まずはミスターケビンことラクダ君による「開会宣言」により、2009年のケビンキャンプが幕を開ける。
それからダラダラと荷物の搬入等を終えて一息つくと、時計の針はすでに19時を回っていた。
疲労感より、空腹感が勝る時間帯…。
とりあえずジュゴンさんがケビンに来るまであと2時間弱。この時間を元気に乗り切るべく、簡単に腹ごしらえをしようという事になった。
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今夜のメインディッシュは日本そば。
そのダシを魚のアラから調達するため、KING OF CABINの前半戦と兼ねて魚を下ろす事に。。。
ってことで、急遽場所を調理場へと移し…
前半戦、開始!
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イシダイでエントリーしたサイモンさん |
ラクダ君はオニオコゼとメバル |
オレは予定通りキジハタでエントリー |
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アラを取り出した後は…
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臭味を抜くため、バーナーで焼き入れ |
そしてそれを、沸騰した鍋の中に!! |
最後に蕎麦投入!蕎麦、万歳〜!! |
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いただきマッスル〜☆ |
「美味いぃっ!!」
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話に夢中になり、時間配分を間違えた結果、麺は超伸び伸びに。。。
でも、ケビンで食べると何でも美味しく感じるんだよね(笑)。
んで、ちょうど食べ終わった頃に…
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仕事を終えたジュゴンさんがスイカを持って登場〜!! |
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そして4人揃ったところで、乾杯〜!! |
今日のこと、明日のこと、海のこと、魚のこと。
話も弾み、時間が猛スピードで経過していく。
でも、酒が回る前にメインイベント KING OF CABIN だけは済ませなければ…
…ってことで、話も半ばで強引に切り上げ…
後半戦、開始!
(残り時間、1時間−前半戦)
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後半はかなりマジモード! |
言葉と動きで相手を牽制しながら…。 |
笑いの中にある緊迫感。 |
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オレは大好きなニンニクを大量投入 |
ソースの決め手にチーズを3枚! |
シェフ・ラクダは炒める前の最終段階! |
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サイモンさん、手付きも目付きもかなり
アブナイです! |
皮目はバーナーでしっかりと…
調子に乗って、焦がせてしまいました(汗) |
ラクダ君愛用のレミパン。
この後、凄いことになってました。。。 |
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そしてほぼ制限時間ギリギリで…
「出来たぁ〜!!」
何故か3人がそれぞれ、ビストロSMAP風に叫んでました(笑)。
ちなみに最後に滑り込みで仕上げたオレが、59分40秒。
1時間ってホントにあっという間だったね。
それでは、料理を完成させた順にご紹介します
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【エントリーNo1】
サイモン (ケビン2年目) |
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【料理名】
パーティーイシダイの洗い 出前一丁風 |
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【レシピ】
イシダイを三枚に卸した後、魚の旨味がギリギリ感じられる薄さに切ります。切り身を冷水で手早く洗い、キッチンペーパーなんて気の利いたものを使わずに、野球の素振りの要領でしっかりと水気を切り、冷やしたお皿の上に仕留めたイシダイがいた沈み根の形に盛ります。それの周りに馬路村のポン酢とゴマ油を黄金比で調合したソースをかけます。イシダイの根にきざみネギとすりゴマと『まごころ』という名の調味料をかけて完成です。 |
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【エントリーNo2】
らくだ (ケビン4年目) |
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【料理名】
ケビンスパイシー |
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【レシピ】
切り身に塩胡椒、小麦粉をまぶして焼き、ムニエルを作っておきます。
別にオリーブ油と塩胡椒でホルモンをを炒め、火を止めたところにマヨネーズとグリーンタバスコをたっぷり入れてソースを作ります。
最後にソースをムニエルと絡め、盛り付けたら完成☆
ほんとは魚もスパイシーなタカッパを使いたかったのはここだけの話にしておいて下さい(笑)。 |
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【エントリーNo3】
み〜ちん (ケビン3年目) |
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【料理名】
イタリアコウ |
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【レシピ】
@アコウ(キジハタ)を3枚に下ろし、それらを適当な大きさにカットします。カットした身に直火で満遍なく火を通し、皮目もしっかりと熱を加えます。Aオリーブオイルに刻んだニンニクを好きなだけ入れ、フライパンで炒めます。そこにホールトマト(←ある程度味付けしてあると楽)をぶち込み、魚のアラも追加して煮込みます。鍋の中がグツグツ煮え込み、「今がチャンス!」と思ったら、とろけるチーズをこれまた好きなだけ入れてしっかりと掻き混ぜます。@にAのソースを豪快に掛け、最後にバジルを振り撒けばイタリアコウの出来上がりです。 |
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全ての料理を前にした審査委員長・ジュゴン氏 |
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この中から初代栄冠に輝くのは誰だ!? |
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ここからは再び場所をケビンへと移し、
一通り料理が出揃ったところで、宴会第二部がスタート!!
