釣行記


『本年度初突行!』

突行日.2003.4.11


降水確立が70%以上と知っていながらも、初めて魚突きだけを目的として、広島県東部のとある島へと渡った。

カサゴやオコゼなどの根魚をメインに狙おうと意気込んでいたが、いざ潜ってみるとホンダワラのジャングルで、底など全く見えない状況。たまにアイナメがその間から顔を出す程度で、回遊中の魚の姿も見当たらない・・・。しかもこの場所は流れが相当きつく、潮止まりを狙って潜るしかないという厳しい状況である。

残念ながらこの場所は体力の消耗が激しく、魚の気配もあまりないため、海岸沿いの反対側に位置する岩礁地帯へと向かった。そこは流れもなく、水は多少澱んでいるものの、岩場と海草が微妙にマッチした雰囲気の良い場所。あまり関係はないが3年前に初めてトコブシを獲った思い出(?)の場所である。

しかしいざ潜ってみると、そこに居るのは20cmに満たないメバルや、スズメダイ?がポツポツと・・・。ここも非常に魚影が薄く、もっと奥まで、もっと深くまで行かないと全然ダメかなって感じ。そんな悪条件の中だったけど、海草の間からひょっこり顔を出したカサゴの捕獲に成功!本日初めての魚だったんで、ちょっと嬉しかったな。

結局この日はいつまで経っても太陽が顔を出さず、寒くなったので早めに撤収。迎えのフェリーの時間まで釣りをすることに・・・。でも、これがまた釣れないんだよな〜。二兎追うものは一兎も得ずか。。。

【魚突き目的でこの島を潜ってみて感じたこと】

今回は全然ダメだったが、まだまだ開拓の余地はあるね。悪天候のために難しかったが、所々良い環境は揃ってる。以前夏場に貝を獲っていた場所に、初めてこの季節潜ってみたが、根魚狙いではホンダワラが切れるまでは何も出来ない、何も見えないことが分かった。加えて潮流が速過ぎて、必要以上に脚力を使ってしまい、魚突きどころではなかった。いくらなんでもあれはキツ過ぎたな…。次回はフェリー乗り場を挟んで反対側、もしくは今回行けなかったさらに奥のポイントを攻めてみたい。島自体は本当に最高の環境なのだが・・・。

カサゴが産卵期だった。ちなみに12月に突いたメバルのお腹にもぎっしり卵が詰まっていた。さすがに突くまで解らなかったとはいえ、一度にここまでの命を奪ったと思うと少し気が引けるね。でもカサゴは卵胎生の魚だから、親が死んでは仕方がない。今自分に出来ること、それは命を無駄にしてはいけないってこと。
というわけで、卵も一緒に煮付けて食べました・・・。これが意外といけたね(笑)。
カサゴはホント美味い!!!カッコいいし、好きな魚だね。

とりあえず今日は本格的に魚突きを初めた記念すべき日。今まではヤスを持ったり持たなかったり、そして海に持って入っても、使ったり使わなかったり。一番の目的は魚じゃなかったし、もちろん向上心なんて無かったもんね。ほんと最近になって魚突きの面白さが少しずつ解ってきたような気がする。

「今日を機に魚突きに本腰を入れてがんばってみるか!!」





天候 曇りのち雨
携帯画像より
卵を抱えてたカサゴ。頭でっかちだよね!
透明度 4m程度
潜水時間 11:50〜13:00
長潮 干潮11:50
場所 MS
突果 アイナメ 2匹
カサゴ 20cm
メジナ 1匹




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