間 10:00〜11:30
小潮 満潮14:30
表面水温 16.3℃
最大水深 8.0m(℃)
場所 ON
突果 ―――





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