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「お疲れさぁーーーーん!!」 |
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ちなみにKOCの食材以外の料理は以下のとおり…
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イシダイの塩漬け |
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キジハタのタタキ |
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キジハタのタタキ(皮付き)はポン酢やコチュジャンで普通に食べれたが、
イシダイの塩漬けはマジで罰ゲーム級の辛さだった。
一切れ食べただけで、口内の細菌がほとんど死滅するとかしないとか。
まーでも、そんなことは今日はどうだって良い。
問題は、キングオブケビンに誰がなるか!?ってことでしょ。
2度目の乾杯から程なくして、キングオブケビンの試食会が始まった。
とりあえず、黙々と料理を啄ばむ4人のケビナー達。
ん〜。
あー、美味いね。
ふ〜ん。
へー。
ほぉ。
あくまでオレの見解ではあるが、料理の味としてはどれも美味い。
サイモンさんのごま油とポン酢との組み合わせもアリ。
ラクダ君のタバスコとマヨネーズの組み合わせもアリ。
オレのトマトとチーズとニンニクの組み合わせもアリ。
だけど、厳しく言えば、どの料理にも評価すべき点と改善点が見え隠れしている。
さぁ、はたして!?
そしてついに、緊張のケビン投票が始まった…
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クラッツを一人6個持ち・・・ |
2階(ロフト)の投票会場へと向かい… |
それを一人ずつ皿の中に入れ分けて行く。 |
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2階は暗く、受け皿の中の様子はまったく分からない。
一体、自分の料理がどれだけ他人に評価されるのだろうか…。
4人の審査が終わると、審査委員長が2階へ行き、それぞれの受け皿をケビナー達に手渡した。
そして大きな掛け声とともに、自分の受け皿の中からクラッツを一つずつ食べていくことに…。
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「ひとぉ〜つ!ふたぁ〜つ!!みぃ〜っつ!!!」 |
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よぉーーーーっつ!!!!
いつぅーーーーーーーっつ!!!!!
むぅぅぅーーーーーーーーーーーーっつ!!!!!!
ななぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーっっつ!!!!!!!
hふへいるふfふふfひうh54ふゅhcんkでうる
…。
あべし…
ここで脱落者、一名!
初代 ワースト オブ ケビン(最低な男)
み〜ちん。。。
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7ポイントで一抜けしたオレ…。廃人寸前でした(涙)! |
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その後のことはショックでよく覚えていない。
信じられんよ、まったく。。。
犠牲になったキジハタに、何ていえば良いか…。
…んで、どうやら、次の8ポイントでまた一人脱落したらしい。
その結果、栄えある 初代 KING OF CABIN に輝いたのは…
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勝者、サイモン!!!! |
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以下、初代KING OF CABIN受賞の喜びのコメントです。
今回は展開に恵まれたと言われていますが、そうではありません。気候、設備、全てにおいて計算され尽くした作品だったから勝利することが出来たのです。
み〜ちん君とらくだ君の料理も美味しかった。
うん、美味しかった。
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サイモンさんは昼間の突行でもマダイ(KING OF FISH)を仕留め、これで2冠を達成!!
