釣行記


『祝・密良会との合同突行』

突行日 2003.6.27


今日は一日中雨の中での魚突き。それにしても今月何回目の突行になるんだろうか?ホント、海バカ全開ですね。

午前中は前回チヌ38.5cmをゲットしたポイント・STで潜ることにした。雨のせいか視界が悪い。透明度が悪いというわけではないが、水深2mくらいのところに白いモヤモヤした層ができ、そこから下が全然見えない。まるで雲の上を泳いでる感じだった。潜れば一気に視界が開けるんだけど、それでも透明度は5mくらいかな。白い層を抜けると、急にチヌが群れていたり、コブダイが横切ったり・・・。オレもビビったけど、ヤツらもかなり大変だったと思うよ(笑)。

結局チヌやコブダイには打てずじまい。ギザミやメバルはたくさん居るんだけどね。そのまま奥へ奥へ進むうちに、なんだか“怪しい”小さな岩穴を発見した。覗いてみると、なんとコブダイの腹だけ見えるではないか!?ゴムを目一杯に引いて、見える範囲で一番頭寄りに超至近距離からヤスを発射!!もちろん的は大きいし動かないので命中はするけど、その後が大変!砂煙を上げて猛烈に暴れるコブダイ・・・。息が続く限り抑え付けると、ヤツはさらに穴の奥へ。ヤスを刺したまま一度浮上し、息を整え再度潜行・・・。ヤスを握り、もう一度さらに強く押さえつける。そして次に浮上した時、コブダイが再び暴れだしてヤスがポロリと抜けてしまった(涙)。「ちくしょう!やられた。。。」呆然とその岩の周りを探すも、コブダイの姿は見えない。

穴の中は煙ってて全く見えないし・・・。一応穴の形状を確認しておこうと思い、ヤスを穴の中に入れて突っついてみると「ムニョッ」っという感触が手に伝わってきた!「何!?ヤツはまだ中にいる!?」身動きが出来ないほど穴に挟まっているのか??しかし穴はそう深くないぞ!?視界が悪いためヤス先でコブダイの位置を確認しながらもう一度ヤスを打ち込んだ!次の瞬間、再び大暴れするコブダイの振動がヤスを通して伝わって来た!やっぱり居るぞ!・・・と、今度は容赦なく力一杯抑え付けた。そして煙った穴の中を手で扇ぎ、少しだけ透明度を良くしたのちに見えてきたのはコブダイのデカい顔・・・(汗)。何度も浮上と抑えを繰り返しても、なかなか致命傷を与えれなかったのでヤスを一度抜き、直ぐに頭部に打ち直す!・・・が、ヤス先が短いのでまだピンピンしている。今度はナイフを出して頭を深く一突き!まだだ・・・と、一旦抜いて、さらに一突き!少し弱ったところでエラを引きちぎり、完全に生き絶えた頃に尻尾から外へ引きずり出し、30分近い格闘に終止符を打ちました!

ほんと大変だった。穴から引きずり出すまでイマイチ大きさが分らなかったけど、その頭と顔のデカさといったらもう・・・。

2本目は場所を変えてポイント・ONへ!そこでついについに、はしけんさん達のグループ『密良会』の方々と御一緒する機会に恵まれました。残念ながら海は激濁りで、はしけんさん達の前ではボウズだったのですが、はしけんさんを始め、浦べっちーさん、フクちゃんさんと魚突きに関する楽しい意見交換の場が持て、とても有意義で楽しい一時を過ごすことができました!はしけんさんはしっかりチヌ、コブダイ、ウマヅラとオカズをゲットしてましたね。そしてヤスに関する知識と意欲、向上心にはホント恐れ入りました。浦べっちーさんは徹夜明けで体調が優れなかったみたいで、お会いできたものの一緒に潜れなくて残念!フクちゃんさんは物凄い大胸筋の持ち主で、常に笑顔を絶やさない素晴らしいお方でした!

今後はこういう交流をどんどん深めて行きたいね。自分の向上心の維持と、情報交換によるスキルアップへの近道でもあるしさ。とにかく良い刺激になりました。ありがとうございます!

しかし今日はどうも腑に落ちない出来事が・・・。コブダイを突いてソッコ−で計測すると72〜73cmあったはずなのに、小さなクーラーボックスに折り曲げて強引に入れてたせいか、数時間後にもう一度測り直すとと70cmジャストに・・・。あれ?魚って死んだら縮むの!?

ま、いいか。70cm超えだもんな。69cmじゃないし。
・・・というわけで、今夜のおかずはコブダイ1匹のみ。どうしても捌ききれなかったので彼女の実家へ持って行き、調理してもらって皆で食べました。刺し身は大味で繊細さに欠けてたけど、鍋にしたら身も軟らかくて結構美味かった。5人でも食べきれなかったので余った身はカルパッチョにして食ってしまおう!




天候
『本日の突果』
透明度 2〜6m
潜水時間 10:00〜13:00  14:00〜15:00
中潮 干潮 14:15
場所 ST→ON
突果 コブダイ70cm(ST)  自己記録
本日の食卓
(左) コブダイの鍋・・・身はプリプリしてなかなか美味い。それなりにダシも取れるし!いけるじゃん!
(右) アクアパッツァ・・・
濃厚なトマトとアサリ、ガーリックエキスが白身に美味くマッチする最高の1品。見た目も香りも素晴らしく、少々こってり仕上がるが、その分カルパッチョ等あっさり系の料理がさらに美味しく感じる。美味い!





REPORT TOP NEXT REPORT