不運の潜り初め(帰宅途中のバイク事故)から始まったこの1年。突果の面では広島で良型のスズキ、クロダイ、高知遠征では初カンパチと満足のできる結果から好スタートを切ったが、やはり1年を通して振り返ってみると『キジハタに始まり、キジハタに終わった一年』と言えるだろう。
‐ キジハタ 捕獲データ ‐
□ 総捕獲数 37匹…(5月〜10月)
□ 内訳 60cm以上…2匹。50cm以上…17匹。40cm以上…35匹。
□ 記録 最大記録 60.5cm
市場では“幻の魚”と言われるほど捕獲価値の高い(美味な)魚であるが故に、出会えば常に本気モードで向かい合っていた。その結果、終わってみると今年は近年稀に見る想定外の豊漁に…。
もともとキジハタはそれほど難易度の高くない魚ではあったが、今年はシーズンを通して多くの場数を踏むことが出来たお陰で、キジハタの捕獲に関するコツを何かしら掴むことが出来たような気がする。捕獲に成功した37匹のキジハタからはもちろん得るものはあったが、そんな中でも1匹のキジハタに対して多い時は10回以上も駆け引きを繰り返したし、またスルーした個体や逃げられた個体からもキジハタの特徴(クセ)を読み取ることができた。その結果、キジハタの居そうな場所や好む雰囲気、そして実際に出会った後も、キジハタの逃げるタイミング、撃てる間合い、警戒されないアプローチ、チャンスの持ち越し方など…頭でも身体でも理解することが出来た。自画自賛しているようで少々むず痒いが、それを証明できたのが夏の日本海で打ち立てた『50cmオーバー、突行7回連続捕獲』という記録だと思う。今後の魚突き人生でキジハタの自己記録を単発で更新することはあっても、この連チャン記録を塗り替えるのはかなり難しいと思うね。途中、種としての最大サイズに迫る60cm級を連発したことも自分の中では褒めてあげたい突果(結果)かな。…とは言え、このサイズを連発するにはスキルより経験より『運』が必要なんだよね…。
一説によると今年はキジハタの“当たり年”とも言われているが、縄張り意識の強い根魚がシーズンによってここまで漁獲(遭遇頻度)に差が生じるものなのかは正直疑問ではある。しかし、ただ単に自分のスキルが上がったというだけではこの漁獲量の差が説明できないのもまた事実。そういう意味では来年の日本海がどんな魚影で待ち構えているのか…結構楽しみだったりします。魚影が薄ければ薄いで燃えるし、濃ければまたそれはそれで美味しい思いが出来るしね!
その他の魚種に関しては…例年から比べると…ん〜微妙ですね。正直納得はできていません。クエに関してはまともなサイズが獲れなかったし、回遊魚も目標とするサイズには程遠い結果に…。日本海で初マダイが獲れたことが唯一の好材料かな。あ、でも小さいながらも砂地の魚(マゴチ、ヒラメ)を攻略できたのはアンチ砂地派のオレにとっては革命的だったのかもしれません(苦笑)。
□ 総突行回数 27回 (うち県外遠征17回 ・ キャンプ2回)
毎年毎年突行回数が着々と減少しているのはかなり気に入らないんだけど…今年は年末に長男の出産もあったし、その中でこの突行回数は・・・もしかしたら上出来なのかもね。行き過ぎず、引き籠り過ぎず。欲を言えば秋以降、もっと貪欲に日本海へ遠征したかったというのはありましたが…(苦笑)。来年以降は少しでもこの数字を維持できるよう、日頃からの家庭サービスを心掛けたいと思います。
■ 年間目標
去年の目標は、『2007年は自己記録をいくつ塗り替えられるか?』というものでしたが・・・
・キジハタ 60.5cm (過去記録 ・52.0cm)
・カンパチ 64.5cm (初突果)
・ヒラマサ 68.0cm (過去記録 ・64.0cm)
・ヒラメ 41.0cm (初突果)
・マゴチ 58.5cm (初突果)
ん〜、、、キジハタを除けば全魚種中途半端だね。
達成度で言うなれば…気分的には40%くらいかな。
■ 来年の目標
2008年の目標は・・・
・ 回遊魚 80cm オーバー
・ クエ 80cm オーバー
・ マゴチ 70cm オーバー
・ 石鯛 70cm オーバー
・ 黒鯛 55cm オーバー
上記のうちのどれか1種でも達成できれば良しとします!
※ちなみに毎年書いてますが、サイズ不問でクロマグロを突くことだけは、魚突き人生の目標に掲げておきます。
■最後に
(報告が遅れましたが)今年も一年、ありがとうございました。今年もまた多くの新しい仲間達と出会い、また多くの事を学ばせていただきました。お陰様でUNDER
THE GREENも今年で5年目に突入します。サイト運営は楽しい事ばかりではありませんが、苦労した分だけ、また大きな充実感を得ることができているように思えます。今後とも、管理人共々よろしくお願い致します。
それでは2008年も、人と人との繋がりを大切にし、素晴らしきこの魚突きライフを心行くまでエンジョイしたいと思います!
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