【第1回 KING OF CABIN 結果発表】
サイモン・・・9ポイント。
らくだ・・・8ポイント。
み〜ちん・・・7ポイント。
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ワーストオブケビンに選ばれた瞬間の顔 |
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勝利の決め手はゆずとゴマの黄金比率 |
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悔しい…。
悔しいが、これが現実だ。受け入れるしかなかろう。
今回のKOCを総括すると、勝利の決め手は黄金比率を出せるかどうか。
らくだ君はタバスコとマヨネーズの比率を間違えた。
オレはトマトソースとチーズの比率を間違えた。
(あと、魚も焦げてたけど)
負けた二人に共通して言えることは、初料理でありながら、ぶっつけ本番でケビンに乗り込んだこと。
KOCを甘く見ていたと言われても、仕方が無い。
しかし、初代KINGに選ばれたサイモン氏は、自宅でゴマ油とポン酢の黄金比率を生み出し、
それをケビンで活かした。
それが全てではないだろうか。
決して料理が得意分野ではないサイモンさんが、このジャンルで結果を残したことは誰もが驚きだった。
しかし言い返せば、それだけサイモンさんがKOCの特徴と流れを研究し、それに上手く適応したということ。
成るべくしてなった 初代 KING OF CABIN である。
本当に、おめでとうございます。
しかし、来年(第2回KOC)は今回出場者に加え、レギュラーケビナーが数名参戦する大会となる。
すでに巷では
「今回のはキングオブナルシストでしょ」とか、
「あの人、投票中に人のクラッツを食べてたよ」など、
色々と噂されているのもまた事実(笑)。
是非とも来年、またこのKOCで驚きの黄金比率を生み出し、これらの愚見を払拭していただきたい!!
第2回 KING OF CABIN への道は、もう開いています!
以上。
と、いうことで、今回のビッグイベントはサイモンさんが初代栄冠に輝き、幕を閉じました。
ちょうどこの辺りで時計の針は日付越え…。
さぁ、気分を変えて、外で遊びますか!?といきたいところだったのですが…
実は今年のケビン、例年と雰囲気が全然違ったんですよ。
あの施設にこの季節泊まったことある人なら絶対分かるんだけど、ケビンキャンプといえば…
とにかく蒸し風呂のように暑い。冷房器具、扇風機すらない。網戸に穴が開いている。窓を開けると
蚊が凄い。
…という地獄のようなケビンの中で汗だくになりながら過ごし、
その逆境を酒の勢いで跳ね返すことが一つの醍醐味だったのですが、
今年はなんと…
肌寒いんです!! (カピラ風に)
そして・・・
蚊がほとんど居ないんです!!!(もう一回カピラで・笑)
いやー、過ごしやすいのは良いんすけどね。
8月だってのに、外に出てみたら吐く息が白いんですよ。
水浴びどころじゃなかったですね。
というわけでして、今年のケビン・深夜の部は、大人しくスイカ割りをすることにしました。
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まずは暗闇の中で記念撮影 |
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ルールは簡単。とりあえず10回転して、約10mほど離れたスイカを、竹棒でぶっ叩く!!
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回れ回れ〜!! |
真逆の方向へ進むサイモンさん |
らくだ君も明後日の方向へ |
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酒飲んでるから、10回転しただけでも頭ん中は凄いことになってんだよね。
それを何度か繰り返し…
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オレも結構惜しかったんだけど…! |
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サイモンさん、惜しくも3冠達成ならず! |
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最後の最後に美味しいトコを持ってったのは・・・!?
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ジュゴンさん!お見事!! |
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ちなみにジュゴンさんは小・中学時、剣道で島根県の代表だったらしいっす。
どーりで、凄い破壊力だったわけだ。。。
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勝利のスイカを頬張るジュゴンさん! |
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スイカ〜、マイウ〜!でも、サム〜イ!!
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それからしばらく外でスイカを食べてましたが
本気で寒くなってきたので、ケビンの中に逃げ帰るように舞い戻りました。。。
で、しばらく会話に花が咲いたのですが、サイモンさんが急に静かになり…
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一足先に寝入るKING
今日は良い夢を見てるんだろうなぁ |
そんな睡眠中のKINGに
刺し身を食べさせようとしたら |
キレる、KING!! |
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こんな感じで時間は過ぎ…
深夜2時頃、就寝しました。。。
一日目、終了!
