深海魚!
2004.8.15 サケガシラ146cm
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 食えると思ったんだけどねぇ・・・。1本目でクエを目撃!昼飯休憩を挟んでの2本目、食後という事もあってクエポイントに行くまでに砂地で底物でも探そうかな〜って感じに−5〜6mの海底付近(砂地)を何気なく捜索・・・するとコイツが立って泳いでました。遠目で見たら太刀魚そっくりの魚体。ところが近づくと・・・。


水揚げされた深海魚 編
@身長180cm A横たわるちょっと大きめの太刀魚(深海版) Bなんでそんなに見つめるの?
何より辛かったのが突いた後の人目・・・。海水浴場からエントリーしたもんだから、やっぱり上がるのも海水浴客の待つ浜辺でしょ。こんなに人に注目されたのは生まれて初めてでないかい!?
この魚、銀色のラメを体にまといパッと見た目はかなり綺麗・・・(顔を見なければ)。しかしそのラメは手が触れただけでボロボロと剥がれていく。状態の良いものが少なく、博物館が欲しがる理由が解るよ。とりあえずあまりお目にかかれない魚らしいが、海中でコイツと目が合うとかなり衝撃的だよ(笑)
<上図の説明>
@身長180cmちょっとのオレが持ってこの長さ・・・。太刀魚なら腹一杯食えるサイズだ!
Aところがコイツは太刀魚ではない!ドド〜んと146cm。マジ勘弁して下さい。
B直径5cmほどの目玉。「驚いて目が点になる」とはまさにこの事だ!


深海魚を喰らう 編
@素っ裸の深海魚 Aとりあえず焼いてみよう Bあなたの知らない世界
Cならばレンジでチンだ! Dあまりに酷すぎる E大量に余る切り身
キャッチ&イートがオレのポリシー!毒の無い魚なら、突いた以上供養のために何でも食うのが使命!しかし今回ばかりは勝手が違う。相手が悪過ぎた。どんなサイトを調べてもマズイマズイの1点張り!しかも普通は博物館などに寄贈したり剥製にしたりと・・・そんな魚がホントに食えるのか?その日の夜、栗さんより1通のメールが・・・「アニサキスの危険性がありますので気をつけて」・・・超ありがたいお言葉!とりあえず刺身で食う気満々でした。アニサキスは熱に弱い!ただそれだけを頼りに加熱処理を施す事に・・・。
<上図の説明>
@素っ裸の深海魚・・・とりあえずは体中にまとったラメを剥がさなきゃ!ピンクプリプリの肌があらわに・・・。しかしプリプリというよりはプルリンプリリンという言葉が近い変な魚体!?かなりグロテスク!見た目だけでなくいろいろなサイトで不味いと指摘され、挙句の果てには寄生虫の危険性あり!?さすがにコイツを食うのは怖気づくぜ!
Aとりあえず焼いてみることに・・・MOGULER'S DELIGHTの掲示板で栗さんより「異常に水っぽい魚で、いくら焼いてもジュージュー音がするだけで一向に焼けない」とのレスを頂く。焼いても焼けない!?そんな話があるのか!?
Bありました。いくら焼いても火が通らないんです。焼いても焼いても・・・。網が焦げ付き、火が付き、辺りが火の海になろうとも火が通りません。ジュージューいうだけで一向に焼けない。直火で焼いてんだよ!?
でも結局いつまで待っても焼けないので半熟状態で食ってみました・・・。な、なんだこの口の中にざらっと広がる何とも言えない風味・・・そして変な水っぽさ・・・おぉっ・・・マズぃ・・・。缶ビールを開けたは良いが一向に酒が進まない。これは完全に罰ゲームだ!ザ・ガマンだ!
Cいつまで焼いても水っぽい?ならば電子レンジでチンしてやろう!暴発したら面倒なので一応ラップをかけて5分・・・ボンッ・・・バボン・・・・・・チ〜ン(5分経過)。・・・。・・・。
Dラップを捲ると辺りに微妙な魚類の磯香ばしい香りが広がる。「磯香ばしい」なんて言葉はないだろうが、そんな表現しかできない。そして身は・・・水々しい。箸で触ってみると、フルーチェとわらび餅を足して2で割ったような感覚・・・まさにスライム。・・・。すみません。堪えれませんでした。
Eそして大量に余った切り身。どうしてくれようか・・・。とりあえずあと少しだけ冷凍保存してます。煮付けにしようかとも考えましたが、おそらく食べれる代物ではないでしょう。煮ても焼いても食えぬヤツとはまさにこの魚の事です。食べてみたい方おられましたらご連絡を。(←キャンペーンは終了しました。)

この件で・・・僕は太刀魚が嫌いになりました。食べたくない、いや食べれなくなったのではないでしょうか。




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