慣れてしまえば捕獲に関しては何の問題も無いキジハタ。自分が獲れる魚の中では最も美味しいランクに位置するため、獲れればそれなりに嬉しいのだが・・・今となっては捕獲に対する充実感や喜びは、この魚が獲れ始めた数年前に比べると格段に薄れてきてしまっている。そんなキジハタだったが、この個体に関しては全くの例外だった。潜行から発見（再会）、ロックオン、ヤスの発射、取り込みから手尺でのサイズ確認に至るまで…。その全てが楽しかった。キジハタ１匹でここまで喜んだことは今までに無いし、おそらく今後も無いだろう。