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― ケビン集合 2日目 ―
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いつもなら寝苦しくて自然に目が覚めるところだが、今年は快適な室温が保たれ、思わず寝過ごしてしまったようです。
「さぁ、今日も一日、気合入れて行くぞ!!!」
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やっぱ朝の1本は、赤まむしドリンクでしょ!
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突行のためにも、手早く後片づけを! |
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イタリアコウの皿が・・・不吉な。。。 |
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AM 9:00
ようやく片付けも終わり、ケビンとのお別れの時間が刻々と近付いてきました。
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KING OF CABIN 表彰式
審査委員長より、記念品の贈呈です。 |
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いやー、今回のケビンも楽しかった。
夜が想定外に寒く、他の利用者も居たことから思いっきり弾けることが出来ず、
「笑い」と「興奮」いう観点では若干の物足りなさを感じたが、
充実度で言えば、これまでのケビンの中では群を抜いていたように思える。
この充実度に、これまでの「笑いと興奮」がプラスされると、ケビンはさらに凄いものになりそうだ。
来年のケビンが、今から楽しみだね。
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最後に記念写真を一枚!
来年もまた、ここで最高の夜を過ごしましょう♪ |
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ここで多忙のジュゴンさんとはお別れし、3人を乗せた車は再び海を目指した。
疲れも溜まってきましたが、2日目も美味い魚に有り付きたいですね!
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■ 1本目 ポイントOH
前日の2本目に潜ったポイントにて、本日最初の突行を開始する。
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キジハタ 44.5cm |
昨日と代わらずベタ凪ピーカンな海。透明度は20m程度。昨日わずかに1個体しか見なかったアンドンクラゲがたった一日でウジャウジャと激増していたことを除けば、海の中にも前日と大きな変化は見られない。良い意味でも、悪い意味でも・・・。エントリー直後より沖へ沖へと泳ぎ出て、実績のある根をいくつか転々と回ってみたが、相変わらず魚影を構成するのは捕獲基準に満たないイシダイの群れと、メジナ、ノーマルスズキ、メバル、スズメダイにタカッパ、マメヒラ・・・etc。キジハタに関してはおよそ2時間の突行で、10匹程度確認することができたが、50cmを超える個体は1匹も見れず。前日コショウダイを捕獲した潮当たりの良い根回りでは、2m四方の岩の窪みに4匹のキジハタが井戸端会議をしているナイスな光景も見られたが、その中の最大サイズの個体を持病の『寸止めショット』で逃がしてしまい、自分への情けなさに嫌気が差す。とりあえず2番目の個体を捕獲できたものの、終始キジハタ以外の捕獲対象魚は現れることなく、そのまま無念のタイムアップとなった。
ちなみにここでの総突果はラクダ君がキジハタ4匹、サイモンさんがキジハタ2匹、オレが1匹・・・。誰も勝利基準である50.0cmを満たしていないとは言え、キジハタという得意ジャンルで引けを取ると、正直リアルに凹むよね。
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キジハタで記念写真。オレだけ1匹…。 |
クーラーの中はキジハタだらけでした! |
■2本目 ポイントGW
2本目は山形大学アクアライフとの交流タイム。
ポイントは5年前にアクアライフと初めて合同突行をした思い出の場所だが、あの時はロクな魚が獲れず、アクメンの前で見事に撃沈してしまった。まぁ、あの頃はまだまだ経験も浅かったし、潜行能力も15mラインまで行くのがやっとのスキル。ヤスも二又使ってたしね。
でも今は違うよ。
道具もスキルも、何もかもね。
