釣行記


『一寸先は闇』

突行日 2003.9.1


はしけんさんの63cmスズキ捕獲報告に刺激され、昼から仕事を休んで海へ直行!
世界陸上のTV観戦で少々寝不足気味ではありますが、モチベーションは上がりっぱなし。ここのところ広島でもイシダイを良く見るようになったという事で、今日のテーマはイシダイ探しに設定し、ポイントはAAに決定。是非、30cmクラスのイシダイを突いてみたいものです。

現地には14時に到着。早速着替えながら海を覗くも、酷く汚いではないか・・・。濁っているのが陸からでも一目瞭然。海の色とは裏腹に、ややブルーになりながらも海へ入る。やっぱり激濁りで何も見えない。5分ほど泳ぎ沖に出て、目的のポイントに到着するも、視界は一向に良くならず(涙)。天候、海況ともにここのところ崩れてなかっただけに、この状況は相当ショックでしたね。

手を伸ばしたらヤス先なんてまったく見えない状態で、魚突きを開始。まさに一寸先は闇である。場所や水深により時々良く見える(それでも透明度3〜4m)ポイントはあるものの、相変わらずの激濁り状態の中、晩御飯のオカズにウマヅラを数匹ゲット。チヌは全然見えない訳ではなかったけど、あまりの視界の悪さのため、確認と同時に警戒されて逃げられる・・・って感じかな。イシダイなんて影も形も見えなかったよ。残念無念・・・。

そういえば今日は穴子?ウナギ?って感じのニョロニョロした魚(30cm程度)を見ました。海面付近を力なく泳いでいて、普通に手で捕まえれそうだったけど、ひ弱そうだったので手を出さず。食っても美味そうじゃなかったしね。

結局チヌは射程圏内に入るものの、その姿を確認し、ヤスを向けたらもうそこにチヌはいない・・・といった一瞬の勝負の中、最後の潜行でなんとか1匹ゲット!サイズは42.5cm!ウマヅラオンリーの一日を覚悟してたので、ほっと一安心。3時間近くも潜って、その上良型のチヌをゲットしたのになんだかすっきりしない一日だったなぁ。

やっぱり透明度がある程度なければ潜っててもつまんないよね。逆に透明度が凄く高いと、ボウズでも清々しいんだけど。瀬戸内の、特に内海沿岸部ではこの結果も仕方ないか。あぁ〜、ちくしょ〜!早く日本海に行きてぇ!!

次の日、関東の海で背中に銛の刺さったイルカのニュースを見た。どういう理由で突いたのかは解らないけど、同じ魚突きをするものとしてとても残念に思ったね。モグデラのBBSを拝見させて頂き、このニュースについては人それぞれ考え方があって、賛否両論あることには正直驚いた。
ただオレは瀬戸内海の小さな魚しか相手にした事が無いので、あくまで自分の範囲で率直な意見を言わせていただくと、やっぱりその行為は無謀というか残酷であり、その行為自体を正当化できるとは思えない。刺さっていたのは手銛に使われるような3又ヤス、もしイルカを食べるための捕獲なら・・・、イルカが美味しかったら・・・、それが合法なら・・・、いろいろ考えると賛否両論出るのは納得もできますけどね。実際にイルカを食用としている地域もあるみたいだし。

とにかくこの1件でいろいろ考えさせられたよ。ただ、「傷付いている動物を助けよう」「可哀想」と思うのは誰もが当たり前の事。肺炎も併発してるみたいだし、早く元気になってほしいね。




天候 快晴
『本日の突果』
透明度 1.5m〜3m
潜水時間 14:15〜16:45
中潮 満潮 12:45
場所 AA
突果 クロダイ 42.5cm
ウマヅラハギ 6匹 34〜27cm
本日の一枚
(左)ウマヅラの刺身・・・夏場に比べ味が良くなってきている。
(右)ウマヅラの肝(煮付け)・・・珍味中の珍味。まろやかな口当たりの肝の煮付けは酒好きの人にはたまんないのかな?
ただオレは一度にたくさんの肝が食べれないんだよね・・・。食い過ぎるとどうも胃がもたれて気分が悪くなっちゃう。





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