釣行記


『濁った海は危険大』

突行日 2003.10.1


今朝は放射冷却のせいで物凄く冷え込んだ。10月に入ったばかりだというのに、広島県内でも山間部は最低気温が3℃とか・・・。しかしそんな日は当たり前のように快晴となる日が多く、今日も見事な秋晴れ!気分良く、久しぶりに足を運ぶポイント・OJへと向かった!

着くなりさっそく着替えて突行開始。もう今さらなんとも思わない。いつもどおりの激濁り。期待するだけ無駄なのかな?これでも半年前はもう少し澄んで見えたのになぁ・・・。

岸壁近くの沈み根周辺を探ってみるも目ぼしい魚は見当たらず。20cm未満のメバルやベラ、スズメダイばかり・・・。海面から水深3mのところで底がまったく見えないから不気味なほどである。今日はテトラや岩穴を狙うため、いつも使い慣れた2.7mの手銛から小回りの利く1.8mの手銛に持ち替えての突行だったけど、これが裏目に出てしまった。テトラの中や岩穴は濁りと暗さで、顔をかなり近付けない限り全く見えず、もちろん顔を近付ける分、魚が居ても驚いてすぐに逃げて行く・・・。そんな中、水深3m辺りでテトラの外を泳ぐ1匹のチヌ(40cm程度)と真正面から御対面!お互いに「はっ!」と驚き立ち止まるが、その時ヤス先はすでにチヌの頭に向けられており、ロックオン&射程圏内ギリギリ入ってると読んでヤスを撃つ!が、次の瞬間見た光景は、ヤスが力なくチヌの体にほんの少しだけ触れ、それに驚き一目散に逃げて行く後ろ姿。。。

2.7mの手銛に使い慣れ、その射程距離を頭と体で覚えていたので、1.8mの射程の感覚が鈍ってました。久々に1.8mを握って初めて向き合った魚が40cmのチヌだったというのも、ちょっとキツかったかな。ゴムの張力もいつもと違うものを使ってるし・・・。ま、言い訳はこのぐらいにしてと。

対岸の岸壁付近は潮の流れも速く、岩礁帯の落ち込みも深いので雰囲気は良い。魚の気配もそれなりにあった。実際、寄せきれなかったけどチヌやグレ30〜40cmの群れに遭遇。同サイズのコブダイも数匹確認できた。これはなかなか面白いポイントを見つけたぞ♪と思っていた矢先、水深6〜7mからの浮上時、ふと視線を上にやると海面付近で座布団のようなものが浮いている・・・?なんだ?・・・そのまま浮上を続け、かなり近付いてその全貌が明らかに!なんと座布団の正体は大きなエイでした!!!長い尻尾をぴ――――んと伸ばし、優雅に泳ぐエイとニアミス!!!ふ〜っ危なかった(汗)。実際にエイがどんな生き物で、どのようにして刺すのか等まったく無知なオレは、近くで見るだけでかなりビビってしまったよ。

結局良い場所は発見できたけど、相変わらずの濁りで魚突きは困難と判断し、ポイント移動。

15分ほど車を走らせて着いた次のポイントは、濁りに加えて風&波あり。以前浅場で10匹近くの良型チヌを目撃した場所だが、やつらは一体何処へ??どうやら今日はお出かけしているようだ。留守番していた30cmくらいのウマヅラハギの口元を狙うも、刺さらずそのまま逃げられる。仕方なく隣で物思いに耽っているカサゴを突いて、波酔いする前に納銛とした。

濁った海は何かと危険だね。もう少し発見が遅れてたらエイに頭突きをしてたかも・・・。そうなったら笑い事じゃないからね。それにしてもここのところ広島は透明度が悪過ぎるよ。天気はず〜っと良いんだけどねぇ。今月中に行けたらいいな・・・、日本海。




天候 晴れ
『本日の突果』
透明度 1〜3m
潜水時間 10:00〜14:00
中潮 満潮13:20
表面水温 27℃
最大水深 7.8m(24.9℃)
場所 OJ→HB
突果 カサゴ 24cm
本日の食卓
(左)カサゴ汁
刺身で残ったアラにて。カサゴのアラからはとても良い出汁が出るんだよね!今日も食材を無駄にしません!


(右)マツバガイの醤油焼き
こりゃツマミに最高だよね。トコブシだと思って食おうぜ!今日潜ったポイントのエントリー付近になかなか大きいのが居たので徴収しました。





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