絶対、負けられんねー。
ポイントへ着いたのは14時前だったが、アクメン達が先に潜ってる状況だったので、焦らず昼食を取ることにした。それからゆっくりと準備を済ませ、満を持して海へと向かう。ここですでにエキジットを済ませたアクメン達に突行終了時刻を聞くと「16時です」と告げられる。時計を見ると・・・、うっ、すでにあと1時間しかない(汗)。さらにエントリーしようと波打ち際へと向かうと、めぐみんがキジハタを持って上がってきた。続けてつばさ君も良型のキジハタ(40cm後半)を2匹ぶら下げてエキジット・・・。
「やべーな。1時間で彼ら以上の突果なんて・・・無理・・・かも(汗)。」
そんな感じで内心焦るオレに対し、つばさ君が余裕で一言、
「み〜ちんさん、お久しぶりです!あとで一緒に魚写真撮りましょう♪」
「お、おっ、おうっ!!」
どどど…どーしましょ。。
…と、まぁ若干テンパリ気味でエントリーはしたものの、透明度は10mギリギリ無いくらい。しかも海の中は潮が動いておらず、ポイント全域に渡って殺伐とした雰囲気を醸し出しており、魚影自体も非常に薄い。とりあえずアクメン達が行ってなさそうな沖合いを目指してひたすら泳ぎ出てみたが、海面から海底状況がほとんど確認できないため、無駄な体力ばかりを使ってしまう。開始から20分程経った頃にようやく50cm弱のキジハタの姿を1匹だけ捉えることができたが、打ち所を気にするあまり岩下に入られてしまい、結局それ以降は姿を見せることはなく、チャンスは最初の一度っきり。
あっという間に30分が経過。
突果、ナッシング。
そろそろアクメンに対してボウズの言い訳を考えようとしていた矢先、偶然にもナイスな沈み根に行き当たった。沈み根っていうか、沈み岩かな。砂地ベースの海底に、海藻も何も生えていない“だだっ広い”岩礁帯がポツんと。何故この一角だけにこれほどの魚が集まるのか解らないくらい地味な地形だったが、そこにはこのエリアの魚がほとんど集まってるんじゃないか?ってくらい多種多様な魚が群れていた。
オレのテンションは最後の最後でようやく上向きに!
「このポイントで決めるしかない。」
リミットは残り30分。
帰路の時間を考慮すれば・・・20分程度。
まず手始めに海底まで潜り、周囲の環境を伺ってみた。
主に魚影を構成するのはイシダイ×50匹(40cm弱〜50cm強)、イシガキダイ×20匹(40cm弱)、クロダイ×20匹(45cm前後)、ヘダイ×20匹(40cm〜50cm)、メジナ×30匹(40cm弱)。それにマダイの幼魚が100匹程度と、良型のスズキが右往左往している状況。まさに水族館並みの魚影。圧巻だったね。さらに視線を落とせば海底付近にマハタの幼魚や、キジハタの姿も確認できた。
とりあえず泳いでいる魚はオールスルーし、一番近くにいたキジハタをロックオン。サイズ的にはかなり微妙だったが、昨日獲った41cmよりはデカいと判断し、頭撃ちで難無くキープ。(実はこれが目測を誤り、40.0cmのレギュレーションギリギリサイズだった・汗)さらに数回目の潜行で、岩礁帯に出来た割れ目の中でホバリングするクエ(60cm弱)を確認するも、こちらはオレと目が会うなり割れ目の奥に向かって急反転し、一瞬で視界から消えてしまった。気を取り直して岩の割れ目を探そうにも、メジナとイシガキダイの中途半端な群れが割れ目の中に所狭しと詰まっており、中の様子が全く確認できず。
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これ2匹じゃ、勝てないよね(涙)。 |
制限時間、残り10分。未練を隠しきれずクエの姿を探してみたが、その後は一度も姿を見せてくれず。結局その後はクエ探しの傍らに別の岩陰から現れたキジハタ(44.0cm)を1匹捕獲し、予定時刻通りにエキジット。
もちろん海から上がったオレの肩身が非常に狭かったのは、言うまでもありません。。。
結局、オレにとっては何をやっても負け続けた2日間だった。
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でも、その一つ一つに心から楽しさと充実感を覚えた2日間でもあった。
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新たな出会いと、久しぶりの再会は、楽しい2日間をさらに印象付ける。
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夏の終わりに、また一つ最高の思い出が加わりました。
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出会った全ての人達へ。 心から、ありがとう。 |
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