釣行記


『初坊主』

突行日 2003.11.5


3週間の闘病生活(←ただの風邪です)。魚突きを初めてからこんなにブランクが開いたのは初めてじゃないかな?今日は病み上がり突行ということで、とりあえず穏やかな内海・ホームあたりを無難に攻めたかったが、この溜まりに溜まった鬱憤をパーッと晴らせるのは日本海しかない!!と無謀?な考えが脳裏を過ぎり、海況に不安を抱えながらもいざ日本海へ向かいました(実は海況予報はあまり良くなかった)。
 
現地到着は8時45分。ほぼ無風に近いが波はさすが日本海といった感じ。悪い予報は見事的中でした(涙)。サーフィンにはかなり適してるんじゃないかな?湾内のエントリーポイントからは外海に面したメインポイントの様子を見る事ができない。もちろん外海のため、さらに悪い海況が予測されたが、とりあえず一度潜ってダメならすぐに上がろうと、ウエットスーツに着替えて泳ぐこと10分・・・。最も魚影の期待できるメインポイントへ。

全体的に白濁していて、透明度は水深7mの海底がうっすらと見える程度。波とウネリは今までで一番キツく感じたよ。「波酔いするは時間の問題」と直感したね(笑)。

ま、それでも魚突きを断念するほどじゃないかな?と判断し、潜行開始!

いきなり目の前に40クラスのチヌ数匹と、50〜60cmのスズキが数匹・・・!1本目の1回目で気持ちの準備も体の準備も出来てなかったため、手も足も出ずにあっさりと逃げられる。しかし魚影は相変わらず濃いようだ。今日も期待できるぞ!それから数分後、今度はお休み中のスズキを発見!・・・が、いかにお休み中とはいえ出会った場所があまりに真正面過ぎた。ヤスをゆっくり向ける最中に逃げられる。その後も30cm未満のチヌやメバル、サンバソウはいくらでも射程に入りそうな感じだが、大物にはとんと出会わない。1匹の例外を除いて・・・。その例外ってのは、メーター級のコブダイ。前回も同じ場所でほぼ同じサイズを見ているから、ヤツは多分ここの「主」なんだろう。その主だけは数回にわたり目撃、そして何度も余裕で射程圏内にも入ってくる。ヤスの強度が以前よりパワーアップしたとはいえ、捕獲するにあたってはスキル面で確実性に乏しい。クリーンヒットが確実でもその後に良いプランが浮かんでこないので手が出せない。今はもどかしいけど、、、きっといつか倒します!

開始から20分もすれば案の定、嗚咽と酸欠の「波酔い臨海状態」に突入(涙)。しかし断崖絶壁のこのメインポイント付近、休憩場所は限られていて、しかもその場所には「東映の上映前のスクリーン」のような波しぶきが上がり、上陸のタイミングを1歩間違うと波に飲まれてしまうかなり危険な状況。なんとかタイミング良く波に乗り、飛び上がって休憩をとってみたものの、迫り来る波にエントリーがまた命懸け・・・。←これはチョット大袈裟か(笑)。
 
気合と根性の2本目に本日初のイシダイファミリーと遭遇。と言っても一番大きなヤツで30〜35cm。とりあえずそいつに狙いを定めて岩下に追い込むが、息が持たずに一旦浮上、そして息を整えてすぐに潜行し岩下を覗く・・・が、イシダイ達はどこへ!?

それからすぐに、再び波酔いでノックアウト。メバルならたくさん獲れそうだったけど、前回ここで獲ったメバルがあまりにも美味しくなかったので、今日は手を出さず。もう命懸けの休憩はしたくないし・・・。そろそろ帰ろうかな?と、時計を見てもまだ10時過ぎ。

よし!アクアスへ行こう!!

気持ちを切り替えて潔く海から上がるみ〜ちんであった。

今日は海に浸かった時間が50分。ポイント往復の20分を差し引くと、実質30分しか魚突きをしてない計算。気合と根性でもう少しなんとかならなかったのかなぁ。。。
しかも結果は初の坊主。まぁ仕方ないか。こんな日もあるさ。だから自然と向き合う魚突きは余計に楽しいんだろう。

※その後一人で水族館へと向かいました。一人の水族館は寂しいです。でも平日の水族館は時間と他人目を気にせず何周でも回れて最高に楽しいです。
しかし、ここで一つ。潜った直後に行く水族館は、反省と後悔の宝庫です。突けなかったイシダイがガラス1枚向こうにあんなにもたくさん・・・。逃げられたチヌ、スズキが悠々と・・・。あ、キジハタ!探せば居たのかなぁ・・・?素直に魚を見て喜べないのが現状です(涙)。




天候 曇りのち雨
『本日の突果』



見事な坊主でした・・・。



透明度 7m
潜水時間 9:15〜10:15
中潮 満潮9:45
表面水温 21.6℃
最大水深 8.9m(21.9℃)
場所 島根県某所
突果  ―――





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